イングランドのコッツウォルズ(Cotswolds)。
コッツウォルズに点在する村には、蜂蜜色のライムストーン(石灰石)で造られた家が建ち並び、古き英国の面影が色濃く残されています。
コッツウォルズ Cotswolds
ロンドンから北西約120kmの位置にあるコッツウォルズ。
牧草地や農地が広がる風景を抜けると、絵葉書のような蜂蜜色の世界が待っています。
コッツウォルズの代表的な村にマークを付けました。
今回訪れた村は赤いポイントの村です。
バーフォード(Burford)、バイブリー(Bibury )、ボートン=オン=ザ=ウォーター(Bourton-on-the Water)。
バーフォード Burford
初めを訪れた街はバーフォード(Burford)。
町の中心には南北に一本道幅の広い道路があり、左右には「はちみつ色」のライムストーンの外壁が印象的なホテルや飲食店、お土産屋さんが建ち並びます。
屋根が葺かれた出窓。
歩道に面していて、町並みのアクセントになっていました。
町の中心の道路から一本路地に足を踏み入れると、住宅街に。
町の北西部にある英国国教会のバーフォード教会。
バイブリー Bibury
芸術家のウィリアム・モリス(1834-1896)が「イングランドで最も美しい村」と呼んだ村、バイブリー(Bibury)。
雑草が生い茂る沼の向こう側に、家並みが並びます。
苔がへばりついた急こう配の屋根、燻んだ煙突が何とも愛らしい。
14世紀に建築されたアーリントン ロウ(Arlington Row)です。
500年以上の歴史がある建物の中に実際に暮らしているということに驚きます。
村の中心には、全22室のスワンホテルがあります。
ボートン=オン=ザ=ウォーター Bourton-on-the-Water
ボートン=オン=ザ=ウォーター(Bourton-on-the-Water)はコッツウォルズのヴェニス(ヴェネツィア)ともいわれる水辺の町。
はちみつ色のライムストーン(石灰石)が素敵な路地を抜けて、ボートン=オン=ザ=ウォーターの町に向かいます。
町の中心に川が流れるボートン=オン=ザ=ウォーター。
川(リバー ウィンラッシュ)の水面と地上の高低差が十数センチしかないということに驚きます。
もし柵や堤防を作ってしまえば、まったく別世界になってしまうでしょう。
ローズ ツリー Rose Tree Restaurant
川に面したレストラン「ローズ・ツリー(Rose Tree Restaurant)」。
海老とアボカドのサラダ。
イギリス名物の「Steak and kidney pie」。
ワインで煮た腎臓が入ったパイです。
クセがあるので好みが分かれるメニューですが、こちらのお店のパイは美味しかったです。
ロンドンからコッツウォルズへの行き方・アクセス
鉄道の場合、ロンドンのパディントン駅(Paddington Station)からモートン=イン=マーシュ(Moreton in Marsh)駅まで約1時間45分(Great Western Railway)。
モートン=イン=マーシュはコッツウォルズ北エリアの起点です。
コッツウォルズの村間の移動手段はバス。
コッツウォルズ周辺の鉄道とバスの移動を含む一日券「Cotswolds Discoverer One Day Pass」があります。
www.cotswoldsaonb.org.uk/visiting-and-exploring/cotswolds-train-station/discoverer-one-day-pass/