小樽市の東端であり、小樽と札幌のちょうど中間付近にあるエリア、銭箱(Zenibako)。
1869年の東本願寺による北海道開拓においては、後に一曜斎國輝により「小樽ゼニバコ 魟魚の奇異」として浮世絵に描かれた地です。
札幌から小樽へレンタカーで向かう際に立ち寄りました。
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銭箱 Zenibako
JR小樽駅から数えて4つ目の駅、銭函駅。
1880年、北海道で最初の鉄道「手宮線」開通時に開業した、北海道の中でも最も古い鉄道駅のひとつ(手宮線は現在もJR小樽駅近くに廃線跡が残る)。
1871年に甘泉堂より発行された北海道図絵(東本願寺北海道開拓錦絵)においては、一曜斎國輝により「小樽ゼニバコ 魟魚の奇異」として登場(魟魚=コウギョ、アカエイ)。
当時は「函館から札幌を結ぶ道」が整備されておらず、1870年に北海道開削のために京都を出発した東本願寺の一行は函館、雷電峠、余市、小樽、そして銭箱を経由して札幌へ向かいます。
1870年、彼らが約1年4ヶ月かけて開削した約103kmの道が、現国道230号線の前身です。
東本願寺北海道開拓錦絵ゆかりの地:北海道図絵1871 復刻版
銭箱駅から約2.5km東にある星置川と星置橋付近より。
小樽中心部、北側の祝津エリアを一望。
しろくまコーヒー
JR銭箱駅前にあるカフェ、しろくまコーヒー(Shirokuma Coffee)。
北側は石狩湾、南側は道路を挟んで銭函駅という立地。
テラスで綺麗な海を望みながら休憩するのにぴったりです。
銭箱駅の場所・行き方・アクセス
JR札幌駅よりJR函館本線で約26分。
JR札幌駅より車(下道)で20.7km、約30〜50分。