北海道旧本庁舎(赤れんが庁舎)の目の前に位置する、ソラリア西鉄ホテル札幌(Solaria Nishitetsu Hotel Sapporo)の宿泊記です。
ソラリア西鉄ホテル札幌 Solaria Nishitetsu Hotel Sapporo
国の重要文化財である北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)の敷地を眼前に捉える、ソラリア西鉄ホテル札幌(Solaria Nishitetsu Hotel Sapporo)に宿泊しました。
ソラリア西鉄ホテルは、福岡を基盤とする西日本鉄道グループの西鉄ホテルズが展開するホテルチェーンです。
JR札幌駅南口から徒歩約5分、地下鉄さっぽろ駅から徒歩約2分の立地。
ホテルから最寄りの地下出口までは徒歩約2分、かつエレベーター(チカホ さっぽろ駅連絡口前のエレベーター)があるので、地下通路経由での移動にも便利です。
立地については、利便性・眺望共にパーフェクトと言えるでしょう。
落ち着いて過ごせる、ゆったりとしたロビー。
北海道内のランドスケープ・景勝地を表現した木彫りのアート作品が並んでいます。
総客室数は312室。
客室階は5F〜14Fです。
道庁側スタンダードツインルーム Standard Twin Room
宿泊する客室は、道庁側スタンダードツインルーム(Standard Twin Room)。
「北海道らしいホテル」をコンセプトにした客室には、アクセントカラーに札幌景観色を採用しています。
ツインルームは楡(#76A384)。
広さは26㎡です。
ベッドルーム
街中のスタイリッシュなホテルらしく、クローゼットやミニバー周りはスケルトンになっており、客室を広く見せる工夫がなされています。
客室内に輪郭を生み出すのは、ヘッドボードと天井部の柔らかな間接照明。
廻り縁のダークカラーは引き締まった印象を与えます。
窓際にあるモノクロのアートパネルが示すのは、南側に広がる借景との連続性。
特に西陽が客室に差し込む時間帯は、梢の向こうから太陽の光が差し込んでいるかのようにも錯覚します。
窓際には丸テーブルとソファが二脚。
客室内にワークデスクはありません。
13Fの南向き客室からの眺望です。
眼下には北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)の敷地、その向こうに藻岩山、奥には支笏洞爺国立公園の恵庭岳を望みます。
初夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色を堪能できます。
ミネラルウォーターは北海道大雪山ゆきのみず。
ドリップコーヒーと煎茶のティーバッグが2つずつ。
ルームウェアはセパレートタイプ。
さらっとした着心地です。
セキュリティボックスはクローゼットの下に。
バスルーム
独立型の洗面台。
背面のタイルと丸型の鏡がスタイリッシュ。
アメニティ
アメニティについては、洗面化粧台に備え付けアメニティのほか、希望の場合はフロントでスキンケアセット(クレンジング・洗顔・化粧水・乳液)をいただけます。
バスルームに備え付けのバスアメニティは、プロヴァンシア。
香水の里として知られる南フランスのグラースで調香したエッセンシャルオイルを使用。
シャンプー・コンディショナーの香りはラベンダー、ボディソープはアーモンドです。
特徴的な香りではあるものの、尖りすぎていないため万人受けしそうです。
朝食 Breakfast
ビュッフェ形式の朝食。
鱒いくら・ほたて・甘エビ・サーモンを使った海鮮丼、スープカレー、ジンギスカン、ザンギなどの北海道メニューをいただけます。
ライブキッチンのホワイトフレンチトースト。
生クリームとピスタチオの味わい。
日替わりスープは、がたたん。
きのこ、野菜がたっぷり入った北海道芦別市発祥の田舎料理です。
海鮮丼コーナーでは一風変わった面白い試みが行われていました。
一般的な「白米・醤油・わさび」のスタンダードな組み合わせのほか、「洋風酢飯(ホワイトバルサミコ酢・オリーブオイル)・エシャロット・赤ワインビネガー」の組み合わせで「洋風海鮮丼」も作ることができます。
さらにプラスで、北海道産山わさびも加えてみましょう。
北海道広しと言えども、朝食ビュッフェで洋風海鮮丼を作れるホテルは珍しいのではないでしょうか。
いつもとは違う角度から楽しむ海鮮丼も、このホテルならではの体験です。
2F ラウンジ ソルヴェール
朝食会場でもある2Fのソルヴェール(Solvert)は、「チェックイン時刻からバーが営業開始するまでの時間帯」に限りコーヒー・お茶をいただけるラウンジになります。
季節は12月終盤、夕暮れの時間帯に絶え間なく雪が降りしきる。
真っ白な北海道庁旧本庁舎の敷地を眺めながら、暖かい室内でいただく一杯のコーヒーは、格別です。
その他館内施設
B1には広々とした大浴場があり、旅の疲れを癒してくれます。
温度設定の異なる内風呂が2つ、外風呂が1つ。
B1にはその他にも、フィットネスジム、洗濯乾燥機、自動販売機があります。
ソラリア西鉄ホテル札幌の場所・行き方・アクセス
JR札幌駅南口から徒歩約5分。
札幌市営地下鉄「さっぽろ駅」10番出口・チカホ北端のエレベーター出口から徒歩約2分。
感想・総評
JR札幌駅・地下鉄さっぽろ駅を利用でき、地下通路へのアクセスも良いため、観光にもビジネスにも便利な立地です。
札幌市内のホテルの中では、随一の眺望。
北海道庁旧本庁舎越しに藻岩山、恵庭岳を望めるホテルは、ソラリア西鉄ホテル札幌以外にないでしょう。
ロビーには北海道の景勝地を表現したアート作品、客室にはアクセントカラーに札幌景観色を採用。
館内の中でも北海道らしさが十分に感じられる点も良いです。
今回は道庁ビューのエルムカラーがアクセントの客室に宿泊。
他にも、蝦夷リスカラー(#AB836A)がアクセントのお部屋や、ロッジ風のお部屋も気になります。
住所:〒060-0004 北海道札幌市中央区北4条西5丁目1-2
電話番号:011-208-5555
チェックイン:15:00〜
チェックアウト:〜11:00