釧路湿原国立公園を一望する展望台、細岡展望台(Hosooka Observatory)へ。
釧路湿原 Kushiro Shitsugen
北海道の東部、4つの市町村にまたがる日本最大の湿原、釧路湿原(Kushiro Shitsugen)。
約4,000年前、縄文前期が過ぎた頃に寒冷化による海面後退が起き、約3,000年前にその姿を湿原へと変えました。
一時は絶滅の危機に瀕していた特別天然記念物タンチョウ、日本最大の淡水魚イトウなどの動物は約1,200種。
ミズゴケ湿原(高層湿原)、ヨシ・スゲ湿原(低層湿原)に植物約200種が確認されています。
釧路湿原国立公園の総面積は28,788ha。
山手線がすっぽり入る広大な湿原の周囲には展望台が点在しており、今回訪れる細岡展望台は広大な湿原を一望できる展望台の中のひとつに過ぎません。
細岡展望台はJR釧路湿原駅から徒歩約15分。
JR釧路駅から観光列車の「くしろ湿原ノロッコ号」で気軽にアクセスできます。
釧路湿原駅 Kushiro Shitsugen Station
JR釧路駅から北へ3駅。
JR釧網本線の釧路湿原駅(Kushiro Shitsugen Station)。
カラマツで作られた駅舎もなかなかの見応え。
釧路湿原駅から細岡展望台までは、階段のある林道を抜けて徒歩約15分。
細岡展望台 Hosooka Observatory
別名「大観望」と呼ばれる細岡展望台(Hosooka Observatory)。
北の屈斜路湖から幣舞橋のある釧路港まで約154kmの道のりを流れる釧路川。
その先にタンチョウの繁殖地である広大な湿原が広がっています。
かつてこの場所が海だった頃に岬だったキラコタン岬には、鬱蒼とする緑が生い茂っている。
その奥には、阿寒湖の南西・オンネトーの東にある阿寒富士と雌阿寒岳。
今回訪問したのは緑が秋色に変わり始めた9月下旬。
湿原は黄緑色を帯びていました。
この湿原もまた、訪れる季節により表情が大きく変わりそうです。
細岡ビジターズラウンジ
JR釧路湿原駅と細岡展望台の間にあるビジターセンター、細岡ビジターズラウンジ。
www.kushiro-shitsugen-np.jp/kansatu/hosooka/
中には湿原やタンチョウの写真が飾られており、ソフトクリームの販売もあります。
列車を待つまでの休憩所として最適です。
JR釧路駅構内のおにぎり屋さん「ばんばん」で購入したおにぎりをいただきます。
バニラ&ぶどう味のソフトクリーム。
細岡展望台と細岡ビジターラウンジの周辺には林道が整備されています。
細岡展望台の場所・行き方・アクセス
マップコード:149 654 824
JR釧路湿原駅から徒歩約15分。