グリンデルワルト駅の近くに建つ歴史ある「ホテル クロイツ & ポスト グリンデルヴァルト(Hotel Kreuz and Post)」の宿泊記です。
ホテル クロイツ & ポスト グリンデルヴァルト Derby Hotel Grindelwald
ホテル クロイツ & ポスト グリンデルヴァルト(Hotel Kreuz and Post)はSBBグリンデルワルト駅のバスロータリー前にある、歴史あるホテル。
公式サイトの記述によると、ホテルの開業は1899年。
1893年にヴェンゲルンアルプ鉄道路線「ラウターブルンネン〜クライネシャイデック〜グリンデルワルト」が開通したことにより、ここグリンデルワルトにも観光客が訪れるようになりました。
ホテル名称とホテルロゴマークの由来はホテル開業前に建っていた郵便局から。
郵便物を運ぶ馬車(Horse Coaches)が到着した際に鐘を鳴らすことから、ロゴマークにベルの図柄が入っているそうです。
ホテル クロイツ & ポストの建物は増改築を繰り返しているためか、西側と東側の建物の床面の高さが異なります。
ヨーロッパの古いホテルではよく見かける光景ですが、西側と東側の建物が同じフロアでも小さな階段を使って移動するのが何とも冒険心をくすぐります。
グリンデルワルトの他のホテル同様、グリンデルワルトのバス無料券をいただけます。
ダブルルーム アイガービュー Double Room Eiger View
今回宿泊した客室は広さ28㎡のダブルルーム アイガービュー(Double Room Eiger View)。
質感のある青色のベッドスローと、フルールドリスの絵柄が入った絨毯が鮮やかです。
壁には縦横の枠と一部には珪藻土が塗られていて凹凸があり、照明に照らされることで陰影に強弱が付き、その輪郭が浮かびあがります。
暖かみがあり、とても素敵な雰囲気をつくりだしています。
ベッドルーム
ベッドサイドの陰影はヨーロッパの歴史あるホテルならではの雰囲気。
窓際にはクラシックな流線美の机と椅子があります。
デスク周りは照明がないため夜間はやや暗めです。
手荷物を置くスペースの表面にも床面と同じフルールドリスの絨毯があてがわられ、細かい部分にもこだわりを感じられます。
冷蔵庫の中のミネラルウォーターは有料で、300mlでCHF5.00。
営業時間内であれば、東側のスーパーマーケットか駅前のキオスクで500ml1本CHF1.50ぐらいで購入するのがおすすめです。
インターラーケンのビールRugen Brauのロゴマークが可愛いグラス。
Rugen Brauのお値段も水と同様に500mlでCHF5.00です。
バスルーム
アイガービュー
朝ベッドから起き上がって窓辺に向かい、上方を覗き込めば、そこにはアイガーの姿が。
何度、どこから見ても圧巻の光景です。
正面にアイガーを望む。
手前は近郊へ発着するバスロータリー。
バスでグルント(Grund)まで行けばロープウェーでメンリヒェン、ヴェンゲルンアルプ鉄道でクライネシャイデックまでアクセスできます。
左手にアイガー、右手にグリンデルワルト駅。
奥には頂部分だけ日があたり朱く染まるチュッゲンやメンリヒェンの展望台もよく見えます。
朝食
朝食は1F(グラウンドレベルの1つ上の階)のレストランで。
グリンデルワルト産のチーズの種類も豊富です。
Restaurant Kreuz & Post
夕食は0FにあるRestaurant Kreuz & Postでいただきました。
インターラーケンのルーゲンブラウ(Rugen Brau)。
スイスの名物料理「コルドンブルー」をいただきます。
コルドンブルーは仔牛とチーズ・ハムを挟んだカツレツです。
サクサクとした生地の上から丁寧にナイフを入れてみると、中から熱々のチーズが溢れ出します。
オーストリアのシュニッツェルとはまた違う、美味しい料理です。
その他にもスープやグリンデルワルト産チーズを使ったサラダをいただきました。
ホテル クロイツ & ポスト グリンデルヴァルトの場所・行き方・アクセス
SBBグリンデルワルト駅徒歩1分、バスロータリー徒歩1分。
感想・総評
グリンデルワルト駅・バス乗り場前の立地は至便です。
ホテル外観や客室のしつらえも素敵。
また、客室のバルコニーや朝食会場からもアイガービューを楽しめるのが魅力です。
グリンデルワルトの中では高価格帯のホテルとなりますが、金額に見合う満足度の高いホテルだと思います。
グリンデルワルト観光の拠点として最適です。
住所:Dorfstrasse 85, 3818 Grindelwald, Switzerland
電話番号:+41 33 854 54 92
チェックイン:15:00〜00:00
チェックアウト:6:00〜11:00