昔のエストニアへタイムスリップ。
森の中にあるエストニア民族野外博物館(Estonian Open Air Museum)を訪れました。
エストニア民族野外博物館 Estonian Open Air Museum
タリン旧市街から西に約6km。
エストニア民族野外博物館(Estonian Open Air Museum、Eesti Vabaõhumuuseum)は海沿いの森に広がる野外博物館です。
博物館内にはエストニア各地に点在していた14の農場と伝統的住居が点在しており、18〜20世紀のエストニアにおいて人々がどのように暮らしていたか?を垣間見ることができます。
フォークダンス Folk dance
夏季シーズンの週末には、フォークダンスの実演を楽しめます。
色鮮やかな民族衣装をまとった人々の踊りと歌に魅了されるに違いありません。
フォークダンスの途中には観客も誘われ、一緒に踊ることができます。
恥ずかしがらずに踊りましょう!
農場 Farm
エストニア野外博物館に点在する14の農場。
この博物館が面白い点はいくつかあります。
一番衝撃的だったのは各住居にいるスタッフさんがエストニアの民族衣装を着ている…のはもちろんですが、「まるでそこに住まうかのように振舞っている」点です。
編み物をしたり、井戸で洗濯でも始めそうな仕草をしたり。
もちろん、施設についての解説もしてくれます。
スタッフさんと書きましたが、とてもスタッフと思えません。
どう見てもそこに住んでいるように見えてしまう。
Köstriaseme Farmの農場のおばあちゃんに、英語で「これは何?」と聞く。
エストニア語で「薪を切る道具だよ。一緒に斬ってみるかい?」(みたいな感じ)の返事が返ってきて、2人で昔のノコギリで引き合って薪を斬りました。
Pulga farmのお母さんはエストニア語と英語を操るだけでなく、日本語の単語を含めて解説してくれました。
左奥が昔の仕事場、右奥がベッド。
ベッドルームとダイニングテーブル。
昔は、石の壁に取り付けられた木材に火を付け、それを灯りにしていたそう。
仮に燃え尽きたり落ちてしまっても、周りが石なので火災になる心配も少なそうです。
子供部屋。
天井からかかっているのは揺り籠。
赤ちゃん用の歩行器。
昔のサウナ。
ヨーロッパ式の竹馬。
ヨーロッパ式の竹馬は日本の竹馬と持ち方が異なります(内側から逆手で握る)。
持ち方が違うだけで、バランスの取り方は日本の竹馬と同じ。
コツを掴めば自由に操れるようになります。
竹馬を操れようになると、苦戦している周りの観光客から歓声が上がりました。
よかったよかった。小さい頃に竹馬を乗れるようになって。
昔のエストニアへ。
シームレスにタイムスリップしたかのような体験ができる、森の中の博物館。
エストニア野外博物館は体験を通して自らの記憶に深く刻まれました。
もしタリンで一泊二泊時間が取れるなら、ぜひおすすめしたいスポットです。
エストニア野外博物館の場所・行き方・アクセス
タリン旧市街からは「21」「21B」のバスに乗車。
帰りは「41」「41B」のバスに乗車。
詳細は地図アプリと公式サイトの「Contact Information」でご確認ください。