日本から直行便のない南欧クロアチアまでの移動手段として、カタール・ドーハを拠点とするカタール航空(Qatar Airways)を利用しました。
羽田からドーハ ハマド国際空港まで移動した後、ドーハ→ザグレブ行きのカタール航空QR217便に搭乗。空から中東の景色を写真に収めましたので、搭乗レポートとしてまとめます。
テーマは『国交断絶・空の旅』。
ドーハ ハマド国際空港 Hamad International Airport
0:01成田発のQR813便に搭乗、現地時間5:10にカタールの国際空港「ハマド国際空港(Hamad International Airport)」に到着しました。
ハマド国際空港の象徴、黄色のテディベア。スイス人アーティストの作品らしいです。ランプを被っているから通称ランプベアとも言われているのだとか。
カタール航空のテディベアグッズ。
今回のフライトの約2ヶ月前、カタールがイスラム国家の一部(サウジアラビア、UAE、バーレーン、エジプト、イエメン、モルディブ、モーリタニア)から国交断絶を表明されました。
サウジ、バーレーン、エジプト、UAEの4カ国はカタール航空の領空通過を禁止。カタール航空のヨーロッパ・アフリカ行きの飛行機がイラン西部に行列を作って飛ぶなど、今回のフライトの影響を心配しましたがどうにか事なきを得ました。
カタール航空 QR217便 エコノミークラス
QR217便。ドーハ出発時刻は現地時刻7:20、ザグレブ到着時刻は現地時刻12:15。飛行時間5時間55分のフライトとなります。
今回の座席は進行方向の左側。座席から見える眺望はカタール、バーレーン、イラン、イラク、トルコ。東欧に入る前、CAさんからシェードを下ろすように指示がありましたので、ヨーロッパの撮影風景はクロアチアのみとなります。
ドーハ→ザグレブドゥブロヴニク QR217便の眺望
飛行直後のカタール国ドーハの高層ビル群。砂煙が舞い、空の霞みが強いのは中東ならでは。
ドーハの市街地を見おろして。後でGoogle Mapsで確認してみたところ、左手はインターナショナルスクール、右手は高校との表示がありました。間にはモスクのミナレットも確認できます。
ハマド空港から約40km北側にあるアル・ホール(Al-Khor)の町。
離陸から7、8分もすると民家と民家を結ぶ道が砂道の集落が現れます。
離陸から約15分。カタールに国交断絶を告げた国のひとつ、バーレーンの姿。
続きまして左手に見えるは、こちらもカタールと国交断絶のサウジアラビア。
離陸から約50分、ペルシャ湾を抜けてイラン上空へ。
ここらで一旦機内食です。
さすが産油国。シェフや食材にお金をかけているのでしょうか?美味しくいただきました。
もはやGoogle Mapsで調べてもどこか特定はできないのですが、イランのタブリーズの西を飛んでいます。おそらく眼下はイラン、奥にある山脈の先はイラクのモスル、間はトルコ…のハズ。
トルコの湖、ヴァン湖。
クロアチア上空。ザグレブ近郊の町を横目に着陸態勢に入ります。
おわりに
今回、クロアチア旅においてカタール航空を初めて利用しました。成田・羽田からドーハまでは長旅ですが、ドーハからヨーロッパへの便も多く、今後も利用する機会はありそうです。
アライアンスはワンワールドなのでJALのマイルが貯まります。
(このフライト当時)カタール航空はFCバルセロナのスポンサーだったため、メッシやネイマールが登場するFCバルセロナとコラボした機内ビデオもアイデアが面白く楽しめました。Marco Iodice氏によるBoading Music「Qatar Airways Onboard Music 2016」も、旅の高揚感を高めてくれる素敵な音楽です。
今回はカタール国交断絶の影響もあり、ペルシャ湾を抜けてイラン・トルコの上空を進みました。普段目視で見ることのない中東の景色を見れるのは飛行機ならでは。中東の風景は数年経つとガラリと変わっていそうですね。再び同じようなルートを通る際に写真を見比べてみるのが楽しみです。
航空会社:カタール航空
出発地:ドーハ(DOH)
到着地:ザグレブ(ZAG)
出発時刻:7:20
到着時刻:12:15
飛行時間:5時間55分
便名:QR217
機種:A320