慶良間諸島の阿嘉島(あかじま)の観光マップ、見どころを撮りおろしの写真を交えてご案内します。
阿嘉島の観光地図(マップ)
阿嘉島(あかじま)は慶良間諸島にある沖縄県座間味村の島。
沖縄本島の那覇「とまりん」から阿嘉港までは「フェリーざまみ」で約90分、高速船「クイーンざまみ」で約50分で結びます。
阿嘉島は南の慶留間島(げるまじま)と慶良間空港のある外地島(ふかじしま)と橋で繋がっており、自転車や徒歩で往来可能。
3つの島に集落は2箇所あり、阿嘉港近くにある「阿嘉(あか)」、慶留間島の「慶留間島(ゲルマ)」。
ビーチは阿嘉島東側の北浜ビーチ(ニシバマ)が透明度が高く、カラフルなお魚を沢山見ることができます。
北浜ビーチは慶良間諸島を訪れた初心者シュノーケラーがシュノーケリングを楽しむ場所として最適です。
阿嘉島と慶留間島では天然記念物であり日本国最南に棲息する野生ジカ「ケラマジカ」に遭遇することも。
時には山の中、時には集落内で。
阿嘉島のビーチ
北浜ビーチ
阿嘉島の東側にある北浜ビーチ(ニシバマ)。
慶良間諸島のビーチの中でも最も透明度が高いビーチのひとつです。
慶良間諸島で初心者シュノーケラーが気軽にシュノーケリングを楽しむなら、北浜ビーチをおすすめします。
ウミガメに出遭う確率は低いですが、カラフルなお魚をたくさん見ることができます。
阿嘉ビーチ(※村指定のビーチではありません)
阿嘉港の東側にある阿嘉ビーチ。
阿嘉島の中ではウミガメに遭遇する可能性が高い場所です。
ただし、こちらは座間味村指定のビーチではありません。
北浜ビーチとは異なり浜に監視員の方がいないため、遊泳を積極的に推奨することはできません。
阿嘉島・慶留間島の展望台・景勝地
ケラマジカ
国指定の天然記念物、ケラマジカ。
阿嘉島、外地島、慶留間島、屋嘉比島の4島に住まう野生のシカです。
今回は阿嘉島でケラマジカに3回遭遇。
北浜ビーチ裏の茂み、後原へ向かう道の途中、阿嘉の集落。
北浜展望台
北浜ビーチの裏手にある北浜展望台。
透明度の高い北浜ビーチ、その向こうには座間味島を望みます。
さんごゆんたく館 慶良間諸島国立公園ビジターセンター
阿嘉港に面するロケーションに2018年にオープンした「さんごゆんたく館 慶良間諸島国立公園ビジターセンター」。
慶良間諸島のサンゴ礁の保全を目的とした施設で、サンゴに関する展示やビデオがあります。
小さなカフェがあるので、北浜ビーチの帰りに休憩したり、フェリーの待ち時間に利用したりするのにもおすすめです。
アマグスク展望台
阿嘉島の南西部にあるアマグスク展望台。
特阿嘉島北西部にあるクシバルまでの稜線を眺めることができます。
別な何かが見えるわけではありませんが、クシバルに向かう途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
タキバル展望台
阿嘉島の中央部にあるタキバル展望台。
南面、慶留間島側の眺望がひらけています。
林道の階段を5分ぐらい上る必要があります。
クシバルビーチ・後原展望台
阿嘉島の北西部にある無人のビーチ、クシバルビーチ。
遠浅の海を眺めながら、浜辺に座ってのんびり過ごすのに良いですね。
無人島の屋嘉比島の先には渡名喜島の姿をはっきりと望むことができました。
御殿の木 アカテツ
阿嘉島の集落の奥にどっしりと構える、高さ13mのアカテツの木。
座間味村指定文化財の大木は「御殿の木(うるんのき、ウルンのケー)」と呼ばれており、樹齢は400年を超えます。
アカテツの側に作った茅葺の小屋を「ウルン」と称していたことが由来なのだそう。
シロの像
阿嘉港の前に建つシロの像。
座間味島に住む恋人のマリリンに会うために、阿嘉島から座間味島まで泳いで渡ったシロの物語。
彼が向いている方角は、座間味島にあるマリリンの像です。
高良家
琉球王朝時代に中国貿易で財を成した船頭、仲村渠雲上が建てた旧家「高良家」。
サンゴ石を積み上げた屏風(ひんぷん)、内部は居間や台所も見学することができます。
柱には米軍上陸時に撃ち込まれた銃弾の痕が残っていました。
管理人の中村武次郎さんとも、ぜひお話してみてくださいね。
座間味村立慶留間中学校
透明度の高いケラマブルーの海に面する中学校、座間味村立慶留間中学校。
アジャヌムトゥ展望台
慶留間島の展望台、アジャヌムトゥ展望台。
慶留間島と外地島を結ぶ慶留間橋がよく見えました。
外地展望台
外地島の高台にある展望台、外地展望台。
慶良間空港の滑走路、渡嘉敷島、座間味島を望むことができます。
阿嘉島・慶留間島の戦跡
世界平和記念碑
米軍が沖縄諸島に上陸した最初の地点「世界平和記念碑」は外地島にあります。
1945年(昭和20年)3月26日午前8時の出来事でした。
小鳩の塔
米軍上陸時の集団自決により、慶留間島では53人の方が亡くなられました。
慶留間の集落の裏手にある丘を上ると、慰霊碑「小鳩の塔」があります。
慶留間の集落と海を見守るように、ひっそりと佇んでいました。
阿嘉島の場所・行き方・アクセス
慶良間諸島は沖縄本島の西約30kmの場所に位置しており、那覇の「とまりん」から阿嘉港まで直通の「フェリーざまみ」「高速船クイーンざまみ」が出ています。
阿嘉島からお隣の座間味島までは「フェリーざまみ」「高速船クイーンざまみ」に加えて「みつしま村内航路」で移動可能。
自治体が異なる渡嘉敷島(渡嘉敷村)までは「みつしまケラマ航路(事前予約制)」でアクセスできます。
那覇港 ⇄ 座間味港・阿嘉港 | 那覇とまりん港 ⇄ 座間味島・阿嘉島の場所・行き方・アクセス |
渡嘉敷阿波連港 ⇄ 座間味港・阿嘉港 | 渡嘉敷島の阿波連港 ⇄ 阿嘉港・座間味港の場所・行き方・アクセス |
阿嘉港 ⇄ 座間味港 | 阿嘉港 ⇄ 座間味港の場所・行き方・アクセス |
慶良間諸島の詳しい行き方、フェリー・高速船の料金・所要時間については「慶良間諸島の行き方(渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島)フェリーの予約方法まとめ」をどうぞ。
慶良間諸島の行き方(渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島)フェリーの予約方法まとめ
座間味島内の交通
レンタサイクル、レンタバイク
阿嘉島のレンタサイクル、レンタルバイクは阿嘉の集落にあります。
レンタル屋さんにより取り扱いの種類(バイク、自転車)が異なります。
レンタルショップしょう、レンタサイクル猫パンチ
おわりに
阿嘉島はカラフルなお魚を沢山見ることができる北浜ビーチでのシュノーケリング、忘れた頃に遭遇するケラマジカ、お隣の慶留間島までサイクリングで渡ったりと、座間味島や渡嘉敷島とはまた一味違う滞在を楽しめます。
渡嘉敷島の観光&見どころ・インデックス Tokashiki Island