スペイン中部カスティーリャ・イ・レオン州のセゴビア観光・旅行記です。
撮影した写真を織り交ぜながらセゴビア観光の見どころをまとめます。
目次 表示
- 世界遺産 セゴビア旧市街と水道橋
- セゴビアの観光地図(マップ)
- セゴビアのローマ水道橋 Acueducto de Segovia
- アルカサル Alcázar de Segovia
- マヨール広場 Plaza Major
- セゴビア大聖堂 Catedral de Segovia
- ラベラクルス教会 Iglesia de la Vera Cruz
- サン エステバン教会 Iglesia de San Esteban
- ラ フデリア La Judería
- セゴビアの城壁 Muralla de Segovia
- カーサ デ ロス ピコス De Los Picos
- サンマルティン教会 Iglesia de San Martín
- サン ミリャン教会 Iglesia de San Millán
- レストラン・カフェ
- セゴビアの観光案内所
- セゴビアで宿泊したホテル
- セゴビアの場所・行き方・アクセス
- おわりに
世界遺産 セゴビア旧市街と水道橋
スペイン中部、カスティーリャ・イ・レオン州にあるセゴビア県(Segovia)。
セゴビア見どころは2000年前に古代ローマ人によって築かれたローマ水道橋、1000年前に築かれた「美しい意匠」と「防御性の高さ」を誇るセゴビアのアルカサル。
どちらも小さな旧市街の中にあり、1日で見て周れます。
セゴビアの街は1985年にユネスコ世界遺産「セゴビア旧市街と水道橋」として登録されています。
セゴビアの観光地図(マップ)
セゴビアの主要な観光スポットと駅・バスターミナル、観光案内所、今回宿泊したホテルの場所をまとめたセゴビア観光マップです。
セゴビア旧市街の東端にローマ水道橋、西端にアルカサルが構えており、旧市街の東西は直線距離でわずか1.5km程度。
旧市街は高台になっており、周囲を城壁が囲っています。
レンフェの鉄道駅は旧市街から離れており、マドリッドからのアクセスは旧市街に近いバスターミナルに到着する直通バスが便利。
セゴビアのバスターミナルからは城壁と聖女の町「アビラ」への直通バスも出ているので、バスを利用して「世界遺産の町を転々と往くプラン」も可能です。
セゴビアのローマ水道橋 Acueducto de Segovia
約15km東のグアダラマ山脈からセゴビアの町に水道を引くため、約2000年前に作られた古代ローマ水道橋(Acueducto de Segovia)。
歴史が古いこともさながら接合部に一切のセメント・モルタルが使われておらず、精度・技術の高さにも驚くばかりです。
高台にある展望台からの眺望も必見。
水源のグアダラマ山脈まで綺麗に見えます。
アルカサル Alcázar de Segovia
古代ローマの要塞があった地に築かれた難攻不落の城、セゴビアのアルカサル(Alcázar de Segovia)。
1000年以上の歴史、白雪姫のお城のモデルにもなったとも言われる息を飲む美しい外観、そして一度も落とされなかった防御性と、城として魅力的な要素が多彩。
内部の見学はもちろん、角度が変わるたびに表情が変わるお城のファサードを「どこから見るのが美しいか?」周囲を散策しながらポイントを探すのも楽しみのひとつ。
セゴビア城(セゴビアのアルカサル)|Alcázar de Segovia
マヨール広場 Plaza Major
セゴビア旧市街の中心、マヨール広場(Plaza Major)。
カスティーリャ王エンリケ4世の死後、イサベラ1世が即位を宣言した場所でもあり、そのシーンはアルカサルの壁画にも描かれている。イサベラは夫のアラゴン王フェルナンドと共に、グラナダのイスラム勢力を制圧し、レコンキスタを完成させました。
セゴビア大聖堂 Catedral de Segovia
マヨール広場に面するゴシック様式の大聖堂、セゴビアのカテドラル(Catedral de Segovia)。1528年に建設が始まり1768年に完成を迎えた。「大聖堂の貴婦人」とも称される外観意匠が印象的。
ラベラクルス教会 Iglesia de la Vera Cruz
テンプル騎士団・あるいは聖ヨハネ騎士団により建てられたと言われている、ラベラクルス教会(Iglesia de la Vera Cruz)。
アルカサルの丘から見おろすと、坂の中腹にラベラクルス教会が見える。坂を上がりきった場所にある村はサマラマラ。
ラ ベラ クルス教会(セゴビア)|Iglesia de la Vera Cruz
サン エステバン教会 Iglesia de San Esteban
旧市街の北側に位置する後期ロマネスク様式のサン エステバン教会 Iglesia de San Esteban。高さ53mの鐘楼とアーチが美しい。
ラ フデリア La Judería
1492年に追放されるまでユダヤ人が住んでいたユダヤ人街区、ラ フデリア(La Judería)。
セゴビアの城壁 Muralla de Segovia
城壁(Muralla de Segovia)全体の保存状態では世界遺産アビラに劣るものの、セゴビア旧市街北側・南側の城壁は綺麗に保存されており、城壁に沿うように遊歩道が整備されています。
セゴビアを守る側としての視点だけでなく、どうやってこの町を攻め込むか?という異教徒の視点に立ちながら城壁を調べるのも一興です。
「ピレネー山脈を越えたらアフリカである」と言い残したナポレオン・ボナパルトの言葉を想起させる風景。
カーサ デ ロス ピコス De Los Picos
ファンブラボ通り(Calle Juan Bravo)の坂の中腹にある壁面がアーティスティックな建物、カーサ デ ロス ピコス(De Los Picos)。15世紀に建築されたもので、独特のダイヤモンドデザインは「防衛」と「意匠」の2つの意味があるとのことですが…。
サンマルティン教会 Iglesia de San Martín
ファンブラボ通りにある教会、サンマルティン教会(Iglesia de San Martín)。
12世紀に建築されたロマネスク様式の教会ですが、中央の尖塔のみ14世紀にバロック様式に差し替えられています。
サン ミリャン教会 Iglesia de San Millán
旧市街の南側に位置するロマネスク様式のサンミリャン教会(Iglesia de San Millán)。
1111〜1124年に建てられた、セゴビア内で最も古い教会のひとつ。
レストラン・カフェ
メソンデカンディド Mesón De Cándido
ローマ水道橋にあるセゴビア名物、子豚の丸焼きコチリーニョアサドの有名店、メソンデカンディド(Mesón De Cándido)。1人分のポーションでお値段は€23.00。
繊維が細かくほろほろと崩れる子豚のお肉は美味。パリパリの皮は想像以上にクセがあったので食べませんでした。
カステーリャ風スープ、ソパデアッホ。風邪をこじらせ弱っていたためか、ニンニクのスープが体に染み渡るのを感じます。
住所:Plaza Azoguejo, 5, 40001 Segovia, Spain
電話番号:+34 921 42 59 11
営業時間:13:00〜16:30、20:00〜23:00
Taberna del Volapie
途中、小腹が減ったタイミングでスペイン名物のチョコラーテコンチュロスの看板を見つけたので入りました。料金€3.90。
このページ上方のセゴビア観光マップにプロットしています。お店の名はCalle Juan Bravo沿いにあるTaberna del Volapie。
住所:Calle Cervantes, 20, 40001 Segovia, Spain
電話番号:+34 921 46 26 97
セゴビアの観光案内所
セゴビアのツーリストインフォメーションは、ローマ水道橋の西側とマヨール広場の2箇所にあります。
英語の観光マップをもらえるのはもちろん、ローマ水道橋の観光案内所にはトイレもあり(有料:€0.2)。トレドで利用できた無料WiFiは残念ながらセゴビアの観光案内所にはありませんでした。
セゴビア旧市街の高低差まで表現した模型があるので、観光を始める前にルートを確認するのもよいでしょう。旧市街は高台にあり、城壁に囲まれていたことが一目で把握できます。
セゴビアで宿泊したホテル
今回のセゴビア旅では、お部屋からローマ水道橋を望む「水道橋ビュー」のホテル、ユーロスターズプラサアクエドゥクト(Hotel Eurostars Plaza Acueducto)に宿泊しました。観光案内所、バス乗り場にも近く、立地が至便なホテルです。
ユーロスターズ プラサ アクエドゥクト宿泊記(セゴビア水道橋のホテル)
セゴビアの場所・行き方・アクセス
マドリッドからセゴビアまでの行き方」および「セゴビアからアビラの行き方」をそれぞれ下記の記事にまとめています。
コインロッカーはマドリッドとアビラに接続するセゴビアバスターミナルにあります。
料金は€3。
「セゴビア観光→次の町へ移動」という旅プランも組みやすいです。
おわりに
わずか一日で旧市街を一周できてしまう狭い範囲に、2000年前と1000年前の歴史的建造物が2つもあるというのは驚嘆するばかり。
マドリッドを訪れる際にはぜひ、セゴビアまで足を運んでみる価値ありです。
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