ライカ(Leica)のオールドレンズ、50mm F3.5 赤エルマー ダイヤモンドマーク(Leica 50mm F3.5 Red elmar with diamond mark)で撮影した写真を掲載しています。
Leica 50mm F3.5 Red elmar with diamond mark
エルマー5cmF3.5(1930年発売) – Lマウントライカを代表する標準レンズ。3群4枚。アタッチメントはφ19mmねじ込み、またはφ36mmカブセ。沈胴式で非常にコンパクトになる。当初はゲルツの硝子を使用した製品を「旧エルマー」。ショット製ガラスに切り替わってからは「新エルマー」、被写界深度目盛りが赤に塗られている製品を「赤エルマー」と俗称する。
ライカのオールドレンズ、50mm F3.5 赤エルマー ダイヤモンドマーク(Leica 50mm F3.5 Red elmar with diamond mark)。
被写界深度のメモリが「赤色」で、被写界深度指標のマークが「ダイヤモンド型」。
こちらのモデルが「赤エルマー ダイヤモンドマーク」と呼ばれる所以で、ライカのエルマーの中でも希少性が高い。
Leica 50mm F3.5 Red elmar|Amazon.co.jp
Leica 50mm F3.5 Red elmar|Rakuten.co.jp
レンズの絞りリングにシリアルナンバーが記載されています。
こちらのレンズの刻印は「1047968」。
1952年に製造されたレンズのようです。
ライカのレンズの製造年は、下記サイトで確認できます。
www.l-camera-forum.com/leica-wiki.en/index.php/Serial_Number_Links_for_Leica_Cameras_and_Lenses
赤エルマーは沈胴式レンズ。
沈胴式レンズをミラーレス一眼に装着する場合は、大前提として「絶対に沈ませてはならない」。
ミラーレス一眼で沈ませると、イメージセンサーを傷つける恐れがあります。
今回はソニーミラーレス一眼「α7Riii」にK&F Conceptのレンズマウントアダプター「KF-39E」を装着しました。
K&F Concept レンズマウントアダプター KF-39E(ライカLマウントレンズ → ソニーEマウント変換)|Amazon.co.jp
上記の組み合わせで実際に沈ませてみたところイメージセンサーにはぶつかりませんでしたが、念には念を。
「絶対に沈ませてはならない」
製造年:1952年
焦点距離:50mm
絞り値:F3.5-F22
レンズ構成:3群4枚
最短撮影距離:1.0m
フィルター径:39mm
絞り羽根:16枚
重量:220g
以下、撮影機材はすべてソニーのα7Riii。
撮って出しではなく、現像しています。
Leica 50mm F3.5 Red elmar with diamond markで撮影した作例
周辺減光により、中心部が引き締まる。
逆光時のフレアやゴーストの出方は、ファインダーを通しながらも少しぎこちない印象を覚えます。
ヘリオス44-2が極端に方向性を示してくれるとすれば、ライカのエルマーは柔らかな印象。
その他、オールドレンズの記事はこちら。
ヘリオス44-2(Helios44-2 58mm F2.0)|オールドレンズ