シンガポールの植物園、ガーデンズバイザベイ(Gardens by the Bay)を訪れました。
シンガポール訪問時に幾度と訪問しているスポットであり、お気に入りの場所でもあります。
ここではガーデンズバイザベイの見どころ、入場料・行き方を撮影したたっぷりの写真とともにご紹介します。
ガーデンズバイザベイ Gardens by the Bay
ガーデンズバイザベイ(Gardens by the Bay)は、南極大陸を除くすべての大陸から2,200種、50万本の植物を展示した植物園です。
オープンは2012年6月。
ガーデンズバイザベイのエリアは「Garden South」「Garden East」「Garden Central」の3つに分かれており、ハイライトはGarden South。
最大の見どころは、徹底した温度管理で世界中の植物を育てている2つの巨大な温室「クラウドフォレスト(Cloud Forest)」と「フラワードーム(Flower Dome)」。
低温管理で高地にある「山」をそのまま再現した温室「クラウドフォレスト」では、高地・山地に咲く植物・花を。
一方の「フラワードーム」では、地中海や亜熱帯の植物を見学できます。
いわば「植物園で世界一周」と言えるほどに多様な植物を見学できる、シンガポールの新観光名所です。
ガーデンズバイザベイの園内マップ

ガーデンズバイザベイのマップ
ガーデンズバイザベイのMRT最寄り駅は、Downtown Line・Circle Line「Bayfront駅(ベイフロント)」のB出口(上記マップの左側。チケット売り場はB出口を出て右手にあります)。
ドラゴンフライ湖に架かる橋(上記マップJ)を東に渡ると、ガーデンズバイザベイ中央のスーパーツリーグローブ(上記A)へ。
スーパーツリーグローブには吊り橋「OCBCスカイウェイ」、夜のショーイベント「OCBCガーデンラプソディ」、レストラン「スーパーツリー バイ インドシン」があります。
2つのドーム「フラワードーム(上記B)」「クラウドフォレスト(上記C)」は、マリーナベイに面する北側にあります。
ガーデンズバイザベイのチケット料金・入場料
ガーデンズバイザベイの園内は無料で散策できます。各施設への入場料は各チケット売り場で購入可能です。
チケット種類 | Adlut | Child |
Double Coservations (クラウドフォレスト+フラワードーム) |
S$28.00 | S$15.00 |
OCBCスカイウェイ | S$8.00 | S$5.00 |
シャトルサービス | S$3.00 | S$3.00 |
クラウドフォレスト Cloud Forest
高地・熱帯山地に育つ植物・お花の「山」がある温室、クラウドフォレスト(Cloud Forest)。
クラウドフォレストに入場して早速目の前に現れるは「高さ35メートルの山」と「ウォーターフォール」。上部から降り注ぐ滝の水滴が「霧」になり拡散しているため、一瞬で高地にワープしたような感覚さえ覚えます。外の蒸し暑さが嘘のよう。
シンガポールの国花、蘭(Orchid)の花。
写真一枚で魅力を伝えるのが難しい、バンブーオーキッド(Bamboo Orchid)。
その名のごとく茎の部分はまるで竹のよう。
和名ではナリヤランと呼び、沖縄にも分布しています。
南米ブラジルで育つ、Begonia maculata。赤い花とドット絵のような模様が面白い。
食中植物、ウツボカズラ。
思わず身震いするクラウドウォーク(Cloud Walk)。
マレーシア ボルネオ島の洞穴からインスピレーションを得た自然光を取り込む開口部。
フラワードーム Flower Dome
乾燥した地域、地中海や亜熱帯の樹木が育つ温室、フラワードーム(Flower Dome)。
フラワードームのハイライトは、バオバブの木とボトルツリーの展示エリア。アフリカ、オーストラリア、マダガスカル、アルゼンチンのバオバブとボトルツリーが展示されています。長期の干ばつから生き延びるために水を蓄える能力を持っている生命力の高い木です。
緑色の石に見えますか?実はこれは捕食者から身を守るために石のように見せている植物、Stone Plantです。ガラスで覆われているため触ることはできませんが、触ると柔らかいらしい。
下向きに凛と咲くフクシアの花。
世界中のオリーブの木を展示しているエリアOlive Grove。
サテーバイザベイ Satay by the Bay
ランチはガーデンズバイザベイの東にある各種ストールが集まるホーカー、サテーバイザベイ(Satay by the Bay)はいかがでしょう。
メインとなるサテーのお店は3店舗あります。価格はほぼ同じですが、時間帯によって具材が異なるみたいなので自分の食べたい具材があるかでお店を決めてしまうのもよいでしょう。海老が食べたかったので海老があるお店にしました。上記写真はビーフ5本、チキン5本、海老2本で計S$11.00。
OCBCスカイウェイ OCBC Skyway
スーパーツリーグローブに架けられた吊り橋、OCBCスカイウェイ(OCBC Skyway)。高さ22メートル全長128メートルの吊り橋で、支柱がない独特の浮遊感が楽しめます。
目の前にはマリーナベイサンズやシンガポールフライヤー、遠くにはセントーサ島のタイガースカイタワーまで望めるナイスビュースポット。
スーパーツリー バイ インドシン Super Tree by IndoChine
スーパーツリーグローブの中央に位置するスーパーツリー バイ インドシン(Super Tree by IndoChine)。ガーデンズバイザベイに再訪する機会がありましたので行ってみました。
Entery ChargeとしてソフトドリンクS$12、アルコールS$20がかかります。眺望だけ楽しみたい方はエントリーチャージを支払いドリンクを飲んで休憩するプランもアリかもしれません。
スーパーツリーバイインドシンの屋上へ。360°Cパノラマビューです。
マリーナベイ北側のホテル群とシンガポールフライヤー。
マリーナベイの水量を調節する巨大施設マリーナバラージ。
インドネシアのバタム島方面。
マリーナサウスピアの先にはシンガポールの離島であるクス島とセントジョンズ島。
吊り橋OCBCスカイウェイすらも遥か下に。
OCBCガーデンラプソディ OCBC Garden Rhapsody
OCBCガーデンラプソディ(OCBC Garden Rhapsody)はスーパーツリーグローブで一日2回行われる夜のイルミネーションイベント。所要時間は約12分で見学は無料です。
開演時間 | 19:45、20:45 |
料金 | 無料 |
音楽のリズムに合わせるようにイルミネーションがキラキラ輝きます。今回はキッズ向けのイベント期間中ということもあり、ハリーポッターやジュラシックパークなど人気映画の音楽でした。普段はクラシック音楽です。
特別イベントの日程はOCBCガーデンラプソディの公式サイトで確認できます。スターウォーズエディションに行ってみたかった…!
OCBC Garden Rhapsody|Gardens by the Bay
1回目(19:45開演)の回であれば吊り橋OCBCスカイウェイからの鑑賞も可能です。

OCBCスカイウェイを見るなら地上からの鑑賞がおすすめです。
OCBCガーデンラプソディのクリスマスバージョン。
ガーデンズバイザベイの場所・行き方・アクセス
ガーデンズバイザベイのMRT最寄り駅はDowntown Line・Circle LineのBayfront駅(ベイフロント)です。B出口方面へ向かうとガーデンズバイザベイ出口の案内があります。
MRT出入口付近にある有料のシャトルバス(S$3.00)に乗るとクラウドフォレスト・フラワードームまで直行できます。
スーパーツリーグローブ・OCBCスカイウェイに向かう場合は記念写真を撮りつつドラゴンフライブリッジを渡りましょう。
ガーデンズバイザベイの営業時間
住所 | 18 Marina Gardens Dr, Singapore 018953 |
電話番号 | +65 6420 6848 |
営業時間 | 5:00〜翌2:00 |
おわりに
歴史的建造物・文化遺産が少ない国の場合、新しくつくる観光名所は「高さ世界一」など終わりのない戦いを強いられる建造物になりがちです。ガーデンズバイザベイは他にはないオリジナリティを有しており、世界中から観光客が訪れるシンガポールで有数の人気スポットとなりました。
自分の人生においてまだ見たことがない珍しい植物・お花をガーデンズバイザベイで発見し、実際に世界を巡って「本場」「現地」で探してみる、なんていう旅も面白そうです。

