タリン旧市街のトームペアの丘にある聖母マリア大聖堂(トームキリク)へ。
鐘楼の展望台からはタリンの素晴らしい眺望が待っていました。
聖母マリア大聖堂 トームキリク St Mary’s Church Tallinn
タリン歴史地区として旧市街全体が世界遺産登録されているタリン。
旧市街南西部にあるトームペアの丘に建つ古き歴史を持つ教会が、聖母マリア大聖堂(St Mary’s Church Tallinn、Toomkirik)です。
タリン観光局によれば、聖母マリア教会が当初建設されたのは西暦1233年より前のこと。
トームペアを占領したデンマーク人により建設。
以来、火災による焼失や再建によってさまざまな年代の建築様式が混在しており、タリンの町のさまざまな場所から確認できるバロック様式の鐘楼は1770年代末に建てられたものです。
鐘楼の頂点には「1772」の文字を確認できます。
大聖堂の内部
17世紀から20世紀にかけて使われた葬儀用の紋章。
エストニアの彫刻家クリスチャン アッカーマン(Christian Ackermann)製作の祭壇画(1696年)。
大聖堂の内部は墓所でもあり、石棺や暮石が至るところに見られます。
写真は肉屋のギルドの暮石。
靴屋のギルドの暮石。
バロック様式の鐘楼
石の螺旋階段から、高さ69mの鐘楼へ。
鐘楼の展望所へ。
歩くと感じるきしみ、小さな開口部に歴史を感じます。
北側の眺望。
タリン旧市街のテラコッタの屋根、バルト海の青、豊かな緑。
鮮やかな色彩です。
タリン港方面。
聖オレフ教会の向こう側に、港に停泊するTallinkのフェリーが見えます。
ヘルシンキ行きでしょうか?
北西側にはタリンの鉄道駅。
南側の眺望。
左には帝政ロシア時代の1900年に建築された聖アレクサンドル ネフスキー大聖堂。
右側にはエストニアの三色旗がはためくトームペア城。
意図的にトームペア城の近くに建築したという聖アレクサンドル ネフスキー大聖堂。
単体で見るとそのさまは美しいですが、歴史的な経緯を踏まえると複雑な気持ちにさせられます。
パイプオルガンのコンサートが必見の聖ニコラス教会。
タリン聖母マリア大聖堂のチケット料金・入場料
大聖堂への入場料は€2.00。
塔への入場を含むチケット料金は€5.00。
タリン聖母マリア大聖堂の場所・行き方・アクセス
タリン市庁舎前広場から徒歩約8分。