世界遺産ベルン旧市街の町にそびえ立つベルンの象徴。
ベルン大聖堂(Berner Münster)を訪れます。
ベルン大聖堂 Berner Münster
ベルン旧市街の中央部に位置する、ベルン大聖堂(Berner Münster)。
スイスで最も高い尖塔を持つ地上100.6mの大聖堂は、1421年に着工開始、完成を迎えたのは約4世紀後の1893年。
ベルン大聖堂内の解説よれば、ベルン大聖堂は1592年の段階で「地上60mの地点」で工事がストップしたのだとか(上記写真右下のレベル)。
工事が中断した理由は、1592年に建築家のDaniel Heintz der Ältereが死亡したことによるもの。
約4世紀の時を経た19世紀にヨーロッパでゴシック様式の評価が見直される中、1823年に「ドイツのケルン大聖堂」、1873年に「チェコ・プラハの聖ヴィート大聖堂」で大聖堂の建築が再開されたことからベルン大聖堂も工事再開の機運が高まり、工事が再開。
ベルン大聖堂は1893年に完成を迎えます。
ベルン大聖堂の正面には「最後の審判」のレリーフ。
ベルン大聖堂の内部は写真撮影が禁止されているため、内部の様子をお見せすることはできません。
見どころは「ステンドグラス」と「パイプオルガン」。
ステンドグラスは青色と赤色がとりわけ美しい。
5,040本のパイプを持つパイプオルガンは高さがあり、見上げるとその大きさに圧倒されます。
偶然にも、ベルン大聖堂の中に入った時、音の確認のため試奏が行われており、パイプオルガンが奏でる音を聴くことができました。
ベルン大聖堂の塔
ベルンの旧市街を見渡せる塔の上へ参りましょう。
ベルン大聖堂の塔の展望台は「地上46m」と「地上64m」の2つのレベルにあります。
ベルン大聖堂の内部は入場料無料。
塔の見学は別途チケットを購入します。
塔
ベルン大聖堂の塔へのアクセスは、ヨーロッパの大聖堂や教会らしく「階段」のみ。
狭いうえに暗がりの中、石造りの階段を一歩ずつ上る。
時折ある隙間から外を覗きこんで、高さを確認しながら。
「高さ46mの展望所」から北側を覗きこむ。
南側の景色。
ベルナーオーバーラント地方の山の稜線が見える。
中央付近にはオーバーラント三山のアイガー、メンヒ、ユングフラウ。
東方面は丘の上のバラ園がよく見えました。
» ベルンの丘から旧市街を見おろすバラ園とレストラン(スイス)
さらに上の「高さ64mの展望台」へ。
ベルン旧市街の北側に架かる橋。
右手前の橋はコルンハウス橋です。
コルンハウス橋からもベルン大聖堂とユングフラウ三山を望めます。
» ベルンの橋から望むバラ色に染まるユングフラウ三山(スイス,ベルン)
ベルン大聖堂の西側、Münsterplatzを見おろす。
南西側方面。
アーレ川に架かるキルヒェンフェルト橋(Kirchenfeldbrücke)。
橋の向こうにはベルン歴史博物館が見えます。
鐘楼
下りの階段の途中では、ベルン大聖堂の鐘楼を見学。
2つの鐘楼には大きい鐘から小さな鐘までありますが、代表的な大きな鐘は全部で7つ。
上の写真は1583年に製造された「Mittagsglocke」、重量は6,395kg。
ドイツ語で「昼食の鐘」を意味し、12時になるとベルンの町に鐘の音を響かせます。
こちらはベルン大聖堂で最も大きな鐘の「Grosse Glocke」、重量は10トン。
ドイツ語で意味はそのまま、「大きな鐘」。
塔の階段を降りる途中に窓から見えるステンドグラス。
塔のチケット料金・入場料
Adults | CHF5.00 |
Children 7〜16才 |
CHF2.00 |
ベルン大聖堂の場所・行き方・アクセス
ベルン大聖堂はSBBのベルン駅から徒歩14分。
ベルン駅前のバス乗り場からバスに乗車し、3駅4分で「Rathaus」で下車。
バス停から徒歩2分です。
ベルン大聖堂の開館時間
ベルン大聖堂は大聖堂内部と塔で開館時間が異なります。
加えて、夏季と冬季でも時間が変わります。
最新情報は下記リンク先にてご確認ください。
www.bernermuenster.ch/de/berner-muenster/
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