世界でも指折りの人気観光地のひとつ 。
スペイン・グラナダにある世界文化遺産、アルハンブラ宮殿（Alhambra）。
日中は観光客の喧騒で満たされた宮殿。
夜はどうなっているのか？
夜の徘徊シリーズ アルハンブラ宮殿編です。
ナスル宮殿前から望むアルバイシン地区とマジックアワー
まずはナスル宮殿の前から、アルバイシン地区とマジックアワーの空をとらえてみましょう。
北東の方角に、サクロモンテ洞窟博物館（Abadía del Sacromonte）。
アルバイシン地区の坂の上にある、サンニコラス教会の展望台（Mirador de San Nícolas）。
一般的には、「サンニコラス広場展望台からアルハンブラ宮殿を望む」のが王道です。
それの証左となるがごとく、サンニコラス広場の前にはアルハンブラ宮殿を背景に記念撮影をする人々の姿が見えます。
マジックアワーの空を映す、ナスル宮殿の窓。
夜の帳が降りてきました。
アルハンブラ宮殿の歴史の中で最も古い要塞、アルカサバ。
夜のアルハンブラ宮殿を徘徊する
今回はアルハンブラ宮殿を囲う城壁内にあるホテル、パラドール デ グラナダに宿泊しました。
一度ホテルでひと休み、夕食抜きで深夜のアルハンブラ宮殿を散策します。
深夜0時、アルハンブラ。
まずはホテルの庭園からから狙う、ヘネラリフェ（Generalife）。
サンタマリア教会（Iglesia de Santa Maria de la Alhambra）。
日中は多数の人で賑わう葡萄酒の門（Puerta del Vino）。
幾何学模様の美しい装飾と、馬蹄形のアーチ。
闇夜に浮かぶ、要塞アルカサバ（Alcazaba）。
ケブラーダの塔（Torre Quebrada）とオメナッヘの塔（Torre del Homenaje）。
さすがにこの時間帯にアルハンブラ宮殿内をうろついているのは、警備員以外にいません…。
いえ、他にもいます。ニャルソック。
アルハンブラ宮殿には多数の猫が住み着いており、日中出会った猫たちがウロウロとされていました。
夜の猫の写真も撮影したいところですが、俊敏な猫を暗がりで撮影するのは難しい。
できるだけシャッター速度を遅くしたい、しかしISO感度は上げたくない。
なんてことを考えていたら、ホルスタイン柄の猫ちゃんが、葡萄酒の門の隅でポーズを決めてくれました。
どうやら気を遣っていただいたようです。
素敵な一枚をどうもありがとうございました。Muchas gracias.
カルロス5世宮殿（Palacio de Carlos V）。
車両の門（Pilar de Carlos V）。
裁きの門（Justice Gate）。
三脚を立てながらの撮影・移動。
気づいた時には2時間経過、時計の針は深夜2時を回っていました。
予約は3ヶ月前推奨、当日券は早朝に3時間並んでチケットを買えるか否か…というほどの賑わいを見せる、アルハンブラ宮殿。
さすがに深夜ともなると人はおらず、オンライン上にもあまり掲載されていないような絵が撮影できたのではないかと思います。
パラドール デ グラナダの客室までふらふらと戻り、倒れるように眠りにつきました。
