シンガポールからインドネシアのリゾート ビンタン島への行き方のメモ、フェリーの予約方法のまとめです。
シンガポールからビンタン島への場所・行き方・アクセス
ビンタン島(Pulau Bintan)はシンガポールの東南約40kmにあるインドネシア共和国の島。
シンガポールからビンタン島へ行く手段はフェリー(カタマラン)となります。
シンガポール側のフェリーターミナルはチャンギ国際空港の南に位置するタナメラフェリー(Tanah Merah Ferry Terminal)。
ビンタン島側のフェリーターミナルは3箇所あり、
- 北西部のバンダルベンタンテラニ(Bandar Bentan Telani)
- 北部のビンタンラグーンリゾート(Bintan Lagoon Resort)
- リアウ諸島州の首府タンジュンピナン(Tanjung Pinang)
ビンタン島のフェリーターミナル | タナメラからの所要時間 | フェリー会社 |
Bandar Bentan Telani | 1時間 | Bintan Resort Ferries |
Bintan Lagoon Resort | 1時間30分 | Mozaic Ferry Lines |
Tanjung Pinang | 2時間 | Sindo Ferry |
ビンタンラグーンリゾートを除くビンタン島北部リゾートへ行く場合はBintan Resort Ferries社のBandar Bentan Telani行き。
ビンタンラグーンリゾートへ行く場合はMozaic Ferry Lines社のBintan Lagoon Resort直行便。
南部の都市タンジュンピナンに行く場合はSindo Ferry社のTanjung Pinang行きに乗船します。
タナメラフェリーターミナルへの場所・行き方・アクセス
シンガポール側のタナメラフェリーターミナル(TMFT)はチャンギ国際空港の南約7kmの場所にあります。
タナメラフェリーターミナル地下鉄MRT駅から離れているため、徒歩でのアクセスは現実的ではありません。
タナメラフェリーターミナルへの主なアクセス方法は
- タナメラ駅から路線バス35系統
- チャンギ空港から直行シャトルバス
- タクシー・Grab
タナメラ駅から路線バス35系統
タナメラフェリーターミナル前にバス停Tanah Merah Ferry Teminal(乗換地点ID:96219)があります。
路線番号は35・35M。
地下鉄EW線タナメラ駅前B出口前のバス停から乗車し22分、運行間隔は20分に1本程度。
シンガポールの路線バスは乗り慣れてしまえば簡単です。
詳しくは「シンガポールの路線バスの乗り方と料金」をどうぞ。
チャンギ空港から直行シャトルバス
シャトルバスについては「チャンギ空港ターミナル2・4出発→TMFT行き」の直行シャトルバスが平日8便、土日祝日10便出ています。
「TMFT→チャンギ空港行き」については4つのターミナルすべてに停車します(T3→T1→T2→T4)。
料金は片道S$2。
タクシー・UBER
タクシーで移動する場合は、チャンギ国際空港から「運賃S$11・乗車時間15分」、マリーナベイサンズから「運賃S$16・乗車時間25分」が目安。
UBERは混雑状況により料金が変動するので一概に言えませんが、わたしがタナミラ駅前でタナメラフェリーターミナルまでの料金を確認した時は「uberXがS$8.37」、「uberPoolがS$7.40」でした。
UBER(現在はGrabのみ)については「シンガポールでGrabを使ってみた感想」の記事をご覧ください。
ビンタンリゾートフェリー
シンガポールのタナメラフェリーターミナルとビンタン島のバンダルベンタンテラニ(Bandar Bentan Telani)を結ぶフェリーは、ビンタンリゾートフェリー(Bintan Resort Feriies)が運営しています。
座席クラスと料金(エメラルドクラス・エコノミークラス)
ビンタンリゾートフェリーの座席クラスは2種類。
- エメラルドクラス
- エコノミークラス
エメラルドクラスの場合のメリットは以下の通り。
- エメラルド専用カウンターでのチェックイン
- 座席指定可
- ターミナルのラウンジ利用(無料WiFi)
- 船内でのウェルカムドリンク
- 優先下船
- 預け入れ手荷物の優先返却
エメラルドクラスはエコノミークラスよりも早く下船できるのがメリットのひとつ。
ただし「シンガポール→ビンタン島」区間の場合はインドネシア入国後の待合所で同じリゾートに行く乗船者を待つことになるので早く船を降りてもあまりメリットがありません。
一方「ビンタン島→シンガポール」区間については早めに下船すれだけ早めに移動できるのでメリットがあると思います。
フェリーの料金は座席クラス、およびオフピーク(月〜木、祝日および祝日の前日は除外) or ピーク(金〜日、祝日および祝日の前日を含む)により異なります。
料金の詳細はビンタンリゾートフェリーのTicket Faresでご確認ください。
www.brf.com.sg/schedule-fares/ticket-fares/
時差と時刻表
ビンタン島はシンガポールに対してマイナス1時間の時差があります。
フェリーの本数は1日5〜7本。
時刻表はビンタンリゾートフェリーのFerry Scheduleで確認できます。
www.brf.com.sg/schedule-fares/ferry-schedule/
ビンタンリゾートフェリー社の案内によれば、現地でのチェックインは出発の1時間半前までを推奨とのこと。
セキュリティゲートは出発時刻の20分前にクローズします。
フェリーの乗り方・乗船記
フェリー乗船の流れは以下の通り。
- チェックイン
- 手荷物預け入れ
- 手荷物検査
- 出国審査
「Departure」エリアにビンタンリゾートフェリーのチェックインカウンター(Check-in)があります。
バウチャーとパスポートを提示してチェックイン。
QRコードが印刷された搭乗券とインドネシアの入国書類を受け取ります。
つづいて隣接する手荷物預け入れカウンター(Baggage Check-In)で手荷物の預け入れです。
あとは手荷物検査を受けて出国するだけです。
タナメラフェリーターミナルにはセブンイレブンや現地の小売店があり、飲み物やスナック類であれば買い込みできます。
チケット予約時は往復どちらもエコノミークラスで予約していました。
今回はチェックイン時に「タナメラ→ビンタン島行き区間」のみ「追加料金S$22」を支払い、エメラルドクラスにアップグレードしてもらいました。
エメラルドクラスの専用ラウンジ。
接続が安定しませんが一応ラウンジ専用のWiFiを利用できます。
コーヒーとソフトドリンク、ビスケットのサービスあり。
革張りのエメラルドクラスの座席。
座席幅・シートピッチ共に広々空間です。
船旅の途中、マリーナベイサンズやシンガポールフライヤー、Financial Districtの姿を確認。
霞みでシルエットだけ見えるその姿は、蜃気楼のよう。
出発から1時間後、Bandar Bentan Telaniへ到着。
船は揺れることなく、酔い止めを飲まずとも平気でした。
ビンタン島側に到着後、以下のスケジュールで進みます。
- 入国審査
- 手荷物受け取り
- 手荷物検査
手荷物検査を抜けた先に各リゾートの送迎カウンターが並びます。
宿泊するホテルのカウンターに行き手荷物を預け入れ、送迎バスへ案内されるのを待つだけ。
「ビンタン島→シンガポール」区間の船はエコノミークラスに乗船。
シートが極端に狭いということもなく、快適です。
到着後、シンガポールの入国書類を記入して入国、手荷物受け取り、手荷物検査という流れはインドネシア入国時と同じです。
ビンタンリゾートフェリーの予約方法
Bintan Resort Ferriesの公式サイトへアクセス。
片道ならOne way booking、往復ならRound trip bookingのタブを選択。
Origin・Returnで往復の出発地を選び、往復の出発日、座席クラス、乗車人数を選択してContinueで進む。
OKを押して次へ。
エコノミーの場合、フェリーの運賃が2種類表示されます。
- Flexi Fare
- Hot Fares
Flexi Fareは当日変更可能(別途S$5.00手数料要)なフレキシーチケット。
他方、Hot Faresは変更もキャンセルもできない格安料金。
こんなにも料金に差額があるって…大丈夫か?と疑ってしまい、Flexi Faresで進めることに。
しかしここであえてHot Faresを選び、格安チケットでも問題なく乗船できるか?という実験台になればよかった…、と決済後に思うのであった。
もう遅いですが。
1 Levies and Feesは税金と手数料。
Singapore – BintanはS$9、Bintan – SingaporeはS$15固定。
エコノミー・エメラルド同様です。
乗船者の氏名、誕生日、パスポート番号、パスポート有効期限を入力。
英語の注意書きにもありますが、パスポートの有効期限まで6ヶ月以上必要なので再度ご確認を。
自転車とサーフボードを積み込む場合は1つにつきS$20.00の手数料がかかります。
AIGの保険の案内。
内容を再確認し、Contact Informationに住所や電話番号を入力。
利用規約に同意のチェックを入れ、Proceed to make paymentへ。
決済するクレジットカードの情報を入力。
SUBMITで確定。
画面が切り替わり無事予約完了です。
Contact Informationに入力したメールアドレスにバウチャーが届いていました。
プリントアウトして当日持って行きます。
おわりに
フェリーのチケット購入、タナメラフェリーターミナルまでのアクセス、フェリー乗船に際して特段トラブルはありませんでした。
今回はビンタン島のリゾート「アンサナビンタン」に宿泊。
ビンタン島のビーチは思いのほか透明度が高く、シンガポールとは違う魅力があると思います。
それでは、素敵な旅を!