羽田空港に程近い、京急EXイン 羽田・穴守稲荷駅前(Keikyu EX Inn Haneda Anamori Inari-Station)のホテル宿泊記です(宿泊当時は京急EXイン 羽田・穴守稲荷駅前)。
京急空港線穴守稲荷駅徒歩2分の立地。
京急EXイン 羽田・穴守稲荷駅前 Keikyu EX Inn Haneda Anamori Inari-Station
京急EXイン 羽田・穴守稲荷駅前Keikyu EX Inn Haneda Anamori Inari-Station)は、2016年3月18日にオープン。
当時は住宅メーカー「タマホーム」の100%子会社「タマホテルズ」が運営していました。
THのロゴマークは、タマディアホテルだけでなくタマホームともかかるデザイン。
日本は少子高齢化が進むため、新規の住宅着工件数はピークアウトしています。
住宅事業で培った経験や強みがホテル事業にどう活かされているのか?という点にも注目したいところであります。
一戸建ての住宅展示場を思わせる、中木と低木を組み合わせたエクステリアが出迎えるエントランス周り。
客室タイプ | 広さ | 定員 | ベッド数 |
シングル | 13㎡ | 1 | 1(幅1,400) |
ダブル | 13㎡ | 2 | 1(幅1,400) |
ツイン | 17㎡ | 2 | 2(幅1,000) |
ユニバーサルツイン | 26㎡ | 3 | 2(幅1,000) |
お部屋のグレードは1種類のみとシンプル、客室タイプは4種類です。
ツインルーム(Twin Room)
今回宿泊したのは、ツインルーム(Twin Room)です。Booking.comでツインルームが32%割引になっていたのでツインルームを予約。
ツインルームのお部屋の広さは17㎡と、1人で宿泊するには贅沢なプランとなります。
ベッドルーム
全室シモンズ社製のベッドを採用。
羽田周辺のホテルはシモンズと提携しているホテルが多いです。
ベッドフレームにはステッチ調のデザインがアクセントで入っており、一瞬革張りと思えるような騙し絵ルック。
お部屋の中央に付いているメイン照明が真っ白な「お餅」だったのは、いかにもビジネスホテルのようで、残念…。
と思いきや、メインの照明を消し、サイドテーブルの灯りとワークデスクのみの灯かりのみにしたところ、暖かい雰囲気のライティングに。
お部屋を落ち着いた空間にしたければ電球色の照明のみ店頭。
明るくしたければ、蛍光灯色のメイン照明も点ければ良い。
宿泊者が好みのライティングを選べる仕様のようです。
ワークデスクは室内を有効活用できるように、奥行きが若干狭くワイドスパンの設計です。
奥行きが狭いのはやや気になりますがノートPCで作業する分には問題ないと思います。
無料のWi-Fiは、お部屋ごとにアカウントが振り分けられています。
TV画面にパスワードが表示されているので入力すればすぐ使えます。
接続スピードは申し分なし。
テレビモニターはシャープのアクオス。
TV視聴はもちろん、フライト状況(国内線のみ)や4Fにあるランドリーの使用状況を確認可能。
ワークデスクの横には、空っぽの冷蔵庫とシャープの空気清浄機があります。
バスルーム
バスルームとサニタリーはLIXILグループのINAX社製。
トイレはシャワートイレ付き。
シャンプー&コンディショナー&ボディソープはPOLAのエステロワイエ、一本1,500円します。
ビジネスホテルのシャンプーは泡立ちの悪い安物が多く髪がゴワゴワになりがちですが、エステロワイエは泡立ちがいいです。
洗顔兼用ハンドソープは資生堂の泡タイプ。
歯ブラシや綿棒、剃刀が揃います。
ドライヤーはKOIZUMI。
女性の方だと、風量の弱さが気になるかも。
ズボンプレッサー
ズボンプレッサーは部屋の出入り口に壁付けされており、コルビー社(CORBY)製です。
コンセント
コンセントはワークデスクに2箇所、サイドテーブルに1箇所ずつの計2箇所。
お部屋からの眺望
今回は東向きのプランのため、月極駐車場側の開けた眺望でした。
今回宿泊したお部屋は5Fでしたので羽田空港までは見えませんでしたが、最上階8階のプランだとさらに視界が開けるのではないでしょうか。
そうはいっても、空港直結の「ザロイヤルパークホテル東京羽田」「羽田エクセルホテル東急」、幹線道路に面する「ホテルJALシティ羽田」の眺望と比較すると、劣っている感は否めません。
フロアマップ
エレベーターに近い3部屋がツインルーム。
他は、すべてシングルルームです。
レストラン(朝食)
朝食は1Fのビュッフェで食べられます。
(実際にテラスで食べる方はいないのでしょうけど)フラットアプローチのテラス席・外構の緑が見えるので広く感じます。
さらに数年経過して植栽が育てば、窓の外の緑もより豊かに見えるのかもしれません。
朝食の料金は1,200円、営業時間は5:00〜10:00(9:45ラストオーダー)でした。
大人 | 1,200円 |
子供 | 600円 |
和食 | 白米、味噌汁、温泉卵、味付け海苔、納豆、長いも、たらこ、山形のだし、仙台笹かま、きんぴらごぼう、出し巻き卵、ちまき |
洋食 | パン(4種類)、 スクランブルエッグ、ベーコン、ソーセージ、チキンカレー、チキンのトマト煮込み、チキンのクリーム煮込み、コーンフレーク、サラダ、フルーツ |
中華 | 点心 |
和洋ともに基本的なメニューから、ちょっと変わったメニューまで用意してあるので、1,200円にしてはバリエーションが豊富に感じます。
点心は中国人観光客にとっては嬉しいでしょう。
コーヒーマシンはドイツWMF(ヴィーエムエフ)のプレスト。
お茶やソフトドリンクも充実してます。
その他の施設
乾燥機能付きのコインランドリーは4Fに3台。
1Fエレベーター前にインターネットPC2台。
7階の自販機ではアルコール類の販売・製氷機・電子レンジも。
京急EXイン 羽田・穴守稲荷駅前の場所・行き方・アクセス
京急空港線 穴守稲荷駅徒歩2分
京急EXイン 羽田・穴守稲荷駅前は、京浜急行空港線の穴守稲荷駅徒歩2分の立地です(踏切を渡るので+2分程度想定しておいた方がベター)。
穴守稲荷駅から羽田空港国際線ターミナル駅までは2駅、羽田空港国内線ターミナル駅までは3駅でダイレクトアクセス。
無料のシャトルバス送迎(ホテル⇄羽田空港)
また、タマディアホテル⇄羽田空港の無料のシャトルバス送迎は、ホテル→羽田空港が一日15本(朝)、羽田空港→ホテルが一日10本(夜)出ています。シャトルバスは19人 or 23人乗り、予約制ではなく先着順です。
実際に平日(月曜日)朝の9:30に乗車しましたが、自分を含めて乗車客は2人のみでした。
国際線ターミナルまでは約10分、国内線第1ターミナルまでは約20分、国内線第2ターミナルまでは約25分です。
周辺環境
周囲には興味をそそられる飲み屋さんがいくつかあり、夕食がてら一杯楽しめます。
千世
今回は、江戸前居酒屋の名店「千世」でお食事しました(京急EXイン 羽田・穴守稲荷駅前から徒歩2分)。
噛み応えのあるタコを炙り焼きにした、たこ焼き刺し(1,300円)は絶品。甘えびの酒盗和え(600円)では、意外な組み合わせも合うのだと実感します。
新鮮なイカの身と肝をからめた生塩から(900円)も酒の肴にグッド!
穴守稲荷駅界隈のホテルに宿泊した際は、ぜひまた再訪したいです。
感想・総評
タマホームのホテル事業第1弾という点に注目していましたが、お金をかけるべきところとかけないところの強弱・バランスを上手く取っているという印象を持ちます。
ただし、周囲にあるJALシティホテルやホテルマイステイズと比較した場合に、必ずしもタマディアホテルに宿泊すべき理由は見当たらないというのが正直な感想。
開業から半年弱のタイミングで訪れたため、若干フロントの方とのやり取りでぎこちなさもあり、疑問に感じる部分もありました。
加えて、ブランド戦略の一環なのでしょうが、ホテルのサインがいかにもタマホームなのもどうなの…という気もします。
予算を抑えつつ、かつ羽田空港に近いホテルにを探す際、候補のひとつになるホテルだとは思います。
住所:〒144-0043 東京都大田区羽田4-14-4
電話番号:03-3741-5573
チェックイン:14:00〜
チェックアウト:〜11:00