バルセロナのサグラダファミリア(Basílica de la Sagrada Família)。
聖堂内部に入場します。
サグラダファミリア Basílica de la Sagrada Família 聖堂内部
日本人彫刻家の外尾悦郎氏により製作された「生誕の門の扉」を抜け、聖堂内部へ。
側廊・身廊
サグラダファミリアの聖堂内部。
過去に見てきたカテドラルとはまったく異なります。
柱はガウディが自然界から着想を得た「二重螺旋の運動」により、高くなるほどに多角形の角が増え、より一層に高さが感じられる。
外から取りこんだ光が内部にこぼれる。森のように。
東側(生誕のファサード)のステンドグラスは青を基調としている。
一方、西側(受難のファサード)はオレンジや赤。
ステンドグラスを通った太陽の光。
午前中は爽やかな朝の森のように、夕方は夕陽が射すように聖堂内を照らす。
太陽の動きによりその表情を変えていく。
身廊中央部。
回転双曲面の円筒型天井。
水平と垂直が交わる箇所を「放物線面」にすることにより、デザイン・機能の両面を満たす。
枝分かれしている箇所は、樹木の枝。
外から差しこむ光は、木漏れ日のようです。
ステンドグラスの窓から入ってきた光を建物内部にあふれさせるため、放物面、双曲面でデザインされた側廊の屋根。
支柱は石の種類によって異なり、色がそれぞれ異なります。
イエスの塔を支えることになる赤い4本は斑岩。
濃いめのグレーは玄武岩、明るいグレーは花崗岩、側廊の柱は砂岩。
主祭壇・後陣
地下礼拝堂を囲うように設置された窓。
礼拝堂に差しこむ光の通り道です。
後陣にあるパイプオルガン。
ステンドグラスの色がこぼれおち、幻想的な雰囲気です。
生誕の塔の入場、内部の見学、生誕のファサード・受難のファサード・博物館の見学で滞在5時間超。
これほどまでに滞在を長引かせてしまった理由は、西日が差しこんだ際の聖堂内部でした。
とても美しい!帰るに帰れない。
もし現地でお時間があれば、夕方の聖堂内部もぜひ。
資料
右側が生誕のファサード、左側が受難のファサード、下側が栄光のファサード。
十字の交差する箇所がイエスの塔、十字の頭部がマリアの塔。
サグラダファミリア 生誕のファサード Façana del Naixement