アユタヤ観光 アユタヤー王朝時代の遺跡を巡る(タイ)

タイの首都バンコクから約70km北部にある、アユタヤー朝(1351〜1767)の遺跡。今回はアユタヤ朝の遺跡(一部)を写真とともにご案内します。

アユタヤー朝の遺跡

アユタヤー朝(1351〜1767)はタイ王国の現在の王朝チャクリー朝より2つ前の王朝です。アユタヤー王朝の都は現在の首都バンコクよりも70km北のアユタヤーに置いていました。

アユタヤー朝は1767年にコンバウン朝ビルマに滅ぼされるまで隣国ビルマからの進出を幾度と受けてきた歴史を持ち、多くの寺院(Wat)は破壊され仏像は首を切られ盗まれています。

ワット ヤイ チャイ モンコン(Wat Yai Chai Mongkon)

ワットヤイチャイモンコン

こちらはチャオプラヤー川の東に位置する、ワット ヤイ チャイ モンコン(Wat Yai Chai Mongkon)。寺院が作られたのは14世紀。奥に見えるノーンサーラーイの戦い勝利記念塔が作られたのは16世紀のこと。

ワットヤイチャイモンコンはチャオプラヤー川の東に位置していたことが幸いし、上記写真のように現在も本堂がしっかりと残っているため、遺跡<敬虔な仏教徒が訪れる寺院となっています。

バイセーマー

本堂の周囲に設置されている石はバイセーマーという結界で、1つの場合は一般的な寺院の本堂、2つ並ぶ場合は王室寺院を意味します。アユタヤーの遺跡を巡る際、バイセーマーが1つなのか?あるいは2つなのか?という点を確認しながら周るのも一興です。

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本堂には他の寺院とたがわず、靴を脱いで入場します。

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ナレースワン王とビルマ王子(ノーンサーラーイの戦い)

ワットヤイチャイモンコンの本堂の右脇に描かれる絵画。この壁画では、アユタヤー朝が1563年にビルマ軍に負けて傀儡王朝となった際に傀儡王となったナレースワン王がアユタヤー朝の独立を宣言してビルマ王子と一騎打ちする様子を描いています(ノーンサーラーイの戦い、1592年)。

この戦いの勝利によりアユタヤー朝は独立し、ワットヤイチャイモンコンに勝利を讃えた記念塔が建てられます。

ワットヤイチャイモンコン 勝利記念塔

本堂の裏手に構える、ノーンサーラーイの戦いの記念塔です。

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記念塔中央の階段を上り室内に入ると、中央に大きな穴が開いてます。周囲の観光客が皆お金を投げ入れているのを真似し、ご縁がありますように5円…ではなく5バーツを投げ入れました。

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オレンジの袈裟を羽織った大寝釈迦仏。バンコクのワットポーの大寝釈迦仏と比較すると小さいですが、オレンジ色の袈裟が印象深い。

住所 Khlong Suan Phlu Phra Nakhon Si Ayutthaya Amphoe Phra Nakhon Si Ayutthaya, Thailand
電話番号 +66 35 242 640
時間 8:00〜17:00
料金 20バーツ

ワット マハタート(Wat Mahathat)

アユタヤー ワットマハタート

つづいて訪れた遺跡は、ワット マハタート(Wat Mahathat)。ワットマハタートが建立されたのはアユタヤー朝初期の14世紀。

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隣国ビルマから度重なる攻撃を受け、最終的には王朝が消滅してしまうアユタヤー朝の遺跡は、どの遺跡を訪れても首を切り落とされた仏像が印象的です。

とりわけワットマハタートの象徴が、樹木の幹に埋め込まれた像の頭部。

ワットマハタート 仏像の顔

アユタヤ ワットマハタート

切り落とした仏像の頭の大多数はビルマ軍が持ち帰っているため、この仏像の頭はビルマ軍が埋め込んだのか?真意は分かりませんが、仏像の顔がなんとも物悲しい。

住所 Chikun Tha Wasukri Phra Nakhon Si Ayutthaya, Thailand
電話番号 +66 91 787 4745
時間 8:00〜18:00
料金 50バーツ

ワット プラ シーサンペット(Wat Pra Srisanpet)

ワット プラシーサンペット(Wat Pra Srisanpet)は、アユタヤー王朝の王宮の南側に隣接する王宮寺院。

ワットプラシーサンペット

ワットプラシーサンペットも他の寺院と同様にビルマ軍に徹底して破壊された痕跡が残ります。

アユタヤー 王宮跡

北端からアユタヤー王朝の王宮跡地を望んで。現在、広大な王宮跡の敷地は樹木が植えられ芝も整備されていますが、1767年にコンバウン朝の攻撃によりアユタヤー王朝が消滅する際には一番のターゲットとして攻撃を受けたのではないでしょうか。

ワットプラシーサンペットが王室寺院であったことを示す鍵が現地に残されています。それが、先述のバイセーマーです。

ワットプラシーサンペットの本堂も基礎部分のみしか残っていませんが、二枚並ぶバイセーマーが王室寺院であったことを示しています。

ビルマ軍が放った火でも溶けなかったのか?あるいは価値があるのは仏像のみと判断してバイセーマーに手を加えなかったのか?真相は分かりませんが、王室寺院のバイセーマーが綺麗に残っているというのは興味深い点であります。

住所 Amphur Muang, Ayutthaya, Thailand
電話番号 +66 35 242 284
時間 7:00〜18:00
料金 50バーツ

ワット ローカヤスター(Wat Lokayasutha)

ワットローカヤスター リクライニングブッダ

さいごにご案内する遺跡はワット ローカヤスター(Wat Lokayasutha)

1956年に復元されたリクライニングブッダがハイライト。オレンジの袈裟はまとっていませんが、微笑みかけるその表情が印象的なブッダです。

住所 Pratuchai Phra Nakhon Si Ayutthaya Amphoe Phra Nakhon Si Ayutthaya, Thailand
電話番号 +66 83 784 5947
時間 24時間
料金 無料

アユタヤの場所・行き方・アクセス


アユタヤはバンコクのクルンテープ駅から列車が出ており、約1時間30分〜です。

まとめ

アユタヤー王朝の寺院は大小さまざまですが、今回訪れたのはメジャーどころばかり。アユタヤーに再訪する機会があれば、観光客が来ないような小さな寺院も周ってこの記事に追記したいと思います。

ワットポー 金色の大寝釈迦仏|Wat Pho(タイ バンコク)