コーヒーアトリエ宿泊記 ペナン島の歴史を紡ぐショップハウスに泊まる

ペナン島のホテル コーヒーアトリエ

マレーシアやシンガポールの町に連なるショップハウス。
中国系の商人たちが建てた「1Fが店舗・2Fが住居」の建物です。

ペナン島の世界遺産ジョージタウンにある、歴史あるショップハウスを改装した宿に泊まってみませんか?
ショップハウスを改装したコーヒーアトリエ(Coffee Atelier)に宿泊しました。

コーヒーアトリエ Coffee Atelier

ペナン島のホテル コーヒーアトリエ

UNESCO世界遺産のジョージタウンの中心部に位置する、宿&カフェのコーヒーアトリエ(Coffee Atelier)

1927年にスチュワート レーン(Lorong Stewart)に建設されたショップハウスは、元は5つの住居に分かれていたもの。

その中のひとつはかつてコーヒー商人の工房だった場所で、今日現在も木製のコーヒー焙煎機があります。
コーヒーアトリエの由来は「建物の歴史」であるとともに、現在も1Fの角はカフェとしてオープンしており、通りにコーヒーの香りを漂わせています。

宿は1F部分のスイートオングラウンドフロア(Suites on Ground Floor)と、2F部分のスイートオンファーストフロア(Suites on First Floor)に分かれており、フロアにより宿泊価格が異なります。

2F部分のお部屋は3人まで宿泊可能(キングベッド1台とシングルベッド1台)。
3人旅の場合、1人頭で割れば1泊3,000円台で宿泊できる計算となります。

鍵は2つ。
メインの扉とお部屋の扉の2箇所です。

1F部分へ。
右手奥が1Fの客室、左手の階段から2Fの客室へ続きます。

スイート オン ファーストフロア Suites on First Floor

コーヒーアトリエ スイートオンファーストフロア

2Fのお部屋、スイート オン ファーストフロア(Suites on First Floor)です。

メインベッドルームは北側に。
廊下の東側にセカンドベッドルーム、南側にバスルームがあります。

メインベッドルーム

コーヒーアトリエ スイートオンファーストフロア

蚊よけのため、メインベッドルームのベッドには伽耶が付いています。

3連窓が可愛いメインベッドルーム北側のスペース。

窓際にはデスクとクロークが置いてあります。
機能面と使い勝手はさておき、ショップハウスの2Fから世界遺産の通りを眺めつつ、読書やPC作業をして過ごせるというのも味わい深い。

窓を開けた対面には、いかにも古くさいショップハウスがあります。

チェックインの際にスタッフの方から注意事項の説明があり、正面のホステルは深夜まで音楽をかけて騒がしいらしく。
夜は窓はもちろん3連窓の雨戸も締めることを推奨されます。
深夜0時を過ぎれば静かでしたし、わたしは特段気になりませんでしたが、音に敏感な方はご留意ください。

冷蔵庫から金庫、ポットまで揃っており、設備は何らホテルと変わりありません。
快適です。

セカンドベッドルーム

廊下を抜けた先がバスルーム。
その手前で左手にある扉を開けるとセカンドベッドルームです。

可愛いサイズのシングルベッドがある、こぢんまりとしたお部屋。
窓もあり天井も高いので寝る分だけであれば問題ないと思います。

バスルーム

コーヒーアトリエのバスルーム

バスルームは何と外側!
目隠しはあるのでプライバシーは問題ありませんし、たまにはお外で解放的にシャワーを浴びるのも悪くありません。

バスタオルや歯ブラシ、バスルーム用のサンダルなど必要なものが揃います。

朝食

コーヒーアトリエの朝食

朝食は1Fのコーヒーショップにて。
小規模の宿泊施設のため、ビュッフェでなく好みのメニューから選んでキッチンで作ってもらえます。

何十種類とあるビュッフェから食べたいのかよく分からないものを取る作業で疲れるよりも、オーダーしてできたての料理を持ってきてもらえるのが嬉しい。

スクランブルエッグや写真にはありませんがフルーツボウル、そして食後のコーヒーも美味しくいただきました。

コーヒーアトリエの場所・行き方・アクセス

コーヒーアトリエは世界遺産ジョージタウンの中心地に位置します。

セントジョージ教会 徒歩5分
コーンウォリス要塞 徒歩13分
プラナカンマンション 徒歩6分
チョンファッツィマンション 徒歩7分

スチュワートレーンを西に200m程行くとランドリー(Ferringhi Laundry)もあるので、中長期の滞在時に便利です。

感想・総評

エレベーターがない点や目の前のホステルが騒がしいことを除けば、デメリットというデメリットが見つからない。
むしろ、バスルームが外空間にあったり、デスクがやや使いづらかったりと、普通のホテルであればマイナスになる点も、ひと昔前のペナン島での生活を追体験できると考えれば、むしろ楽しみのひとつに変わります。

外観も内装も素敵なショップハウスに1泊日本円にして1万円弱で滞在できるのは魅力的。

また、スタッフさん全員の応対が終始素晴らしく、最後Grabで空港に向かう時はたまたま外にいらっしゃったのか?見送りまでしていただけました。

日本人の移住先として人気のマレーシア・ペナン島。
完全に移住するのは躊躇しても、プチ移住体験ならハードルは低い。
ペナンに中長期で滞在する拠点としてもよいかもしれません。

住所:47-55, Stewart Lane, George Town, 10300 George Town, Pulau Pinang, Malaysia
電話番号:+60 4-261 2261
チェックイン:14:00〜22:00
チェックアウト:6:00〜11:00

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