スペイン セビージャ近郊の町カルモナ(Carmona)。
空に向かって高く伸びる白い外壁の旧市街を抜けると、丘の上のパラドールホテルから乾いた大地に黄色い花を咲かせるヒマワリ畑が見えます。
カルモナのヒマワリ畑の見頃は6月~7月。
今回訪れたのは5月下旬です。
黄色を敷きつめるほどの満開とまではいきませんが、黄色い花を咲かせているのが丘の上からも分かります。
カルモナ旧市街の北側にある門「Puerta de Córdoba」をくぐり、町の外へ。
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カルモナのヒマワリ畑を目指す
町の外から見るPuerta de Córdoba。
丘の下、遥か遠くに見える向日葵と思しき黄色を目指して。
坂道をひたすら下ります。
目視でチェックしたのみ。あとは勘です!
万が一に備え、ペットボトルのミネラルウォーターを2リットル分確保してあります。
道中はこの乾燥しきった地域でも根を張って生きる植物を見ることができました。
例えばサボテン。
地面の土は地割れが起きたかのようにヒビが入り水分ゼロ。
ヒマワリ畑が目的地ではありますが、この暑さと乾燥に耐えながら生きる植物の姿を眺めながら歩くのもよいでしょう。
植物だけではなく、山羊、馬、ロバの姿も見ることができました。
夏場は木陰に隠れていないと干からびてしまいそうです。
カルモナのヒマワリ畑
Puerta de Córdobaの門を出発してから実測で約45分。
ヒマワリ畑に到着。
シーズンではないためか?それともこの暑さと乾燥にやられてしまったのか?
その顔をまっすぐ向けてくれるヒマワリはほとんどありません。
しかし、その中にも「撮って!」と言わんばかりの元気なヒマワリがあり、写真の主役にさせていただきました。
今回はパラドール デ カルモナに宿泊していたので徒歩で来ましたが、時間がない場合やヒマワリの写真だけを撮りたい場合にはタクシーを使った方がよいかもしれません。
現地のサイトをチェックしたところ、カルモナのヒマワリを見るためにタクシーで来る日本人が増えているそうです。
「日本人がカルモナを訪れ、タクシーを借りて黄色の海を歩き回り自撮りをするように動機付けているのは何なのか?」とさえ書かれており、地元の方にとってはよく分からない行動のようです。
今回撮影した地点は上記マップの中央(花マーク)。
タクシーで向かう場合、こちらのポイントまで直接来ることはできないのでご注意ください。
カルモナに限らず、スペインの南部は高温低湿。
汗はあまりかきませんが、適宜水分補給をしておかないと大変なことになり兼ねません。
町の広場で500mlのミネラルウォーターが1本€0.5前後で売っているので、予め何本か入手しておくとよいと思います。
帰りも同じ道を戻り、45分ぐらいかかりました。