香港のインタウンチェックインの方法・航空会社まとめ

インタウンチェックイン

香港旅行の中で、画期的で驚いたシステムが、インタウン チェックイン(In-Town Check-In)です。

一般的にチェックインは空港のカウンターで行いますが、香港のインタウン チェックインは、市内(九龍駅、香港駅)で行えるため、香港の観光旅行者にとっては様々なメリットがあります。

この記事では、香港のインタウン チェックインの詳細内容・やり方をまとめます。

香港国際空港のインタウン チェックインとは

国際線のチェックインは、

  • フライトの2時間前までに
  • 出発する空港のカウンターで済ませる

というのが一般的です。昨今はオンラインチェックインに対応している航空会社も多いですが、手荷物だけは空港のカウンターで預け入れしなければなりません。

しかし、香港国際空港のインタウン・チェックインでは、香港市街にあるMTR機場快線の駅、九龍駅と香港駅で事前にチェックイン可能で、かつ手荷物のスーツケースを預けられます。

インタウン チェックインの条件

利用条件は、

香港エアポート・エクスプレスの利用者は、ぜひ利用したい空港サービスです。

インタウン チェックインのメリット

インタウン チェックインのメリットは大きく2つ。

  • 香港国際空港に行くまでの時間に余裕ができる(空港でのチェックイン不要)
  • スーツケースをチェックイン時に預けられるので、大きな手荷物なしで観光できる

そのため、香港の観光旅行の最終日を、時間に余裕を持って、邪魔なスーツケースを預けた状態で観光できるということです。

JALやANAなどは「出発の60分前(≒1時間前)」までとしているようですが、ギリギリのスケジュールを組んだ場合、電車の遅延や車の渋滞に巻き込まれて、チェックインが間に合わなければアウト。Eチケットは紙くずと化します。

また、香港は観光地がコンパクトにまとまっているだけに、地下鉄やバスなどを利用した移動が多くなります。スーツケースを預けた状態で観光できるのは大きなメリットといえます。

もちろん、「インタウン チェックイン ⇒ 市内観光 ⇒ 香港国際空港」という流れではなく「市内観光 ⇒ インタウン・チェックイン ⇒ 香港国際空港」という過ごし方も可能です。

インタウン チェックインを利用できるのは何時間前?

インタウン チェックインを利用できる時間帯は、搭乗する飛行機の離陸時刻の「1日前〜90分前まで」です。

香港エアポートエクスプレスは、約10分おきに運行しています。香港駅から機場駅までの所要時間は約24分、九龍駅から機場駅までは約20分。

香港駅や九龍駅で、離陸のギリギリ90分前にインタウン チェックインすると、香港国際空港には出発の約50分前に到着する計算となります。出国審査や搭乗ゲートまでの移動時間を考えると、かなりギリギリです。

インタウン チェックインを利用できる航空会社

旅行者にとっては画期的で便利なインタウン チェックインですが、九龍駅と香港駅にチェックインカウンターを設けているのは65社です。一部、チェックインカウンターを設けていなかったり、条件のある航空会社もあります。

インタウン チェックインを利用できる、日本の都市と就航している主な航空会社は下記の通りです。

航空会社 コード
All Nippon Airways(全日本空輸) NN
Cathay Pacific Airways(キャセイパシフィック航空) CX
Dragonair(香港ドラゴン航空) KA
Hong Kong Airlines(香港航空) HX
Hong Kong Express(香港エクスプレス航空) UO
Japan Airlines(日本航空) JL
Jetstar Aisa Airways(ジェットスター・アジア航空) 3K

一方、全日空傘下の格安航空会社ピーチ アビエーションや、格安航空会社のバニラエアは現在対応していない模様です。

詳細は、下記のページに記載があります。

IN-TOWN CHECK-IN COUNTERS INFORMATION|MTR(英語)

香港のインタウン チェックインのやり方

香港の九龍駅

インタウン チェックインのやり方は簡単です。

ここでは、尖沙咀(チムサーチョイ)の最寄となる機場快線の駅、九龍駅で流れをご案内します。

香港 インタウンチェックイン

登機旅客(Check in Passengers)の改札に向かいます。

img_8821c

改札のICカード読み取り機に、香港エアポート エクスプレスのチケットをタッチ。

img_8811c

インタウン チェックインのカウンターでチェックインし、スーツケースなど預けたい荷物を預けます。

img_8818c

あとは、出口から出るだけ!以上です。

この後、観光を楽しむ場合は、シャトルバスで尖沙咀(チムサーチョイ)に戻ってもよいですし、香港国際空港に向かう場合は、九龍駅の乗り場までば行けばOKです。

香港のインタウン チェックインの注意点

搭乗ゲート(Gate)の欄が空欄になっている。

搭乗ゲート(Gate)の欄が空欄になっている。

インタウン チェックインにおける注意点は一点です。早めにインタウン・チェックインをした時に、搭乗ゲートが決まっていない場合があります。

香港国際空港に到着後、ボーディングインフォメーションの液晶パネルがいたるところにあります。

税関を通る前でも後でもよいですが、まずは、搭乗する便のゲート番号を確認しておきます。ちなみに、香港国際空港はかなり広く、迷う恐れもあるので、到着したらマップを入手しておくのがおすすめ。

インタウンチェックイン

自分の搭乗する便の、出発時刻、便名、行き先の隣に「ゲート番号」があるのでチェック。

ちなみに上記写真では、わたしの搭乗するCX542便(写真の上から5段目)に「預計17:15」という表示がありますが、これは飛行機の出発が遅延することを示しており、表示時刻は遅延後の出発時刻です。

  • 最後召集(Finac Call):ファイナルコール
  • 予備搭機(BoardingSoon):もうすぐ搭乗開始
  • 預計(Est):搭乗遅延

おわりに

香港国際空港のインタウン チェックインは、メリットが大きいうえに、初めての旅行者にも簡単でした。

香港の街は、インタウン チェックインに限らず、香港エアポート エクスプレスの到着駅でのチケット購入、無料のシャトルバスなど、外国人観光客にやさしくわかりやすい街となっており、驚くばかりです。


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