座間味島の観光&見どころ・インデックス Zamami Island

座間味港

慶良間諸島の座間味島(ざまみじま)の観光マップ、見どころを撮りおろしの写真を交えてご案内します。

座間味島の観光地図(マップ)

座間味島(ざまみじま)慶良間諸島にある沖縄県座間味村の島。

沖縄本島の那覇から座間味港までは「とまりん」から「フェリーざまみ」で約120分、高速船「クイーンざまみ」で約50〜70分で結びます。

座間味島内の集落は「座間味(ざまみ)」「阿佐(あさ)」「阿真(あま)」の3箇所。

ビーチは古座間味ビーチと阿真ビーチの2箇所あり、透明度の高い海でシュノーケリングを楽しめます。

島に点在する展望台巡りも楽しみのひとつ。
座間味島の山がちな地形を感じられる島北西部をレンタルバイクで走るのも最高です。
天気とコンディションがよければ、西には久米島の姿も確認できます。

第二次世界大戦では住民の方の集団自決があり、御霊をお祀りする平和之塔が座間味の集落を見おろす丘の上にあります。

座間味島のビーチ

古座間味ビーチ

座間味島の古座間味ビーチ

座間味集落の東にある古座間味ビーチ

白砂とケラマブルーの海が映えます。
シュノーケリングでお魚鑑賞や、パラソルの下でのんびり過ごすのにも最適です。


座間味島の古座間味ビーチ
古座間味ビーチ(座間味島)

阿真ビーチ

座間味島の阿真ビーチ

阿真集落の前にある阿真ビーチ。

SUPに乗って無人島のガヒ島に渡るSUPツアーが人気です。

座間味島の展望台・景勝地

高月山展望台

座間味島 高月山展望台の眺望

座間味集落の東側にある高月山展望台

慶良間諸島の島々、安護の浦、座間味の集落を望めます。


座間味島 高月山展望台の眺望
高月山展望台(座間味島)

稲崎展望台

稲崎展望台

座間味島の北西部にある展望台、稲崎展望台

12月〜4月は繁殖や子育てのためにやってきたザトウクジラを鑑賞できるスポットでもあります。


座間味島の稲崎展望台
稲崎展望台(座間味島)

ウナジノサチ展望台

ウナジノサチ展望台と渡名喜島

島の最西端にあるウナジノサチ展望台
座間味島で随一の夕日鑑賞スポット。

西側の眺望がひらけた展望台からは、サンセットだけでなく北西方向約18kmの場所にある渡名喜島の姿を確認できます。

ウナジノサチ展望台から望む夕日

コンディションが良ければ、沈む夕日とともに約50km先にある久米島の姿も。


ウナジノサチ展望台と渡名喜島
ウナジノサチ展望台から望む夕日|座間味島(Unajinosachi Observatory)

神の浜展望台

座間味島の神の浜展望台

ウナジノサチ展望台の南側にある神の浜展望台。

東側は渡嘉敷島、安室島。
南側には阿嘉島を見渡せます。

座間味島の神の浜展望台

夕日を鑑賞する立地としては西側がひらけているウナジノサチ展望台の方が優れます。

展望台のデッキは破損しており立ち入り禁止になっていました(2017年11月、2018年5月)。

チシ展望台

座間味島のチシ展望台

座間味島のチシ展望台

阿佐集落の北側にあるチシ展望台。

他の島が見えるわけではないため、トウマ浜に行くついでに立ち寄る程度です。

第二次世界大戦の米軍上陸後は混乱した住民の方々が断崖の周辺に身を潜めていたのだとか。

安護の浦

座間味島の安護の浦

阿佐集落の東側にある湾、安護の浦。

1372年より始まった中国明との貿易で風待ち港として利用された港です。

安護の浦の船だまり跡(唐船グムイ)

唐船が座礁しないように爆薬を仕掛けて破壊した船だまり跡(唐船グムイ)が今も目に見える形で残っています。

高月山展望台の展望所1から見ると船溜り跡(色の濃い部分)がはっきりと分かります。

阿佐船頭殿の石垣

阿佐船頭殿の石垣

座間味島の各集落には船頭殿と呼ばれる旧家があります。

阿佐の船頭殿には、当時の石垣と屏風(ひんぷん)が保存されています。

阿佐船頭殿の石垣

入り口の屏風。
阿佐の船頭殿には中国からの冊封使が立ち寄った記録を残していたそうです。

ユヒナの浜

座間味島のユヒナの浜

ユヒナの浜。
阿佐集落にある未舗装の道を約300m程西に歩くと浜にたどり着きます。

地元の方によれば、夕日鑑賞の隠れ名所なのだとか。
(ただし、時期によっては夕日が稲崎展望台のある丘の向こうに沈んでしまいます。
予め夕日の沈む場所をアプリで予測しておくことを推奨します)

座間味島 ユヒナの浜から見る渡名喜島

ユヒナの浜からは西にある渡名喜島もよく見えます。

トウマ浜

トウマ浜

トウマ浜。
座間味島の一番東側にあります。

最果て感が漂っており、特に泳ごうという雰囲気にもなりません。
しかし、集落から離れており「ほとんど人が来ない」ため、のんびり過ごす場所には良いですね。

座間味島のトウマ浜

個人的には、この岩のアーチが写真映えするので面白いと思いました。
アーチの下にある穴の向こうには儀志布島の北側にある亀のような小島が見えます。

マリリンの像

座間味島のマリリンの像

座間味集落と阿真集落の間にあるマリリンの像。

阿嘉島から座間味島まで泳いで渡ったという犬のシロ。
彼が泳いで渡った理由は、座間味島に住む恋人マリリンに会うため。

これは嘘のような本当の話で、1988年には『マリリンに逢いたい』という映画が公開されています。

渡嘉敷島の慰霊碑・戦跡

平和之塔

座間味島平和之塔

沖縄戦で米軍が最初に上陸した座間味島。
座間味集落の北側の高台に建つ平和之塔。

集団自決で亡くなられた402名を含む、民間人・軍人あわせて1220柱の英霊が祀られています。

太平洋戦争沖縄戦上陸第一歩之地

太平洋戦争沖縄戦上陸第一歩之地

座間味港から座間味集落に渡ると、太平洋戦争沖縄戦上陸第一歩之地があります。
「昭和二十年三月二十六日午前九時上陸」
米軍は座間味集落の正面から艦砲射撃の支援を受けながら上陸。

忠魂碑

座間味島の忠魂碑

座間味集落の北東部にある忠魂碑。
米軍上陸の混乱のさなか、忠魂碑前に集まった村民の方々は、この後周囲にある壕にて集団自決により亡くなられました。

米軍上陸後の写真資料と見比べると、周囲の木々が成長しているのがよく分かります。

座間味島の場所・行き方・アクセス

阿嘉港に入港するフェリーざまみ3

フェリーざまみ

クイーンざまみ(高速船)

クイーンざまみ

慶良間諸島の船「みつしま」

みつしま村内航路

慶良間諸島は沖縄本島の西約30kmの場所に位置しており、那覇の「とまりん」から座間味港まで直通の「フェリーざまみ」「高速船クイーンざまみ」が出ています。

同じ座間味村の阿嘉島までは「フェリーざまみ」「高速船クイーンざまみ」に加えて「みつしま村内航路」で移動可能。

自治体が異なる渡嘉敷島(渡嘉敷村)までは「みつしまケラマ航路(事前予約制)」でアクセスできます。

那覇港 ⇄ 座間味港・阿嘉港 那覇とまりん港 ⇄ 座間味島・阿嘉島の場所・行き方・アクセス
渡嘉敷阿波連港 ⇄ 座間味港・阿嘉港 渡嘉敷島の阿波連港 ⇄ 阿嘉港・座間味港の場所・行き方・アクセス
阿嘉港 ⇄ 座間味港 阿嘉港 ⇄ 座間味港の場所・行き方・アクセス

慶良間諸島の詳しい行き方、フェリー・高速船の料金・所要時間については「慶良間諸島の行き方(渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島)フェリーの予約方法まとめ」をどうぞ。


マリンライナーとかしきの船内
慶良間諸島の行き方(渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島)フェリーの予約方法まとめ

座間味島内の交通

レンタカー、レンタサイクル、レンタバイク

座間味島はレンタル屋さんが豊富。
レンタル屋さんにより取り扱いの種類(車、バイク、自転車)が異なります。

ざまみレンタカー、レンタルかにく、あさぎレストハウス、レンタルちゃりんこバイク石川、サバイディーカフェ。

おわりに

ビーチでのシュノーケリング、SUPで無人島に渡るツアー、山がちな島をレンタルバイクでミニツーリング、展望台からのサンセット…。
座間味島は楽しみ方が多彩です。

座間味の集落はご飯屋さんも充実しており、夜に開いている居酒屋も豊富なのが特徴。
「慶良間諸島の島々を手荷物を持ちながら転々と移動する旅」だけでなく「座間味島を拠点にして阿嘉島・慶留間島へ日帰りで行く旅」も選択肢としてよさそうです。


渡嘉敷島 港の見える丘展望台
渡嘉敷島の観光&見どころ・インデックス Tokashiki Island


阿嘉島の阿嘉大橋
阿嘉島の観光&見どころ・インデックス Aka Island



フェリーざまみ(座間味)乗船記 船内から望む慶良間の島々

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