ハワイアン航空(Hawaiian Airlines)の羽田→ホノルル線、および2016年10月に再就航した羽田→コナ線のエクストラコンフォートクラス(Extra Comfort)に搭乗しました。
ハワイアン航空の2路線(羽田→ホノルル、コナ→羽田)エクストラコンフォートの搭乗記です。
ハワイアン航空 チェックイン
今回搭乗する便は、羽田→ホノルル間がHA458便、コナ→羽田間がHA851便。機材は共にエアバス330です。
ハワイアン航空 エクストラコンフォートクラス
ハワイアン航空のエクストラコンフォートクラス(Extra Comfort)は、日系航空会社のプレミアムエコノミークラスとほぼ同等のクラスとなります。アメリカの航空会社でプレエコと同等のクラスのサービスが始まったのは割と近年のことのようですが、プレエコと言わないところが最もアメリカらしい。羽田ーハワイ州間の路線では、片道125USドルでエクストラコンフォートにアップグレードできます。
すでにエコノミークラスでチケットを購入した場合でも、公式サイトの「旅行プラン」をクリックし、
- 予約者の姓
- 予約番号/eチケット番号
を入力しログイン。空席があればエクストラコンフォートにアップグレードできます。
エクストラコンフォートのシート
エクストラコンフォートはエコノミークラスよりもシートピッチが約12.7cm広く、計約91.44cmとなります。羽田→ホノルルは6時間50分、コナ→羽田は10時間15分の長時間フライトとなるため、このシートピッチ差は身体への負担が大きく変わります。シートの横幅はエコノミークラスと同じです。
その他、優先搭乗サービス、パーソナルコンセント、アメニティあり。プレエコ・エコノミー問わずモニターにUSBプラグもあるので、USBの充電ケーブルを持って来ればそちらから充電も可能です。
地味にありがたいのは、プレエコの前方にビジネスクラスがあるため到着後にビジネスクラスの出口を利用できること!ハワイに限らずですが、アメリカの入国審査は1人1人に時間をかけて行うため自然と行列が長くなります。早めに飛行機を降りられるのはメリットのひとつ。
さらに、今回の場合はホノルルからコナ行きの国内線乗り換えがあります(ホノルル国際空港到着後、入国審査→預けた手荷物を受け取り→国内線手荷物預け入れ→搭乗)。
国内線HA258便(ホノルル→コナ)への乗り換え時間は2時間44分。仮に羽田→ホノルルがエコノミーの最後部座席だった場合、入国審査に時間がかかり国内線乗り換えに間に合わなかったかもしれません。
エクストラコンフォートのアメニティキット
エクストラコンフォートのアメニティは、お花の絵が描かれたポーチ。木彫りでできたハワイアンエアラインロゴが可愛い!中には、ボディクリーム、リップクリーム、化粧水、ボールペン、木製のくし、耳栓、アイマスク、ポケットティシュー、歯ブラシセット、イヤホンが同封されています。
羽田→ホノルル路線、コナ→羽田路線ともに同じアメニティキットでした。
機内食
エクストラコンフォートの機内食はエコノミークラスと同じ内容です。機内食は1種類のみなので選択不可。
羽田→ホノルル(HA458便)
羽田→ホノルル路線HA458便の夕食は、和風ソースのハンバーグ&目玉焼きにサラダとクッキーです。日本を出発した便の和食機内食は美味しいイメージがあるのですが、普通の味でした。
ビールはマウイ島のビキニ ブロンド ラガーをチョイス。ひと足早く、ハワイ気分を楽しめます!Aloha!
到着前の朝食は袋にパッキングされていました。クロワッサン、かぼちゃのマフィン、みかん、ヨーグルト。ドリンクはパッションオレンジ グアバを選んでみました。
コナ→羽田(HA851便)
コナ→羽田(HA851便)では、出発直後にドリンクのサービス。
夕食はてりやきチキンと春雨サラダ、クッキー。
到着前の食事はサンドウィッチ2つに、マカダミアナッツチョコレートのHawaiian Host(ハワイアンホースト)。今回の旅の機内食、チョコレートが一番美味しかったです。
ハワイアン航空 窓側座席の景色
ハワイアン航空の窓側座席から見える素晴らしい景色(ホノルル→コナ間HA258便の写真も含む)をご紹介します。これから座席のご予約をされる方は座席指定の参考にしてみてください。
ハワイ島で最も高いマウナケア山(Mauna Kea)。山裾が長いため一見高い山に見えませんが標高は4,207mです。マウナケア山頂には12月に降り積もった雪が残っているのが見えます。
ハワイ島には標高4,169mマウナロア山(Mauna Loa)もあります。北東側から吹いてきた貿易風がマウナケアとマウナロアの二つの山で遮られ、東の町ヒロは年中雨ばかり。対して西のリゾート地コナは快晴が多いというわけです。
ハワイ島の北西にあるマウイ島。元は2つの島に分かれていましたが、ハレアカラ火山の噴火により1つの島となりました。
コナ→羽田間(HA851便)で遠くに見えたオアフ島、ホノルルです。ワイキキの町やホノルル国際空港の滑走路が微かに見えます。
その他
日本人搭乗客が多いハワイアン航空では、日本語の機内誌Hana Hou!が各座席に用意されています。
後方のハワイアン航空路線図を見て興味深いのが、ハワイ島コナ空港から就航しているハワイアン航空の国際線は「東京(羽田・成田)のみ」という点です。上記写真でハワイ島コナ空港から伸びている黄色い線は東京(羽田・成田)につながっています。ハワイの高い物価・太平洋の真ん中という立地を考えると、昔も今も日本人を呼び込みやすいリゾートであるといえます。
コナ空港のターミナルでモニターを見たところ、他の海外の都市からはアラスカ航空が就航していました。
ハワイアン航空の機内には他社とは違う面白い発見がいくつかありました。搭乗〜出発までの間には陽気なハワイの音楽がかかっていたり、非常口の案内ビデオも他社のつまらない(失礼!)動画とは違い見せる工夫を凝らしていたり、到着直前にはハワイのプチ情報が次々とモニターに表示されます。
プチ情報の中でも「世界で一番大きい都市ホノルル」の豆知識はなかなか面白かったです。ハワイの空港到着前、機内エンターテイメントが動かせなくなった後は、窓の外の景色を眺めつつモニターもじっくり見てみてください。
感想・総評
ハワイアン航空のエクストラコンフォートは、羽田からオアフ島まで7時間・コナから羽田まで10時間という所要時間および片道US125ドルという料金を考えれば、十二分に満足できる快適さでした。片道だけのアップグレードも可能なので、往復どちらかをエクストラコンフォートにするというのもいいかもしれません。
次にハワイを訪れる際には、マウイ島、カウアイ島などの離島にも訪れてみたいです。その際、ハワイアン航空には再び国内線に搭乗する機会があると思います。