スペイン・バルセロナの世界遺産「アントニ・ガウディの作品群」を代表する建造物、サグラダファミリア。
サグラダファミリア訪問記の目次ページです。
バルセロナ サグラダファミリア Basílica de la Sagrada Família, Barcelona
ファサード
サグラダファミリアの完工時には、3面にそれぞれの物語を描くファサード。
すでに「生誕のファサード」「受難のファサード」が完成しており、最終的に「栄光のファサード」が加わります。
塔
外観をじっくりと眺めるのももちろん良いですが、ぜひ鐘楼に上り、歴代の石工職人さんが眺めてきたバルセロナの景色を堪能しましょう。
鉄筋が入っていない石のアーチの上に達した時、どのような感情を抱くでしょうか。
地上からはよく見えなかった「生命の木」に停まる白い鳩も間近に鑑賞できます。
聖堂内部
静寂に包まれる森の中に、色鮮やかなステンドグラスを通した陽の光が射しこむ。
上を見上げながら、デザイン・機能を両立させた「放物線面」を見ていると、森の中で梢を発見した動物のような気分になります。
サグラダファミリア聖堂内部。
夜のサグラダファミリア ライトアップ
サグラダファミリアの北東面にあるガウディ広場から望む、夜のサグラダファミリア。
ライトアップにより水面に映し出される、鏡張りのサグラダファミリアを鑑賞。
» 夜の水面に映る…鏡張りのサグラダファミリア from ガウディ広場
夜の水面に映る…鏡張りのサグラダファミリア from ガウディ広場
日本人彫刻家 外尾悦郎さんが好むサグラダファミリアの構図
生誕のファサードの天使像15体を彫った日本人彫刻家 外尾悦郎さんの著書、『ガウディの伝言』。
その書著の中で、外尾さんが「好きなサグラダファミリアの構図」を語っている場面があります。
私が好きなのは、アベニーダ・ガウディと呼ばれる通りを少し下ったところから仰ぎ見るサグラダ・ファミリアですが、ここから見ると、手前にある六階、七階建ての四角い建物群をすべて睥睨して君臨する石の怪物に見える。遠近感が狂ってしまうほどの存在感があります。
巨大な岩山や森など、人間の力が及ばない自然の造形を見たとき、人は畏敬の念を抱くものだと思いますが、サグラダ・ファミリアを目の前にしたときに感じる迫力も、その感覚に近いものがあるのかも知れません。
アベニーダ・ガウディ（Avenida Gaudi）の通り越しに、遠近感を無視したかのような迫力。
通りで楽しく語らう人々と同じ画角に収まっていることに、妙な感覚を覚えます。
まさか人間が造ったとは思えない「石の怪物サグラダファミリア」を感じられる構図です。
サグラダファミリアを100％楽しむために
現地でサグラダファミリアを鑑賞する前に、前項に記載した外尾悦郎さんの著書『ガウディの伝言』を熟読されることを推奨します。
外尾悦郎さんはサグラダファミリアを彫っている職人さんであり、かつ、アントニ・ガウディの思考に近づくために何十年と思惟している専門家です。
この本以上に臨場感のあるサグラダファミリアガイドは、そうそう無いのではないでしょうか。
映像作品であれば『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』がおすすめです。
サグラダファミリア入場券の予約について
サグラダファミリア公式サイトからチケットを購入する方法は下記リンク先をご覧ください。
建築家アントニ・ガウディの作品
建築家アントニ・ガウディがスペインに遺した建築物をマップにまとめてみました。
» スペインにあるガウディ建築をマップにまとめる｜Map of Antoni Gaudí’s building
スペインにあるガウディ建築をマップにまとめる｜Map of Antoni Gaudí’s building
その他、バルセロナにあるガウディ建築の訪問記は下記リンクをご覧ください。
