「九份」とインスタグラムの#やGoogleで画像検索した時に出てくる写真。
映画『千と千尋の神隠し』の「湯婆婆の家」のモデルになったとかそうでないとか噂されている建物を「例のアングルで撮影」するには、九份のどこから撮影すればよいのか?
今回、「九份を代表する写真スポット」での撮影にチャレンジしてみました。
九份といえば…アングルの写真
今回撮影した九份の夜景。
こちらの九份の絶景ポイントからは、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』の舞台になったとも噂されている茶藝館「阿妹茶樓」を正面にし、手前に長い階段、左手に昇平戯院前の広場、左手奥には標高588mの基隆山が見えます。
インスタの人気投稿でもGoogle画像検索でも上位に入っている写真はほぼこの角度からの写真のはず。
こちらの写真の撮影場所は、九份老街の階段の途中にある「海悦楼景観茶坊」です。
海悅樓觀景茶坊
海悦楼茶坊で提供しているのは、台湾茶を含むドリンクと茶菓子。
本格的な台湾茶は人数4名以上から注文可能。
3人以下の場合はティーポットのお茶やコーヒー、ソフトドリンクを注文できます。
公式サイトが見あたらないため、事前予約する場合は「電話予約」となります。
または下記サイトで予約するのもよさそうです。
「冬場の平日」であれば予約なしでも日没の時間帯に入れると思います。
「夏」とりわけ「週末」であれば、事前に予約しておくか、日没よりも前に入店しておいた方がよいかもしれません。
海悦楼観景茶坊の何階か?
海悦楼観景茶坊の建物は4階建て。
店員さんがお店の入り口階を「1階」と言っていたので、この記事でも「お店の入り口を1階」、
「テラス席のある階を2階、3階」と定義します。
お店の入り口がある1階から撮影する場合、建物の前を斜めに走っている「電線」が入ってしまいます。
また、1階からでは「高さがない」ために基隆山や階段のランタンが画角に入らず、インパクトに欠ける印象です。
2階部分
2階部分であれば、テラスの端(上記写真の右端)に三脚を据えて脚を伸ばし、「やや見おろし気味に撮影」するのがよさそうです。
3階部分
最上階の3階部分。
3階の場合、三脚を立てて「上から見おろす感じで撮影」「フェンスの中にレンズを通して正面から撮影」どちらも可能です。
ちなみに、冬場は寒いのでテラスにテーブルはなく、室内で温かいお茶をいただき、写真撮影する時だけテラスに出られます。
今回の撮影機材と設定
今回は冬場(1月)の平日「日没の1時間前」に入店。
階段のランタンの灯りや周りの照明の様子を確認しつつ、レンズにND16フィルターを付けて「3階のテラス」から撮影しました。
撮影機材:ソニーα7RIII
レンズ:FE 16-35mm F2.8 GM SEL1635GM
フィルター:ND16フィルター
設定:16mm、F10、10秒、ISO320
おわりに
この後、観光客がいなくなった夜の九份を撮影してみました。
よろしければ、別記事の「人がいない「夜の九份」を徘徊する」もあわせてどうぞ。
さいごに、こちらのお店、Googleマップで見ると随分とレビュー評価が低いのですが、正直ちょっと気の毒です。
目の前の建物が突如「ジブリ映画の舞台」と噂されたために、お店の入り口には「店に入るわけでもない冷やかし客」が常時押し寄せ、写真だけ撮影してはお店に入らずに行ってしまう。
混雑がピークとなる「17時〜19時の時間帯」はお店の前にバリケードを張らねば対応できない程にお店の前に人が溢れます。
これではお店も商売あがったりですので、お店の前にバリケードを張る。
すると今度はバリケードが原因のために口コミで低評価にされてしまうという…。
店主の方は日本語も堪能で、店内でお茶を楽しんだ後にお店の方の手が空いていれば、記念写真も撮影してくれます。
九份を訪れる予定の方は、どうかお店の方の気持ちを少し配慮されたうえで、写真撮影、そして九份の素敵な思い出を残していただければと願います。