過去に幾度と足を運んでいる台湾南部の古都、台南。
清朝時代や日本統治時代に建築された古い古跡や廟が多数遺る町を、「ひとつのテーマ」を決めて撮影してみたい。
今回は台南府城の西部に位置していた歴史ある通り、神農街(Shennong Street)を訪問。
オールドレンズ「Helios44-2 58mm F2.0」一本、「ほぼ撮って出し」で切り取ります。
機材はソニーα7Riii。
Raw現像時に調整した数値は、露光のみ。
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オールドレンズ Helios44-2で切り取る台南 神農街
昼 Daytime
海安路側(東側)の神農街の入り口。
神農街と一本南側にある通りを結ぶ、狭い路地。
外壁のモルタルの一部が剥がれ落ち、台南らしい赤レンガが露出しているさまも何とも味わい深い。
以前はこの路地には神農街の提灯はなかったと記憶していますが…、新たに追加されたようです。
日本統治時代に伝わった格子「鉄窓花」。
神農街に限らず、台南の歴史ある通りを歩いていれば頻繁に見かけます。
職人さんたちが作り上げた鉄窓花の意匠・デザインは豊富。
経年変化による錆び具合も異なることから、遭遇する鉄窓花それぞれに表情があって面白い。
清朝時代に作られた廟、薬王廟。
廟の隣の建物には背の高いガジュマルが建物に絡みつくように天に伸びています。
夜 Nighttime
夜の帳が下りた後、再び神農街へ。
日中よりも、ランタンに明かりが灯る夜間の方が人通りが多くなります。
雑貨屋さんの奥に展示されていた鉄窓花。
富士山の図柄が描かれており、とてもユニーク。