シンガポールからわずか1時間で行けるインドネシアのビンタン島。
ビンタン島北部リゾートの一角にあるアンサナビンタン(Angsana Bintan)に2泊滞在しました。
アンサナ ビンタン Angsana Bintan
約200年前、シンガポール本島はわずか150人しか住人がいない島だった…。
今やアジアを代表する経済大国シンガポールから高速船でわずか1時間。
約200年前のシンガポールにタイムスリップしたかと見まがうような鬱蒼としたジャングル、インドネシアのビンタン島があります。
ビンタン島の北部エリアは1990年代からリゾートの開発が進み、その代表格がシンガポールを拠点とするバンヤンツリーホテルズ&リゾーツの「バンヤンツリービンタン」と「アンサナビンタン」。
どちらもアコーホテルズのロイヤリティプログラム「ALL – Accor Live Limitless」に参加しています。
今回宿泊するホテルはアンサナビンタン(Angsana Bintan)です。
半島側にバンヤンツリー、ビーチ側に緑色の屋根のアンサナビンタンが並びます。
アンサナビンタンの場所
アンサナビンタンはビンタン島のフェリーターミナルから約3km、送迎シャトルバスで12分の場所にあります(フェリーターミナルからの送迎については後述します)。
チェックイン
生姜の効いたウェルカムドリンクとチョコレート味のケーキをいただきチェックイン。
チェックインの際に「帰り(シンガポール行き)のフェリーの出発時刻」を聞かれるので、フェリーのバウチャーを渡します。
あわせて「帰りの送迎バスの出発時刻」を教えてくれます。
つまりその時刻の前にチェックアウトすればOK。
今回は8:35発のシンガポール行きフェリーで、送迎バスの出発時刻は7:30でした。
フェリーのバウチャーはホテルが預かり、チケットの発券をアンサナビンタン側で行ってくれます。
ホテルの外廊下には無数のヤモリがいます。
沖縄では家守(ヤモリ)といい「守り神」とされているヤモリ。
歓迎の証でしょう、近づいてきたりしないのでご安心を。
シーブリーズルーム クイーンベッド Sea Breeze Room with Queen Bed
ベッドルーム
配色はオレンジ色を主体としていて、同じインドネシアのリゾート「バリ島」を彷彿とさせます。
天井にはシーリングファンが付いていて雰囲気を演出してくれます…が、回転するたびにガタガタと音が鳴るのは経年劣化のためか。
エアコンから水がポトポト垂れてくるちょっとしたトラブルも。ひとまずエアコンの下に物を置かないというマイルールで対応。
バルコニーからビーチとプールを望む。
壁面のクローゼットには金庫、ルームウェア、丈夫な傘。
バスルーム
ミネラルウォーターは2本。
アメニティのポーチやミネラルウォーターの袋は別途販売しています。
コンセント
お部屋のコンセントはデスク前に2穴ありインドネシアのC型。
サイドテーブルは片側がインドネシアのC型でもう片方はシンガポールのBF型でした。
インドネシアの島でありながら、観光客はシンガポールから来るので「どちらの形にも対応」しているのでしょう。
世界中のコンセント形状に変換できるプラグを持っておくと便利です。
WiFi
リゾート内とお部屋のWiFiは無料。
接続スピードは遅いです。
アンサナビンタンのプールやビーチでも電波が届きますが、バンヤンツリー内に入ると繋がらないことも。
数時間ごとに再ログインを要求されるため、プールやビーチでネット接続する場合はログインIDとパスワードの紙を撮影しておくとよいと思います。
ミニバー
アンサナビンタンの敷地内にはドリンク類などの買い込みをする施設がありません。
リゾート内ではお部屋のミニバーで調達するのみ。コカコーラ40,000ルピア、ビンタンビール68,000ルピア、タイガービール73,000ルピア、キットカット37,000ルピアなど。
手荷物に余裕があれば、軽食類はシンガポール国内で購入してしまう方がよいでしょう。
プール
決して大きくはないプール。
お子さん連れのファミリーなら楽しめそうです。
夕方には音楽をかけてプール内でのエクササイズもやってました。
パラソルやサマーベッド、ビーチタオルの貸し出し、ミネラルウォーターはすべて無料。
お酒を飲みたい場合はプールサイドのお店でオーダーできます。
ビーチ
南シナ海に面する三日月型のビーチ。
水の透明度が高く、砂浜も綺麗です。
ビンタン島特産の貝「ゴンゴン」の貝殻。砂浜を歩きながら珍しい貝殻を探すのも思い出になりそうです。
レストラン
アンサナビンタンのレストランは朝食を含むオールデイダイニングのLotus Cafe、ビーチ沿いのXANA Beach Clubのみ。
朝食をLotus Cafeでとりましたが…、特筆するものはなく普通です。
また、朝8時前後は混雑していて10分待ちも。
10分も待つほどのものでもないですが、他に軽食類を購入できる場所もないのが辛いところ。
バンヤンツリーにはオールデイダイニングのTreetops、タイ料理のSaffron、地中海料理のThe Coveの3箇所あります。
初日の夜、チェックインを担当いただいたスタッフの方を廊下で見かけたのでディナーのオススメを聞いたら返ってきた返事は「Banyan Tree!」。
同じホテル系列なので、高単価のバンヤンツリーでご飯食べてもらった方が嬉しいのは当然のことか…。
Saffron タイ料理レストラン
コストが張りますが、雰囲気もよく料理も美味しかったです。
アンサナビンタンの場所・行き方・アクセス
アンサナビンタンはビンタン島のフェリーターミナル「バンダルベンタンテラニ(Bandar Bentan Telani)」からホテルの送迎バスで12分です(実測)。
フェリーの到着に合わせてホテルへの送迎が出ています。
ホテル予約時のリクエスト欄に「何時着の船に乗船するかの旨」を記載しておくとスムーズと思います。
ビンタンまではシンガポールのタナメラフェリーターミナルからビンタンリゾートフェリーの高速船で約1時間。
シンガポールからビンタン島のアクセスについては「シンガポールからビンタン島の行き方 フェリーを予約」をどうぞ。
感想・総評
現時点で、ビンタン島にある他のリゾートに宿泊していないため比較はできません。
アンサナビンタンはシンガポールのセントーサ島にあるリゾートホテルよりも「閉ざされた空間」なので、外こもりでゆっくり過ごすのによいリゾートだと思います。
おかげでリフレッシュしつつ、いいアイデアが浮かびました。
また、宿泊客のほとんどが東アジア、シンガポール、一部に欧米の方々といったところ。
日本人はわずか一組しか見かけませんでした。
日本人のいない環境に身を置いてみるのもたまにはいいですね。
シンガポール旅行で日程に余裕がある場合にオプションとしてビンタン島を訪れてみるのもアリと思います。
住所:Jalan Teluk Berembang, Laguna Bintan, Lagoi 29155, Bintan Resort Bintan Island (Indonesia), Sri Bintan, Teluk Sebong, Bintan Regency, Riau Islands 29151 Indonesia
電話番号:+62 770 693111
チェックイン:15:00〜
チェックアウト:〜12:00
黄色の胴体、青い羽根、赤色の嘴と脚。リゾート内の池の魚を狙うカワセミの仲間「コウハシショウビン(Pelargopsis capensis)」。