ザ プリンスギャラリー 東京紀尾井町(The Prince Gallery Tokyo Kioicho, a Luxury Collection)のホテル宿泊記です。
ザ プリンスギャラリー 東京紀尾井町 The Prince Gallery Tokyo Kioicho
紀伊徳川家、尾張徳川家、彦根井伊家の頭文字を繋げて紀尾井町。
江戸時代の紀伊和歌山藩徳川家屋敷跡、グランドプリンスホテル赤坂の跡地にそびえるタワー、東京ガーデンテラス(Tokyo Garden Terrace)。
その高層階に入るホテル、ザ プリンスギャラリー 東京紀尾井町(The Prince Gallery Tokyo Kioicho, a Luxury Collection)に宿泊しました。
The Prince Galleryは、プリンスホテルグループの最上級ブランド。
かつ、マリオットBonvoy参加ホテルでありホテルブランド「The Luxury Collection」の名を冠しています。
米国雑誌フォーブス トラベルガイド2021にて、5ツ星を獲得。
5ツ星を獲得したホテルは、ザ リッツカールトン東京やパレスホテル東京を含めて10件しかありません。
エレベーターに乗りレセプションのある35Fへ。
エレベーターを降りると目に飛び込むのは、開放的な吹抜けの空間。
その向こうには青色のスカイラインに鎮座する東京タワーが見えます。
ここはBar「Sky Gallery Lounge Levita」。
ザ プリンスギャラリー 東京紀尾井町の顔ともいえる場所です。
両端の波打つようなネオンも、麗しい空間に華を添えています。
右手に進み、レセプションとロビーへ。
ロビーは広々としており、贅沢な空間。
窓の向こうに東京タワーを望みます。
隣の「Sky Gallery Lounge Levita」の様子が見える四連のFIXスリット窓も、遊び心が感じられます。
チェックイン。
マリオットのチタンエリート特典では、無料の朝食、1,000ポイント、お箸のギフトの中から自分でセレクトします。
今回は無料の朝食を選びました。
ザ プリンスギャラリー 東京紀尾井町にはエグゼクティブラウンジがあります。
ただし、The Luxury CollectionではマリオットBonvoyの上級会員特典ラウンジアクセス権がないため、ラウンジを利用する場合はクラブルームの予約が必要となります。
眺望の良い素敵なお部屋にアップグレードしていただけました。
グランドデラックス プレミア キング Grand Deluxe Premier King
宿泊するお部屋はグランドデラックス プレミア キング(Grand Deluxe Premier King)。
客室の広さは62㎡です。
客室に入りルームキーを差し込むと、客室の電気が点灯。
遠くから「窓の自動カーテンが開く音」が聴こえてきます。
ベッドルーム
キングサイズのベッドは客室の中央に。
その周りをぐるっと一周できる回遊型導線になっており、非常に使い勝手が良い間取りです。
ベッドは「シモンズ社製ラグジュアリーコレクション仕様マットレス」というオリジナルのマットレス。
やや柔らかめです。
窓際には柔らかな座り心地のローベッド。
その向こうには皇居、丸の内、東京スカイツリーを一望する絶景が広がっています。
国会議事堂や日本武道館、遠くには筑波山の姿も。
ラグジュアリー感のある革張りのヘッドボードは天井部まで続き、さらには足元の方へL字へオーバーハング。
その上に柔らかな光を拡散するコーブ照明。
ワークデスクの椅子も革張り。
目に入るもの、手に触れるものすべてをひとつひとつ確認したくなるほど。
シェルフの間接照明も奥行の広がりを演出することに一役買っています。
日本の文化や観光地を紹介するタトル出版の書籍の数々は、遠い異国から訪れたゲストの知的好奇心を満たしてくれるでしょう。
葛飾北斎の浮世絵の箱。
中身はリモコン。
美しい夜景。
お部屋の明かりを落とせば…。
サイドテーブルに設置されているiPadでは、照明のコントロールができます。
ミニバー。
ネスプレッソ4カプセルとお茶のティーバッグは無料です。
広々としたラゲッジスペース。
大きなスーツケースを上下に1つずつ広げられます。
ルームウェアはセパレート。
浴衣もあります(こちらの浴衣やコーヒーカップはロビー階のショップで購入できます)。
日本のホテルでは珍しい設備、パスボックス。
ランドリー・インルームダイニングの受け渡しに使えます。
バスルーム
2ボウル備えたワイドスパンの洗面台。
洗面台と床に使用されている人造大理石の大判タイルは、高級感が感じられます。
皇居を一望するビューバス。
TV付きのバスタブで、ゆっくりとくつろげます。
プライバシーを守るカーテンは電動式でスイッチで開閉可。
アメニティ
バスアメニティはByredo社製Le Chemin。
クレンジング、化粧水、乳液のセットの用意もあります。
朝食 Breakfast
朝食は定食形式で、「洋定食(アメリカンブレックファスト)」「和朝食」のいずれかを選択可能。
ビュッフェスタイルではないため、朝から慌ただしいことなく着席してゆっくりできるのはやはり魅力的。
目覚めの一杯と題したジュースをいただき、朝の東京の町を一望しながら料理を待ちます。
アメリカンブレックファストでは卵料理を1つ選びます。
エッグベネディクト、目玉焼き、スクランブルエッグ、オムレツ…と定番の卵料理が並ぶ中、一際異彩を放つオリジナルメニュー「トリュフ入りスクランブルエッグ フォアグラのエスプーマ(Truffle Scramble Egg with Foie Gras Espuma)」を注文。
こちらは和朝食。
和食レストランの蒼天の食材を使用した和定食は、小鉢から煮物まで手が込んだメニューが多数。
釜揚げしらすと青菜お浸し(夏草花)、ズワイ蟹と湯葉豆腐 白胡麻ソース セルフィーユ、生雲丹と鱈子餡掛けの出汁巻き卵、和牛肉どうふ、ズワイ蟹爪、鮭塩焼き、車海老キムチ漬け、マスクメロン…。
洋定食・和定食ともに、味付けも美味しく、盛り付けも綺麗。
クオリティが高く、満足度の高い朝食です。
プール Pool
30FにあるSpa & Fitness Kioi。
プールの他、フィットネス、サウナ付きの温浴施設も同じフロアにあります。
受付にはスタッフさんが常駐。
利用時は申請・検温があるため、安心して利用できます。
フィットネスジム Fitness
フィットネスは大きな窓があり開放的。
東側に皇居と東京スカイツリー、北側には池袋や新宿副都心の高層ビル群を望みます。
ザ プリンスギャラリー 東京紀尾井町の場所・行き方・アクセス
地下鉄銀座線、丸ノ内線赤坂見附駅(赤坂地下歩道D紀尾井町方面口)から徒歩1分
南北線永田町駅(9-a口)直結
半蔵門線永田町駅(7番口)から徒歩2分
有楽町線永田町駅(9-b口)から徒歩1分
麹町駅(麹町口)から徒歩5分
感想・総評
35Fにてエレベーターの扉が開いたと同時に目に飛び込む、吹き抜け空間と東京タワーの夜景はインプレッシブ。
宿泊滞在でなくともバーを訪れるお客さんがいるのもうなずけます。
ロビーから客室に至るまでデザイン・しつらえが素敵。
客室のデイベッド越しに見える皇居&東京スカイツリーの眺望は唯一無二。
ビューバスも良かったです。
朝食の充実度は他の追随を許さないほど素晴らしく、頭一つ抜けています。
住所:〒102-8585 東京都千代田区紀尾井町1-2
電話番号:03-3234-1111
チェックイン:15:00〜
チェックアウト:〜12:00