フィンランドのヘルシンキからエストニアのタリンまでは、フィンランド湾を挟んで約60km。
二つの都市間のアクセス方法は、大型のフェリーです。
様々な施設が充実する客船の窓から穏やかなフィンランド湾を眺めつつ、ヘルシンキからタリンまで優雅なフェリー旅を楽しめます。
特に豪華な設備の「メガスター号」は、ぜひ乗りたいところ!
わたしもメガスター号のチケットを事前にオンラインで予約購入しました。
しかし、メガスター号に乗ることは叶いませんでした。
それでは…どうぞ!
ヘルシンキからタリンへのフェリー
![ヘルシンキからタリンへのフェリーでの行き方!乗る前に必ず確認すべきこと](https://aoitrip.jp/wp-content/uploads/2020/02/DSC00097.jpg)
ヘルシンキからタリンまでの移動方法はフェリーです。
フェリーの運航会社は2つあります。
- タリンク シリヤ ライン Tallink Silja Line
- ヴァイキングライン Viking Line
フェリーの運航会社ごとにフェリー乗り場が異なります。
フェリーの所要時間は2時間です。
タリンク シリヤ ライン Tallink Silja Line
![タリンク シリヤ ライン(Tallink Silja Liタリンク シリヤ ライン(Tallink Silja Line)のメガスター号](https://aoitrip.jp/wp-content/uploads/2020/02/DSC00084.jpg)
タリンク シリヤ ライン(Tallink Silja Line)はエストニアのフェリー運航会社。
エストニアのフェリー運航会社タリンク(Tallink)がフィンランドの企業シリヤライン(Silja Line)を買収し、現在の名称に。
「ヘルシンキータリン」間の就航本数がタリンク シリヤ ラインの方がヴァイキングラインよりも多いのは、その点が深く関係しているのでしょう。
メガスター号とスター号
Tallink Silja Lineの「ヘルシンキータリン」間を結ぶフェリーは2種類。
- メガスター号 Megastar
- スター号 Star
豪華な内装と設備を誇る「メガスター号(Megastar)」は、単なる移動手段という枠を超えています。
ラウンジ、パブ、バー、カフェ、キッズルーム。
2時間半の旅では到底すべてを網羅することは不可能ともいえる、充実した施設が揃います。
ワンランク下の「スター号(Star)」はメガスター号に施設のバリエーションでは劣るものの、船旅を楽しむ上では十分なビュッフェ、バー、カフェが揃います。
チケット料金の確認・予約手続きは公式サイトから
料金、船内の仕様の確認、予約手続きはタリンク シリヤ ラインの公式サイトにて。
公式サイトの言語は日本語にも完全対応。
購入手続きもスムーズです。
www.tallinksilja.com/ja/japanese
フェリーの料金は、夏季(peak)と冬季(off peak)で大幅に変わります。
片道料金(冬季):€29〜€45
割引:「日帰り往復 €32〜」
運航本数:「ヘルシンキ→タリン:一日6〜8本」「タリン→ヘルシンキ:一日7〜9本」
片道料金(冬季):€23〜€27
割引:「日帰り往復 €25〜」
運航本数:「ヘルシンキ→タリン:一日6〜8本」「タリン→ヘルシンキ:一日6〜8本」
ヘルシンキからタリンの「日帰り・往復」に限定すれば、往復割引を受けられます。
タリンでの滞在時間「9.5時間〜12.5時間」で、片道切符料金+αのお値段です。
チェックイン
![タリンクシリヤラインのチケット](https://aoitrip.jp/wp-content/uploads/2020/02/tallink.png)
公式サイトからフェリーの切符を購入すると、登録したメールアドレスに「Eチケット」が届きます。
Eチケットには「QRコード」「Reservation Number」「出発時刻」「到着時刻」「ターミナル」が記載されていますので確認します。
フェリーのチェックインは「オンライン上」または「フェリーターミナルの窓口・機械」で行えます。
「Check-in your voyage conveniently online.
Online Check-in is open from 24 hours up to 20 minutes before your departure.」
オンラインチェックインは「出発の24時間前〜出発の20分前」まで行えます。
「Passengers travelling without a vehicle must be at check-in latest 30 minutes prior to departure.
We recommend 1 hour before departure.
Boarding will be closed 20 minutes befor departure.」
遅くとも出発の30分前までにチェックインを完了する必要があります。
出発の1時間前にはチェックインを完了することをおすすめします。
搭乗は出発の20分前に締め切ります。
タリンク シリヤ ラインの乗り場・行き方
![タリンク シリヤ ライン Tallink Silja Lineのフェリー乗り場Jätkäsaari(ヤッカサーリ)](https://aoitrip.jp/wp-content/uploads/2020/02/DSC00063.jpg)
タリンク シリヤ ライン(Tallink Silja Line)のフェリー乗り場は、Jätkäsaari(ヤッカサーリ)。
Jätkäsaariは、ヘルシンキ中心部から南西に3km離れた場所にあります。
Jätkäsaariのフェリーターミナルは「West Terminal1(北側)」「West Terminal2(南側)」に分かれています。
予約チケットのバウチャーでフェリー乗り場を確認してください。
![ヘルシンキの路面電車7番線](https://aoitrip.jp/wp-content/uploads/2020/02/DSC00061.jpg)
「ヘルシンキ中心部からフェリー乗り場」のアクセス方法について。
Jätkäsaariのフェリーターミナル前には「路面電車7番」の停留所があります。
ヘルシンキ大聖堂・元老院広場近くの路面電車乗り場「Senaatintori」から「West Terminal2」まで10駅15分。
ヘルシンキ中央駅近くの路面電車乗り場「Rautatieasema」から「West Terminal2」まで7駅11分です。
ヴァイキングライン Viking Line
![ヴァイキング ライン(Viking Line)のフェリー](https://aoitrip.jp/wp-content/uploads/2020/02/DSC08459.jpg)
ヴァイキング ライン(Viking Line)はフィンランドのフェリー運行会社。
Viking Lineの一日の就航本数は、「ヘルシンキ→タリン:一日2〜3本」「タリン→ヘルシンキ:一日2〜3本」
公式ウェブサイトの予約画面は英語です。
ヴァイキングラインの乗り場
![ヴァイキングライン Viking Lineのフェリー乗り場「Skatuddens Terminal(スカツデンツ ターミナル)」](https://aoitrip.jp/wp-content/uploads/2020/02/DSC09918.jpg)
ヴァイキングライン(Viking Line)のフェリー乗り場「Skatuddens Terminal(スカツデンツ ターミナル)」は、ヘルシンキ中心部の東側にあるKatajanokka(カタヤノッカ)にあります
ヘルシンキ中央駅近くの路面電車乗り場「Gördelgatan」から「Lasipalatsi(ホテル カタヤノッカ前)」まで7駅10分。
徒歩5分でターミナルに到着します。
タリンのフェリーターミナル
![エストニア タリンのフェリーターミナルD](https://aoitrip.jp/wp-content/uploads/2020/02/DSC00161.jpg)
メガスター号・スター号のフェリーは「タリンのフェリーターミナルD」に到着します。
コインロッカーやショップの情報はTallink Silja Lineの公式サイトをご確認ください。
www.tallinksilja.com/ja/tallinn-d-terminal
フェリーターミナルDの「キオスクでSIMカードを購入できる」という情報を見かけたので実際に探してみましたが、SIMカードの販売はありませんでした。
![タリン フェリーターミナルの地図](https://aoitrip.jp/wp-content/uploads/2020/02/DSC00164.jpg)
フェリーターミナルDからタリン旧市街までの行き方について。
ターミナルDの前にはバス停「Reisisadam D-terminal」があります。
バスの旧市街までのアクセスは良くないため、UBERかタクシーが便利です。
徒歩の場合、タリン旧市街東側のヴィル門(Viru Väravad)まで徒歩19分です。
わたしは港を飛び交う海猫を眺めつつ、徒歩でホテル テレグラーフへと向かいました。
おわりに
今回、メガスター号のチケットを予約購入。
ワクワクしながらフェリー乗り場に到着。
しかし、「フェリー乗り場を間違える」という凡ミスにより、メガスター号のチケットは塵となりました。
この記事をご覧になったあなたは、メガスター号でグラスを片手に優雅な船旅を楽しめることを心から願っております。
フェリー乗り場は事前に必ず確認してくださいね。
良き旅を!
(ヘルシンキとタリンの旅行記は下記をご覧ください)