大正15年建築の旧北海道庁立図書館をリノベーションした、北菓楼の札幌本館(Kitakaro Sapporo Honkan)へ。
北菓楼 札幌本館 Kitakaro Sapporo Honkan
北海道砂川市(空知総合振興局管内)に本社を置く北海道の人気菓子店、北菓楼(Kitakaro)。
大正15年(1926年)に建築された旧北海道庁立図書館をリノベーションし、2016年より北菓楼 札幌本店としてオープン。
設計施工は竹中工務店、店舗のデザイン案は建築家 安藤忠雄氏によるものです。
「顔」となる南面と西面のファサードは古代ギリシャ建築に由来するジャイアントオーダーの柱(複数階にまたがる)も含めて保存されており、以前の姿とほとんど相違ありません。
1F 北菓楼ショップ
1Fの北菓楼ショップには和菓子や洋菓子、その他にもその場で食べられるソフトクリームやシュークリームの販売もあります。
その歴史を紡ぐ赤煉瓦、開放的な吹き抜けに柔らかな光の反射を生むヴォールト。
それを支える線の細い柱も美しい。
ぜひ味わっていただきたい、北菓楼のソフトクリーム。
ジャンボシューの「北の夢ドーム」。
ビスキーを乗せて焼いたサクサクの生地に、北菓楼カスタードクリームと生クリームの二層クリーム仕立て。
CAさんやパイロットさんの口コミから人気が広がった…という美味しさに間違いなし、それでありながらこの値段の安さ。
こちらはちぎりシューの「ピスコット」。
塩気のあるもちもち生地とカスタードクリームは病みつきになります。
夕方に札幌本店へ立ち寄ると、常に売り切れているのが人気の証左。
シュークリームの「夢不思議」。
複層に重なり合ったパリパリパイ生地の中に、カスタードと北海道産の生クリーム入り。
名物の「開拓おかき」は甘海老、たらこ、タコ、イカなど種類豊富。
期間限定商品もあり、冬の時期であれば「野付半島の北海シマエビ味」が断然おすすめです。
正面のメダリオン、天井の周囲に走るアカンサスの飾り、赤大理石の階段手すり。
建築当時の姿をとどめる旧玄関ホールを抜けて、2Fのカフェへ。
2F 北菓楼カフェ
カフェの壁面には、この建築物が図書館として誕生したストーリーを継承した本棚。
安藤忠雄氏によるデザインです。
北菓楼自慢のオムライス。
道産牛ときのこがたっぷり入ってます。
野付半島の海で育った大粒の帆立がゴロゴロ入ったクリームパスタ。
シフォンケーキ、ソフトクリーム、ドリンク、好みのケーキ1つを楽しめるケーキセット。
写真は冬限定バージョンのティラミスです。
カフェの奥のメモリアルルームでは、建築物の歴史を紹介するパネル展示があります。
中央には昭和初期の札幌地図があり、町の今昔を比較するのも面白いです。
www.kitakaro.com/ext/tenpo/sapporohonkan.html