名古屋の熱田神宮(Atsuta Jingu Shrine)。
日本神話における三種の神器のひとつ草薙剣(Kusanagi sword)をご神体とする神社です。
熱田神宮 Atsuta Jingu Shrine, Nagoya
日本神話の三種の神器のひとつ「草薙神剣」をご神体として祀る、熱田神宮(Atsuta Jingu Shrine)。
草薙神剣は、天叢雲剣(Ame no Murakumo no Tsurugi)とも呼ばれ、素戔嗚尊(Susanoo no Mikoto)が出雲國簸の川上にて八岐大蛇を退治した際、大蛇の尾から取り出したもの。
大蛇から剣を取り出した素戔嗚尊は、姉である天照大神(Amaterasu Oomikami)に剣を献上。
瓊瓊杵尊(Ninigi no Mikoto)降臨の際には三種の神器(八咫鏡・八尺瓊勾玉・天叢雲剣)のひとつとして天照大神から瓊瓊杵尊に手渡されます。
第12代景行天皇(Emperor Keikou)の子 日本武尊(Yamatotakeru no Mikoto)が伊吹山にて山の神に倒された後、妻の宮簀媛命(Miyazuhime no Mikoto)が剣を熱田に祀りました。
境内外には別宮1社(八剣宮)、摂社12社、末社51社が祀られています。
手水舎 Chozusha
本宮 Hongu(Main Shrine)
神明造の本宮(Main Shrine)。
10本の鰹木が存在感を放っています。
本宮は1945年6月9日の熱田空襲により米軍機から爆撃を受け、焼失。
現在の本宮は1955年に再建されたもの。
土用殿 Doyouden
宝庫造(Houko-dukuri)の土用殿(Doyouden)。
明治26年(1893年)に本殿が改造されるまでは、土用殿の中に草薙神剣が祀られていたのだとか。
本宮の東側にある「こころの小径」の緑の中に、ひっそりと佇みます。
清水社 Shimizusha
土用殿の北側の低くなった場所に湧き水が出る、お清水(Oshimizu)。
湧き水から頭を出した石に「3回」水をかけると、願い事が叶うという。
この石は「享禄の古図(1529年頃)」に描かれている楊貴妃の石塔の一部という説があるそう。
(蓬莱伝説の「熱田大神が中国に渡り楊貴妃になった」という話は諸説のひとつ)
信長塀 Nobunaga Walls
信長塀(Oda Nobunaga-Bei Walls)。
織田信長が桶狭間の戦い(1560年)で今川軍に勝利したことから勝利の御礼に奉納した瓦葺きの土塀。
西楽所 Nishi Gakusho
西楽所(Nishi Gakusho)。
徳川五代将軍綱吉(Tokugawa Tsunayoshi)に再建。
神楽殿 Kaguraden
大楠 Giant Camphor Tree
弘法大師(空海、Kuukai)が植えたとされる巨木、大楠(Giant Camphor Tree)。
樹齢は千年を超える。
二十五丁橋 Nijugocho Bashi Bridge
名古屋で最古の石橋と言われる、二十五丁橋(Nijugocho Bashi Bridge)。
宮きしめん Miya Kishimen
名古屋旅行で食べるべき料理のひとつ、きしめん。
手前が「宮きしめん(Miya Kishimen)、奥が「白えび入り かき揚げ きしめん(Shiroebi Kakiage Kishimen)」。
熱田神宮の場所・行き方・アクセス
「名鉄神宮前駅(Meitetsu Jingu-mae)」下車、徒歩3分。
「名古屋駅」から名鉄名古屋本線に乗り5〜7分。
「中部国際空港」から名鉄常滑線に乗り20分。