コルドバの歴史地区にある16世紀の邸宅を改装したホテル、ホスペス パラシオ デル バイリオ(Hospes Palacio del Bailio)の宿泊記です。
パティオのレストランの下に、想定外の空間がありました。
ホスペス パラシオ デル バイリオ Hospes Palacio del Bailio
コルドバ旧市街の北東部、静かな通りの近くにある白い門。
門を抜けた先は、16世紀の邸宅を改装した五ツ星ホテル、ホスペス パラシオ デル バイリオ(Hospes Palacio del Bailio)。
西にはコルドバ鉄道駅と長距離バスターミナル。
南にはメスキータやユダヤ人街などの歴史街区。
どちらも徒歩で移動すると距離がある、どっちつかずの立地ではあります。
その分、ホテルの周囲は歴史地区内でありながら静かな印象です。
蔓植物が壁を覆うパティオを抜けて室内に入り、ウェルカムドリンクをいただきながらチェックイン。
客室はさらに奥の中庭の先にありました。
太陽を隠すようにオレンジとレモンの木が生い茂っています。
ルームキーは物理キータイプ。
ホテルを出入りする際はフロントに預けます。
ドリーマーダブルルーム Dreamer Double Room
お部屋はドリーマーダブルルーム(Dreamer Double Room)。
客室の面積は22㎡。
ホテルの中で最も安価なルームタイプです。
ベッドルーム
シンプルで落ち着いた雰囲気。
ヘッドボードとベッドスローの模様が同じで、統一感が感じられました。
両開きの窓を開けると、裏通りが見えます。
旧市街の中心部から少し離れた立地のため、夜間も騒がしさがなく静かです。
ドアの素材が本物の木材なので驚きました。
スペイン南部は常に乾燥していて乾湿の差が少ないため、木材が収縮しないのでしょうか?
湿度が高い地域であれば、すぐに木が割れたり沿ったりしてしまいそうなものです。
バスルーム
バスルームにはバスタブ付き。
アメニティ
サロン Salón
ホテルの内廊下からアクセスできるサロン。
壁面と天井部の細かな装飾が素晴らしい。
レセプションと客室の間にあるので、お出かけの際に少し足を休める場所として最適です。
プール
プールは中庭にあります。
眺望はありませんが、緑のアーチに囲まれた空間でのんびり過ごすのにおすすめです。
レストラン
朝食会場のレストラン。
明るい空間で壁画を眺めながらお食事できます。
マッシュルームがたっぷり入った、ふわとろオムレツ。
美味しいです。
チョコラテ コン チュロスも揚げたてサクサク。
さてさて、こちらのレストラン。
実は真下をよく見ると、透明のガラスの下に空間があるのが見えます。
この空間、実は古代ローマ時代の遺跡。
これはライトアップされた夕方に撮影しているのでよく見えますが、実は朝食を食べる時間帯は反射してしまうので、遺跡があることにまったく気づきませんでした。
上から覗きこむだけではよく見えない。
地下へ行くしかないでしょう。
地下へアクセスできる出入り口を探してホテル内を彷徨うも、行き方が分からない。
レセプションで地下の遺跡に行きたい旨を伝えると、スタッフさんに連れられスパへ。
地下に降り、完全予約制のスパを通り抜ける。
メスキータで見た地下のタイルと似ています。
文様は異なりますが、タイルの大きさが近しい。
ローマ時代に使われていた水道跡も遺っていました。
まさか想定外の見どころがレストランの地下にあるとは!
ホスペス パラシオ デル バイリオ コルドバの場所・行き方・アクセス
レンフェのコルドバ鉄道駅および長距離バスステーションまで徒歩18分。
メスキータまで徒歩14分。
コルドバ駅とホテル間の移動は、タクシーかバスがベターだと思います。
今回はコルドバ駅からホテルまでタクシーで移動し、料金€8.16でした。
感想・総評
5月のオンシーズンだったため、宿泊料金は二泊で約8万円と高額。
朝食込みのプランではありましたが、最も安価なルームタイプでこの金額。
観光がメインであれば、少し金額が高いなぁ…という印象は否めないでしょうか。
観光も楽しみつつ、ホテルのパティオやプールでゆっくりくつろぎたい方には良いホテルだと思います。
住所:Calle Ramírez de las Casas Deza, 10-12, 14001 Córdoba, Spain
電話番号:+34 957 49 89 93
チェックイン:15:00〜
チェックアウト:〜12:00