オーストリアの世界遺産ハルシュタット 。
オーストリアでも随一の観光地のため、ハルシュタット湖沿いの道は観光客で賑わっています。
今回はハルシュタットに三泊という、比較的ゆったりめの旅程。
できることなら、観光客が少ない路地を散策してみたい…と思っていたところ、ちょうどよい感じの通りを見つけました。
Doktor-Friedrich-Morton-Weg

写真はハルシュタット湖沿いのゼー通り(Seestraße)。
道が整備されており、東側はハルシュタット湖に面し、西側にはお土産屋さんや軽食のお店が並びます。

ゼー通りを歩いていたところ、横に脇道を見つけました。
ゆるやかな上り坂を上った先にどんな風景があるのか?
住民の方だけでなく誰でも歩ける通りではあるのですが、見るからに人の気配が少なそうです。
こちらは、ゼー通りの裏手にあるドクトル フリードリッヒ モルトン通り(Doktor-Friedrich-Morton-Weg)。
後で調べてみると、洞窟探検家で旅行作家だったハルシュタットの偉人から名付けられたのだとか。






湖沿いの賑やかな声も、一本裏の通りに入るだけで随分と静かになります。



ふと脇から猫がこちらに近寄ってきたので、写真撮影を楽しもうと思ったら、散歩中の大きな犬に吠えられて、薮の奥に行ってしまいました…。


フリードリッヒ モルトン通りは、建物の屋根がちょうど視界に入る高さ。
そのため、あたり一面にハルシュタット湖を望めるわけではありません。
ただ、人通りが少ないので、写真を撮りながらゆっくり散策するのにぴったりです。


マルクト広場をはじめ、ハルシュタットの町を歩いていると泉をよく見かけます。










ゼー通りに猫の姿が見えたので、階段を降りて一度下へ。
この猫はゼー通り周辺をテリトリーにしているようで、別の日にも同じ場所で見かけました。







屋根と雨樋が木製の家。



マルクト広場の近く、左手に赤い壁の家が見えます。
ハルシュタットの町の多くが焼けてしまったハルシュタットの大火(1750年)。
この火事の悲惨さを忘れないようにするため、「火事の被害を受けた両端の家」の壁を赤くしているそうです。
南端はDoktor-Friedrich-Morton-Wegの26番。
北端はカトリック教会の北にある65番の家です。

町の中心部に戻る頃には徐々に日が暮れてきました。
ハルシュタット湖名物のライナンケを食べに、ホテルへ向かいます。

ゼーホテル グリューナー バウム ハルシュタット宿泊記|Seehotel Grüner Baum

ゼーヴィルト ツァウナー ハルシュタット宿泊記|Seewirt Zauner



