鹿児島港と桜島港を結ぶ桜島フェリー(Sakurajima Ferry)。
通常15分の定期船とは異なるルートを通る桜島フェリー「よりみちクルーズ(Yorimichi Cruise)」に乗船しました。
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桜島フェリー よりみちクルーズ
鹿児島港と桜島港を結ぶ桜島フェリー(Sakurajima Ferry)。
桜島フェリーの定期船は片道15分ですが、通常の定期船とは異なるルートを約50分かけて航行する「よりみちクルーズ(Yorimichi Cruise、周遊觀光船)」が1日1本運行(鹿児島港を11:05出発)しています。
よりみちクルーズの航行ルート
上記マップの青いラインが「よりみちクルーズ」のざっくりとしたルートです。
錦江湾を南に進み、沖小島や桜島の大正溶岩原を眺めつつ、神瀬を周ってUターン。
天気のよい日は薩摩半島の南側に顔を出す開聞岳が見えます。
また、運がよければ錦江湾に生息するイルカを見れるそうです。
よりみちクルーズの料金
大人 | 500円 |
子供 | 250円 |
学生割引、高齢者割引などの割引があります。
詳しくは「よりみちクルーズ|桜島フェリー」をご確認ください。
よりみちクルーズの料金は大人500円、子供250円。
鹿児島市内観光で便利なCute(鹿児島市営バス・電車・フェリー共通利用券)はよりみちクルーズおよび帰りの定期船のチケット、サクラジマ アイランドビューもカバーしているため、「初めての鹿児島&桜島観光」であればキュートを購入した方が間違いなくお得だと思います。
www.kagoshima-yokanavi.jp/kotsu/kagoshima/ticket.html
よりみちクルーズ乗船記
桜島フェリーの船は、最新の第二桜島丸(サクラフェアリー)から1995年1月竣工の第十五櫻島丸(チェリークイーン)まで計5隻。
5隻中古い2隻はバリアフリー対応していません。
必要に応じて、事前に桜島フェリー公式サイトにて「使用船舶予定表」をチェックされておくことを推奨します。
今回は「最もベテラン」の第十五櫻島丸チェリークイーンでした。
船の横に描かれた桜島大根のキャラクター。
古い船のため、甲板には一部屋根がかかっています。
ちなみに2015年竣工の第二桜島丸(サクラフェアリー)の甲板はすべて屋外です。
船内に入ると軽食や名物のうどん「やぶ金」があります。
鹿児島港の向こうに城山ホテルと城山展望台。
桜島の北方面。
「桜島定期観光バス」に乗るとアコウのアーチを抜けて島の外側を時計回りに周遊できます。
神瀬の灯台と沖小島。
養殖のいけすの向こうに見えるは、沖小島。
後に参加した桜島の観光バスのガイドさんいわく、錦江湾ではかんぱちの養殖が盛んみたいです。
鹿児島港の近くにあるドルフィンポートに入る「めっけもん」で地元の鮮魚のお寿司が食べられます。
鹿児島港桜島行きのフェリー乗り場近く、ドルフィンポートの回転寿司「#めっけもん」
九州近海で漁れた新鮮なネタがとりわけ美味しい。
カンパチ、シロダイ、真鯛、コゼン。
赤海老やサツマアジの頭と尻尾は唐揚げにしてくれて、全部まるごといただけます。 pic.twitter.com/UuZiWhANxx
— にゃーらいおん (@aoitripjp) July 10, 2018
手前は大正溶岩原にある溶岩なぎさ遊歩道。
大正3年(1914年)1月12日に起きた大正の噴火の溶岩流でできた陸地です。
この時の噴煙は上空8000mまで達し、火山灰はロシアのカムチャツカ半島まで達したと言われています。
同時に、桜島と大隅半島が陸続きとなりました。
右手に赤水展望広場、左奥に見えるのは桜島で一般観光客が上れる一番高い場所、4合目の湯之平展望所です。
鹿児島港を出発して約50分、桜島港に到着です。
おわりに
「よりみちクルーズ」は11:05に出発し、11:55に桜島港へ到着。
湯之平展望所ほか西側の見どころを通る「サクラジマアイランドビュー」の12:15回に乗り1時間。
港で昼食後、桜島を時計回りに一周する「桜島定期観光バス」の14:30回に乗り約2時間、桜島観光を楽しめました。