函館市内から函館市電に乗り、湯の川温泉(Yunokawa Onsen)周辺を散策。
市電の終点「湯の川駅」前にある湯倉神社(Yukura Shrine)へ。
湯倉神社 Yukura Shrine
最終的に海に注ぐ、長閑な雰囲気の湯の川沿いを歩く。
湯の川沿いを北に上ると、函館市電が走る大通り函館南茅部線にぶつかります。
湯の川が二股に分岐する手前。
小高い丘の上に赤い鳥居が見えました。
湯倉神社(Yukura Shrine)です。
15世紀中頃、「1人のきこりが病気になった際に湧き湯に漬けたところ完治」したことが湯の川温泉の始まり。
そのきこりが祠を立てた場所が現在の湯倉神社だったのだとか。
社殿
1653年、松前藩主九代 高広(幼名 千勝丸)が病になった際、母親が「松前城の東にある温泉に行けばどんな病も治る」というお告げを夢の中で受けて温泉に浸けたところ、病が完治したという。
松前藩は湯の川に薬師如来像を設置し、鰐口を奉納。
現在もその鰐口は、社殿の中にあるそうです。
因幡白兎 Nadeusagi
湯倉神社の名物になっている、古事記(Kojiki is Japan’s oldest historical record)に登場する「因幡の白兎」。
隠岐の島から因幡(現在の鳥取県白兎海岸)まで渡る際に利用したサメを騙した結果、サメに全身の皮を剥がれてしまった白兎。
その上で、意地悪な八十神に「海水に浸かると治る」と騙され瀕死になっていたところを、オオアナムジ(後の大国主命、Ookuninushi no Mikoto)に助けられて一命をとりとめます。
湯倉神社の祭神は大己貴神(別名 大国主命)。
「病を封じる医療の神=温泉」
大国主命のように慈愛を持って兎をなでれば、願い事が叶うかも?
小槌
左の小さい小槌が健康長寿小槌(Health and longevity gavel)。
右の大きい小槌がが開運小槌(Good luck gavel)。
御神木 イチイ
樹齢370年を超える御神木。
函館の名産であるイカの形をした「イカすおみくじ」が人気のようす。
おみくじ結び所にはたくさんのイカが干され…、イカが結ばれていました。
湯倉神社の場所・行き方・アクセス
函館市電(Tram)湯の川駅(Yunokawa Station)徒歩1分。