慶良間諸島 渡嘉敷島の西部にある渡嘉志久ビーチ。
シュノーケリングでもウミガメに高確率で出遭えるビーチです。
そのとかしくビーチの目の前に建つ、とかしくマリンビレッジ(Tokashiku Marine Village)に二泊滞在しました。
ビーチからのシュノーケリングでウミガメを見ることはできるのでしょうか?
とかしくマリンビレッジ Tokashiku Marine Village
渡嘉敷島にある3つの集落のうちの1つであり、その規模が最も小さい渡嘉志久(とかしく)。
とかしくマリンビレッジ(Tokashiku Marine Village、渡嘉敷海濱村落酒店)は渡嘉敷から阿波連へと続く稜線の下にあります。
「慶良間諸島で唯一ビーチサイドにある宿泊施設」であり、客室数は「全56部屋」と慶良間諸島の中では大規模といえるホテルです。
丘の上からとかしくマリンビレッジを見おろす。
正面に見える島は慶留間島。
フェリー・高速船の到着に合わせ、渡嘉敷港から送迎シャトルバスが出ています。
今回訪れたのは「GW明け」、かつ「沖縄・奄美地方が梅雨入り」直後ということもあってか、全体的に空いている模様です。
本来のチェックイン時刻は15時以降ですが、お部屋の用意があるということで10時前にチェックインいただけました。
とかしくマリンビレッジはシーズンによって料金体系が5段階に分かれており、GWや夏休み、シルバーウィークの値段がピーク。
一方、GW前・GW明け・梅雨入り後、秋冬は最も安い値段となります。
GW明けはまだまだ海水温が冷たいものの、太陽が差し込んでいる時に少々気合いを入れれば十分に海に入れます。
安い宿泊価格でシュノーケリングも楽しめるGW明けは穴場シーズンかもしれません。
ただし梅雨入りするのでお天気のリスクはあります。
新館オーシャンビュー(洋室)
今回予約した客室は新館のオーシャンビュー、洋室タイプ。
ホテルの建物は本館と新館があります。
新館といっても本館よりも新しいというだけであって、年季は入っています。
新館の方がお部屋がやや広く、宿泊料金も若干高いようです。
ベッドルーム
ベッドルームにはシングルベッドが3つ置いてあります。
やや古さは感じますが、清掃は行き届いており快適に過ごせます。
ベッドは幅が狭い感は否めません。
身体が大きい方は和室の方がよいかも。
やはり古い設計のためか、ベッド脇のサイドテーブルにコンセントはなし。
デスクにはコンセントがありマルチプラグもあるので複数個充電可。
また、掃き出し窓の近くにもコンセントがあるので個数は問題ないと思います。
バスタオル、フェイスタオル、スリッパなどの備品あり。
ビーチタオルは1日500円で別途レンタルが必要となります。
パジャマ(ルームウェア)はありません。
洗面室内の洗面台とは別に、入り口扉脇に洗面台あり。
複数人で宿泊する際も混雑が避けられるので便利。
クローゼット内。
ハンガーは複数あり、水着をバルコニーで干す時に使えます。
オーシャンビューのバルコニーからの眺望。
3階建ての建物の3階部分より。
右から座間味島、無人島の安室島、阿嘉島、阿嘉大橋を渡った先に慶留間島、奥にはこれまた無人島の久場島が見えます。
バスルーム
一般的なバスルーム。
特筆すべき点はありません。
アメニティ
歯磨きセットと剃刀。
とかしくビーチ
とかしくビーチの遊泳時間は9:00〜19:00。
シュノーケリングセット(シュノーケルマスク、フィン、ライフジャケット)は1日レンタル1,500円。
ホテル宿泊者の割引はありません。
ウミガメと出遭う
とかしくビーチのウミガメ遭遇率が高い時間帯は「午前中または夕方」。
ウミガメにはシュノーケリング開始15分前後で遭遇できました。
ゆったりとした泳ぎ、海藻を食べる仕草、息継ぎをするために海面を浮遊するウミガメの姿に感動。
那覇からたったの約35分、片道2,500円弱の高速船に乗るだけでウミガメが見れるとは。
途中1匹合流して2匹になったり、別の場所でも大きさの異なるウミガメを発見しましたので、やはり3匹以上は生息しているようです。
シュノーケリングセットをレンタルする際、スタッフさんにどの辺りを泳げばウミガメに遭遇しやすいか聞いてみるのもよいと思います。
「黄色いブイの奥約15m先をビーチを横断するように進むと出遭いやすい」という、いただいたアドバイス通りでした。
陸に上がる際にすれ違った方に「ウミガメは見れましたか?」と声を掛けられたのですが、その方はシュノーケリングの道具なしでウミガメを探そうとしているようです。
正直、マスクもフィンもない状態でウミガメを見るのは不可能(危険)だと思います。
とかしくビーチは、慶良間諸島の他のビーチと比較するとお魚の数は少ないです。
カラフルなお魚をシュノーケリングで見るなら渡嘉敷島でも阿波連の方が見れます。
何やら打ち合わせをしているヤドカリ軍団。
なかなか良いお宿をお持ちのようで。
レストラン
夕食と朝食は1階のレストラン「タートル」にて。
夕朝食ともにビュッフェ形式。
メニューは日替わりです。
夕食
今回は二泊滞在。
一泊目の夕食では海ぶどうがありました。
朝食
館内
2階に洗濯スペースあり。
洗濯機200円、乾燥機100円。
とかしくビーチから望む夕日・夕焼け
とかしくビーチは西に面しているため、慶良間諸島の島々の先に沈む夕日を望めます。
とかしくマリンビレッジの場所・行き方・アクセス
とかしくマリンビレッジは渡嘉敷港に到着するフェリー・高速船の時刻に合わせて送迎バスが出ています。
阿波連行きの送迎シャトルバスもあるので、チェックアウト後に阿波連に移動し、みつしまケラマ航路に乗船して隣の座間味村(阿嘉島、座間味島)に移動することも可能。
(座間味村行きのみつしまケラマ航路は電話による事前予約が必要です。
慶良間諸島の行き方(渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島)フェリーの予約方法まとめ)
感想・総評
唯一残念だったのは、WiFiについての対応。
チェックイン時に案内いただいたWiFiのID・パスワードを入力してもまったく繋がらない。
フロントに電話すると「お客様のお部屋は建物の端にあるので繋がらないかもしれない」とのこと。
もしそうであれば、最低でもチェックイン時に説明された方が良いかと思います。
とかしくマリンビレッジはウミガメに遭遇できる(可能性が高い)ビーチの前。
宿泊しておけば、午前中と夕方の二段構えにできるため、ウミガメを見れる確率はグッと上がりそうです。
さいごに、阿嘉島から望む渡嘉敷島。
渡嘉敷島の稜線を浮かび上がらせている光は、渡嘉敷島の東側約30kmの場所にある沖縄本島の明かりです。
島の山麓で光を放っている場所は、とかしくマリンビレッジ。
住所:〒901-3501 沖縄県島尻郡渡嘉敷村字渡嘉敷1919-1
電話番号:098-987-2426
チェックイン:15:00〜
チェックアウト:〜11:00