北海道 支笏洞爺国立公園にある日本で2番目に大きいカルデラ湖、支笏湖(Lake Shikotsu)。
支笏湖周辺のスポットを巡ります。
支笏湖 Lake Shikotsu
北海道千歳市に位置する、支笏洞爺国立公園内の支笏湖(Lake Shikotsu)。
約4万年前に支笏火山が噴火した際に生まれた火山口に水が溜まることで生まれたカルデラ湖です。
面積は「78.48km2」、日本のカルデラ湖の中では弟子屈の屈斜路湖に次ぐ「2番目の大きさ」を誇ります。
最大水深は「360.1m」で、秋田県の田沢湖に次いで日本の湖で「2番目の深さ」です。
透明度が高い湖の周囲には恵庭岳、風不死岳、樽前山の山々が並んでおり、各展望所からの景色も壮観。
湖では遊覧船やスワンボート、カヌーを楽しむ人々も見られます。
支笏湖温泉 Lake Shikotsu Onsen
千歳川に架かる山線鉄橋(The Yamasen Railway Bridge)。
1899年に北海道官設鉄道上川線の空知川に架けられた赤い鉄橋は、後に王子製紙が払い下げを受けて現在の位置に移設。
1951年まで「山線」として資材運搬を目的として使われた橋は一度解体再利用され、現在は観光資源として新たな役割を担っています。
恵庭岳(Mt. Eniwa)。
季節は10月、紅葉シーズン。
ナナカマドの赤い実が景色のアクセントに。
樽前山(Mt. Tarumae)。
風不死岳(Mt. Fuppushi)。
紋別岳(Mt. Monbetsu)。
山線鉄橋、風不死岳、夕焼け空。
支笏湖ビジターセンターには、支笏湖が誕生するまでの歴史・年表、詳しい解説があります。
支笏火山の火砕流が冷えて固まって生まれた溶結凝灰岩、札幌軟石(札幌市資料館や小樽運河の倉庫に使用)の展示も。
お食事処「北のうまいもん店碧水」では、名物の「北海道チーズいももち」「ソフトクリーム」を食べてしばしの休憩。
ポロピナイ Poropinai
支笏湖を挟み風不死岳を正面に構える、ポロピナイ。
支笏湖の透明度の高さを体感できる場所です。
支笏湖観光センターでチップ(ヒメマス)を食べる
支笏湖観光センター内のポロピナイ食堂では、支笏湖で取れた天然ヒメマスを使った名物「チップ料理」を提供。
サーモンピンク色の新鮮なヒメマス(チップ)はくさみがなく、塩焼きやフライ・刺身として堪能できます。
チップの漁期は毎年6月1日から8月末で、この時期は支笏湖産天然チップの料理の数々に舌鼓を打つのが定番の楽しみです。
支笏湖産天然チップ生ちらし丼。
支笏湖畔を訪れたら食べるべき一品、とろけます。
ポロピナイ展望台 Poropinai Observatory
ポロピナイから坂道のカーブが連続する国道453号沿いにはポロピナイ展望台。
札幌市方面からドライブで訪れる時、初めて支笏湖の姿を目にする場所です。
丸駒温泉 Marukoma Onsen
ポロピナイの裏手から支笏湖沿いに伸びる道道730号丸駒線の行き止まりにある温泉旅館、丸駒温泉。
源泉温度54℃、足元湧出湯の天然露天風呂は、日帰り入浴も可能です。
野鳥の森 Wild Bird Sanctuary Forest
支笏湖温泉から千歳川を挟んだ南側にある野鳥の森。
展望台からは恵庭岳、丸駒、ポロピナイ方面を見渡せます。
幕末の探検家である松浦武四郎は、かつてアイヌの案内で支笏湖を訪れた際にこの展望台の下の湖岸で夜を明かしました。
湖畔 Lakeside
特段珍しい場所ではないものの、色々と危険が伴うこともあり万人におすすめできないため、詳しい撮影場所は伏せます。
支笏湖の場所・行き方・アクセス
新千歳空港から車で31.0km、約35分
JR札幌駅から車で50.1km、約1時間10分。