ローマのフィウミチーノ空港(レオナルドダヴィンチ空港)でのストップオーバー、トランジット、フライトの前泊で便利な空港直結型ホテル、ヒルトンローマエアポート(Hilton Rome Airport)。
今回、ローマでの乗り換え時に宿泊しましたので、ホテル宿泊記として写真を交えてまとめます。
ヒルトンローマエアポート Hilton Rome Airport
ヒルトンローマエアポート(Hilton Rome Airport)は、ローマのフィウミチーノ空港(伊:Aeroporto di Fiumicino)に直結する唯一の空港直結型ホテルです。
空港に直結といっても、チェックインカウンターに隣接しているわけでも、トランジットエリア(制限エリア)でもありません。
トランジットの場合は一度イタリアへ入国し、空港から動く歩道で約10分歩くことになります(ターミナル1、2、3いずれからも徒歩10分程度)。
空港からホテルまでのルートは後述します。
名称の通り、Hilton Honorsロイヤリティプログラム参加ホテル。
レセプションのスタッフは英語が通じるため、チェックイン・チェックアウトもスムーズです。
ダブルルーム Double Room
今回宿泊したお部屋は、ダブルルームです。
お部屋の広さは28㎡。
羽田空港周辺のホテルと比較すると、広めのゆったりとしたプランです。
ベッドルーム
クラシックな雰囲気を漂わせながらも、空港ホテルらしく、シンプル。
壁にはローマの歴史的建造物パンテオンとサンタ マリア イン コスメディアン教会の絵画が飾られています。
窓際の広いスペースにはテーブルがひとつありますが、椅子がないため何に使うこともできません。
複数人で宿泊する場合は、スーツケースを広げるのに便利な空間といえます。
カーテンを開けると、プールが見えます。
プール横にはフィットネスも隣接しており、長時間のフライトでなまった身体を動かすのに丁度よさそう。
バスルーム
広いバスタブ付きのバスルーム。
シャワーは2種類あり、水圧はグッド。
アメニティのシャンプー&コンディショナー&ボディーソープは泡立ちがよく、柑橘系の爽やかな香りも好みでした。
WiFi
WiFiは共用エリア以外有料と認識していましたが、チェックインの際に3日間無料のユーザーIDとパスワードを発行していただけました。
速度は決して速いとはいえませんが、メールやブラウジング程度であれば快適に使えます。
ミニバー
無料のミネラルウォーターのサーブはありません。
ミニバーはもちろん有料で、ヒルトンローマエアポートのミニバーはドリンクを取り出すとセンサーが反応し精算時に加算されるため注意が必要(飲んでいなければ精算する必要はありませんが)。
500mlのミネラルウォーター€4.00、イタリアのビール330ml€6.50、スナックSalato€6.50。
レストラン(朝食)
わたしがよく利用するホテル予約サイトBooking.comや日本語のヒルトン公式サイトをいくら調べても朝食の時間帯が出てこない!
…と思いきや、英語のヒルトン公式サイトには掲載されていました。
ヒルトンローマエアポートの朝食は5:30~10:30にいただけます。
朝食の口コミが結構良かったので期待して行ったところ、確かに空港ホテルにしては美味しい。
サラダはドレッシングなしでオリーブオイルをかけるだけでシンプル。
だからこそ、美味しい。
イタリアのオリーブオイルはやはり美味しいです。
ベーコンは豚肉のベーコンだけでなく牛肉のベーコン(めずらしい!)があり、どちらもカリカリに仕上がってるのでスクランブルエッグと合わせて食べるのがおすすめです。
ヒルトンローマエアポートの場所・行き方・アクセス
ヒルトンローマエアポートについて評判が二分する要因のひとつが、唯一の空港直結型ホテルでありながら、空港→ホテル間を10分ほど歩く必要があるという点です。
フィウミチーノ空港にはターミナル1〜3まであり、駐車場B・C間を歩いた先にヒルトンエアポートホテルがあるため、やや遠いという印象に映ります。
実際には空港からホテルまでは動く歩道が計5ヶ所あり、動く歩道の上を歩いて行けば、なんてことありません。
しかし、無機質な雰囲気は、決して良いとはいえません。
わたしが空港に到着後ホテルを目指したのが19時頃。
チェックイン後食事をしに空港に出かけたのが20時。
翌朝まだ真っ暗な時に空港へ向かったのが6時過ぎでしたが、特段変な人を見かけることはありませんでした。
チェックインカウンターからわずか50mの距離にある羽田空港のホテル(ロイヤルパークホテル ザ 東京羽田)と比較してしまうと「遠い」という印象は否めないですが、わざわざ送迎バスに乗って離れた場所に行くよりも「徒歩10分とはいえそれでも近い」という安心感のなかで、ベッドで眠りについた方が熟睡できるように思います。
ヒルトンローマエアポートへ直通の動く歩道は空港の2Fにあります(1F:出発フロア、0F:到着フロア)。
上記のマークがヒルトンローマエアポートの目印。
見つけたら、ひたすら歩くだけ。
ちなみにターミナル3の動く歩道入り口が上記写真です。
送迎シャトルバス
ヒルトンローマエアポートはローマ市街とのシャトルバスも運行しています。
深夜着の便で到着して翌日ローマ市内に向かう場合には、便利ですね。
周辺環境
ヒルトンローマエアポートの周辺は、本当に何もありません。
ドリンク類はフィウミチーノ空港にあるレストランで入手するのがおすすめです。
フィウミチーノ空港のレストランで食事をしましたが、お味はズバリ微妙でした。
フジッリのボロネーゼ€4.90、500mlのミネラルウォーター€1.50、ペローニ500ml€4.40。
感想・総評
「空港に近いのが何よりも安心」ということもあってか、旅行者や出張客はもちろん、各国のCAさんも多く宿泊されていました。
わたしは「Boading Time 7:20」「フライト8:00」というスケジュール。
かつ、朝食も食べたかったので、5:30から朝食をいただけるヒルトンローマエアポートは助かりました。
さいごに、わたしがホテルチェックアウト後に乗り換えのBoading Timeまで過ごしたスケジュールを残します。
チェックアウトから搭乗までのスケジュール感を参考にされてみてください。
次のフライトのチェックインは前日に済ませており、預け入れ手荷物はなし。
06:15 | ヒルトンローマエアポートをチェックアウト |
06:25 | ターミナル1到着 |
06:30 | 機内持ち込みの手荷物検査(X線検査)で止められる(小型スーツケースを開けて調べられる) |
06:40 | 手荷物検査終了(問題なし) |
06:50 | 搭乗ゲート前に到着 |
07:20 | Boading Time |
わたしの場合は謎にX線検査で止められたため少々ロスタイムがありましたが、それでもホテルをチェックアウトしてから35分後には搭乗ゲートに到着しました。
搭乗開始時刻の1時間前にヒルトンローマエアポートをチェックアウトできれば、余裕を持って次のフライトに臨めると思います。
住所:Via Arturo Ferrarin, 2, 00054 Fiumicino RM
電話番号:+39 06 65258
チェックイン:14:00〜
チェックアウト:〜12:00