香港からマカオへフェリーで行く方法まとめ

ターボジェット エコノミークラスの座席

中華人民共和国の特別行政区である香港からマカオ(澳門)へ行く方法の主な手段のひとつが、フェリー(カタマラン・高速船)です。

今回、香港とマカオを2種類のフェリー(ターボジェット、コタイジェット)に乗船し往復してみたので、写真を交えながら香港とマカオをフェリーで往復する方法をまとめます。

香港・マカオのフェリー乗り場の場所

香港(尖沙咀・香港島)とマカオを往復するフェリーの主な乗り場は、香港側に3箇所とマカオ側に2箇所にあります。

香港側のフェリー乗り場

フェリー乗り場 特徴 MTR駅からのアクセス
【九龍】チャイナ・フェリーターミナル(中国客運碼頭出入境管制站、中港城) 九龍半島・尖沙咀エリアからアクセスしやすい 荃湾線「尖沙咀(チムサーチョイ)」駅徒歩9分
荃湾線「佐敦(ジョーダン)」駅徒歩13分
西鉄線「柯士甸(オースティン)」駅徒歩10分
機場快線「九龍(カオルーン)」駅徒歩14分
【香港島】香港・マカオフェリーターミナル(港澳客輪碼頭出入境管制站) 24時間運航
香港島からアクセスしやすい
港島線「上環(ションワン)」駅徒歩3分
【香港国際空港・スカイピア】香港国際空港フェリーターミナル(海天客運碼頭出入境管制站) 香港空港→マカオの場合:飛行機からフェリーに直接乗り換えする場合のみ利用可
マカオ→香港空港の場合:フェリーから飛行機に直接乗り換えする場合のみ利用可
機場快線「機場」駅最寄り

宿泊ホテルが九龍半島南端の尖沙咀周辺の場合は、九龍のチャイナ・フェリーターミナルから発着するフェリーの方が便利。

もしマカオに渡航する目的がカジノで、深夜まで頑張ろう!と意気込んでいる場合は、24時間いつでも香港島へ戻れる香港島の香港・マカオフェリーターミナルとの連絡船があるので安心です。

香港国際空港のフェリーターミナル「スカイピア」は制限区域内(airside)にあります。

マカオ側のフェリー乗り場

フェリー乗り場 特徴
【澳門外港】マカオフェリーターミナル(澳門アウターハーバー) マカオ半島側のため、セナド広場周辺に点在する世界遺産にアクセスしやすい
【澳門氹仔】マカオタイパフェリーターミナル(氹仔) タイパ島側のため、タイパ島側のカジノにアクセスしやすい

マカオ永利(ウィン)のシャトルバス

マカオのフェリーターミナルは、カジノとの無料シャトルバスもあるので、事前に行きたい場所を調べておくとよいかと思います。

澳門(マカオ)行きのフェリー運航会社は2社

澳門行きのフェリー運航会社は2社あります。

  1. ターボジェット(噴射飛航)
  2. コタイジェット(金光飛航)

渡航ルート・本数が違うので、事前にウェブサイトで時刻表と料金をチェックしておくのがおすすめです。

ターボジェット(噴射飛航)

ターボジェット(噴射飛航)は香港九龍チャイナ・フェリーターミナル(香港九龍)⇔マカオフェリーターミナル(澳門アウターハーバー)の本数が多い。船内のシートや設備が古め。

コタイジェット(金光飛航)

コタイジェット(金光飛航)は香港・マカオフェリーターミナル(香港島)⇔マカオタイパフェリーターミナル(氹仔)の本数が多い。船内は全体的に綺麗。

時刻表検索・予約は公式ウェブサイトで

ターボジェット(日本語)
コタイジェット(英語)

ターボジェット(噴射飛航)とコタイジェット(金光飛航)の公式ウェブサイトです。オンライン予約も可能。

香港のKlook(クルック)でも片道/往復の「香港⇄マカオ高速船」の割引チケットを購入できます。電子バウチャー可(Show Mobile E-Voucher)。引き換えが香港側(Hong Kong Pick Up)のみとなるのでご注意ください。

ターボジェットの割引チケット(香港ー澳門、九龍ー澳門)
コタイジェットの割引チケット(香港ー澳門氹仔)

【香港島(上環)〜澳門氹仔】 コタイジェット割引チケット
【香港国際空港島〜澳門氹仔】 コタイジェット割引チケット

チャイナ・フェリーターミナル(中国客運碼頭出入境管制站、中港城)への行き方

MTRの尖沙咀駅からチャイナ・フェリーターミナル(中国客運碼頭出入境管制站、中港城)へ向かう場合、九龍公園の南側の「海坊道(Hai Phong Rd.)」をまっすぐ西に向かうルートが最もシンプルでわかりやすいです。

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COACHとFENDIの入る建物にぶつかったら右折し、「広東道(Canton Rd.)」を北上します。

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中國客運碼頭入口が見えたら、建物の中に入り、チケット売り場を目指します。

フェリーチケットの購入方法

フェリーのチケットは現地フェリーターミナルの窓口、オンラインブッキングで購入できます。直近に出発するエコノミークラスのチケットは売り切れることがあるので、現地でのスケジュールが決まっている場合はオンラインで購入しておくことを推奨します。

チケット購入から出国審査、乗船まで最短でも15分はかかるので、時間には余裕をみておくのがよいです。

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電光掲示板をチェックし、自分の利用したいルートが運航しているか?直近の便はどれか?把握しておきます。

香港マカオのフェリー チケット売り場

右側の赤いチケットカウンターがターボジェット(噴射飛航)、左側の青いチケットカウンターがコタイジェット(金光飛航)のチケットカウンターです。

MEMO
目的港が「澳門(澳門アウターハーバー)」の場合は、セナド広場周辺の世界遺産巡りに行くのに便利。目的港が「澳門氹仔(タイパ島)」の場合は、タイパ島の外資系カジノに行くのに便利です。

船務公司の記載が「噴射飛航」はターボジェット、「金光飛航」はコタイジェットです。

ちなみに、チケットカウンターの周辺にはダフ屋(?)のオバサンがうろついており、チケットを見せながら「買え買え!」としつこく話かけてきます。面倒なので無視するのが一番ですね。

フェリーの搭乗クラス

フェリーの搭乗クラスはエコノミーとビジネスの2種類。

ターボジェットのビジネスクラスはスーパークラス(Super Class)、コタイジェットのビジネスクラスはコタイファースト(Cotai First)という名称になります。

ターボジェット エコノミークラスの座席

ターボジェット エコノミークラスの座席

ターボジェット スーパークラスの座席

ターボジェット スーパークラスの座席

スーパークラスの場合、シートピッチ・横幅含めてシートが広く、優先下船、ソフトドリンク無料、船内食サービスのメリットがあります。

フェリーチケットの料金

フェリーチケットの料金は、区間とクラスにより異なります。ここには一部区間のエコノミークラス料金のみ残しておきます(値段の表記は香港ドル)。

区間 運航会社 昼行便(平日) 昼行便(土日祝) 夜行便
九龍→澳門外港 ターボ(噴射) $171 $186 $211
九龍→澳門外港 コタイ(金光) $165 $177 $201
九龍→澳門氹仔 コタイ(金光) $165 $177 $201
香港島(上環)→澳門外港 ターボ(噴射) $171 $186 $211
香港島(上環)→澳門氹仔 ターボ(噴射) $171 $186 $211
香港島(上環)→澳門氹仔 コタイ(金光) $165 $177 $201
香港国際空港→澳門外港 ターボ(噴射) $270 $270 $270
香港国際空港→澳門氹仔 コタイ(金光) $254 $254 $284
澳門外港→九龍 ターボ(噴射) $160 $175 $200
澳門外港→香港島(上環) ターボ(噴射) $160 $175 $200
澳門外港→香港国際空港 ターボ(噴射) $270 $270 $270
澳門氹仔→九龍 コタイ(金光) $154 $167 $190
澳門氹仔→香港島(上環) ターボ(噴射) $160 $175 $200
澳門氹仔→香港島(上環) コタイ(金光) $154 $167 $190
澳門氹仔→香港国際空港 コタイ(金光) $256 $256 $286

出国手続き

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チケットを購入後、出航まで時間に余裕がある場合は、スターバックスやマクドナルドで時間をつぶせます。コーヒーは後の出国時にも持ち込めました(どんだけゆるいんだ…)。

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離境(Depatures)カウンターでチケットを見せ入場。

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カウンターのスタッフの方が、チケットに座席番号の書いたシールを貼ってくれます。フェリーは全席指定席なので、トラブルも起きにくく安心といえます。

その後は、出国審査です。出国審査には

  • パスポート
  • 出入国カード(IMMIGRATION DEPEARTMENT HONG KONG)
  • フェリーチケット

が必要になります。

出入国カードは、香港入国時に提出した入国カードの2枚目(控え)です。

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泊位(BERTH)は乗り場番号のことです。自分が乗船する船の乗り場を確認しておきます。

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ゲートが開いたら乗船です。

今回は、香港九龍⇒マカオでコタイジェット(金光飛航)に、マカオ⇒香港島でターボジェットに乗船しました。

コタイジェット(金光飛航)

コタイジェットの香港九龍⇒マカオ路線は、一日に一本、10:15のみです。

コタイジェット

コタイジェットのフェリーのカラーは青です。

コタイジェットのフェリー

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フェリーの船内は想像していたよりも綺麗、シートは皮張りです。

香港からマカオまでのフェリークルーズは約1時間でしたが、リラックスして過ごせました。

マカオ行きフェリー スーツケース置き場

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スーツケース置き場や、上部には飛行機のように収納も。

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船内ではドリンクやポテトチップスなども販売しています。もちろん、トイレもあるので安心。

コタイジェットの船内マップ

コタイジェットの船内マップ。メインデッキがエコノミー、アッパーデッキがビジネスクラスとなっています。

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むむ?座席やモニターにサンズ(SANDS)の広告が多いと思い調べてみたところ、コタイジェットは、ラスベガスのカジノ・ホテルリゾート会社サンズ(SANDS)の子会社のようです。

フェリーの設備がやたらしっかりしているのは、カジノやホテル事業における潤沢な資金からお金を投下できているからなんですね。

MEMO
サンズは、2010年オープン時にSMAPのCMで話題にもなった、シンガポールのマリーナベイサンズの運営会社です。

ターボジェット(噴射飛航)

ターボジェット

ターボジェット(噴射飛航)のジェット船には、マカオ⇒香港島の路線で乗船しました。

ターボジェット 船内

ターボジェットをコタイジェットと比較すると、数ランク下のグレード感。そして、なぜか?冷房をキンキンにかけているため、船内はめちゃくちゃ寒いです。罰ゲームレベルの寒さ!ここは冷蔵庫か!

肘置きが金属製なので、肘を置くと熱伝導で身体まで冷えるという悪循環。コタイジェットの運営がカジノ&ホテル運営会社とはいえ、この圧倒的格差はなぜに…。

おわりに

フェリーは揺れるので酔いやすい方はご注意を。酔い止めは乗船の30分前に飲んでおくのがベスト。

さいごに、九龍→マカオ行きの船に乗って興味深かったことがひとつ。香港出身の中国人の方と中華人民共和国本土から来られた中国人の方の違いが、服装と声の大きさからはっきりと分かります。マカオに着くと、なおさら中華人民共和国の本土感が強くなります。

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