シンガポールの格安ホテル ザ ポッド宿泊記(カプセルホテル The Pod)

The Pod @ Beach Road Boutique Capsule Hotel Queen Pod Suite

国土が東京23区ほどの広さしかないシンガポールは、ホテルの宿泊価格が高いためにおのずと旅行費が高くなります。

今回は日本のカプセルホテルをモデルにしたという格安ホステル、ブギス駅最寄りの格安ホテル ザ ポッド カプセルホテル(The Pod @ Beach Road Boutique Capsule Hotel)に宿泊してみました。

ファミリーには向きませんが、1人あるいは2人での旅行なら宿泊費を節約してシンガポールにステイできます。

ザ ポッド カプセルホテル(The Pod @ Beach Road Boutique Capsule Hotel)

ザポッド シンガポール

ザポッドカプセルホテル(The Pod @ Beach Road Boutique Capsule Hotel)はブギス駅から徒歩圏のビーチロード沿いにあるホステルです。

カンポングラム地区内にあり、周囲にはスルタンモスクやマレーヘリテージセンター、アラブストリートなどの観光スポットが並びます。

お部屋のタイプは大きく2種類。

  • ドミトリー(共用部屋)
  • スイート(専用部屋)

ドミトリーとスイートそれぞれに、ベッドが1人サイズの「シングル」と2人サイズの「クイーン」があり、クイーンについては2名で宿泊可能。
共用部屋は女性用と男女共用のお部屋あり。

シャワールーム・トイレ・洗面台はすべて共同となります。
2013年にオープンしたということもあり、内装は綺麗です。

チェックイン前はレセプションを呼び出して入り口の扉を開けてもらいます。

チェックイン後は専用のカードキーで、GLゲート、各フロア、各部屋、各ロッカーを開く仕組み。
ロッカーまで4段階なのでセキュリティはしっかりしています。

フロントエントリー シングルポッド Front Entry Single Pod(ドミトリー)

ザポッドシンガポール フロントエントリー

今回はフロントエントリー シングルポッド(Front Entry Single Pod)のドミトリーのお部屋を予約しました。

「一泊あたりS$38」と、シンガポールの宿泊施設の価格としては破格の宿泊価格です。
チェックイン後、受付の方がお部屋まで案内してくれて、カードキーやロッカーの使い方を丁寧に教えてくれます。
1滞在につき500mlのペットボトル1本無料、WiFiも無料です。

今回のお部屋は2段ベッドの上階でした。
木製の梯子は登りづらく、慣れるまでは物を持っての登り下りが大変です。

ザポッドシンガポール フロントエントリー シングルポッド

ベッドは、小ぢんまりとしてちょうどいいサイズ。
長身・大柄の方は横幅・奥行き共にちょっと辛いかもしれません。
いずれにせよ布団は硬く、ホテルと比較すると身体の回復は少ないです。

各ドミトリーは細かなトラブルを回避するためか、中華系・日本・欧米は同じ、マレー系の方々は別のお部屋に分かれている気がします。

朝の9時前後に点灯・23時前後に消灯となりますが、色んな方がいるので耳栓は必須です。

コンセントは各ポッドにつき1個。
形状は全世界対応型。

奥にはスマホやペットボトル飲料など小物を置くスペースあり。
サイドテーブルがあるのはサイドエントリーのポッドのみのようです。

バスタオルは一日あたり1回、3階のフロントで交換可能。

廊下側にはメッシュのロールスクリーンがあります。
初日はお部屋全体の温度が暑いので開けていましたが、一転、2日目は寒くて締め切ってました。
ドミトリーのため色んな宿泊客の要望に応えているようです。
万が一のため寒かった時のために羽織れるものは用意しておいた方がよさそうです。

ロッカー

共用部屋(ドミトリー)には各ポッドの下にカードキーで開閉できる個別のロッカーがあります。

  • シングル/ 高さ:0.39m、横幅 : 0.44m、奥行き : 1.1m
  • クイーン/高さ : 0.39m、横幅 : 0.73m、奥行き : 1.1m

上の写真はシングル。

飛行機の機内に持ち込める小さめのスーツケースは収まりますが、それよりも大きいサイズの場合はロッカー内に収まらないため、通路に置く必要があることをご留意ください。

フロントエントリー クイーンポッド Front Entry Queen Pod(ドミトリー)

ザポッドシンガポールのクイーンポッドドミトリー

ダブルサイズのドミトリーポッド、フロントエントリー クイーンポッド(Front Entry Queen Pod)です。

2人で宿泊することを考慮して作られているため、ハンガーやタオル掛けが2箇所ずつあります。

ただし、コンセントが1箇所しかないのは不便。
2箇所設置してほしかったです。

シングルポッドスイート Single Pod Suite(専用部屋)

後日、個室のシングルポッドスイート(Single Pod Suite)に宿泊する機会がありましたので追記します。
アゴダで予約、一泊あたり約S$73です。

The Pod Singapore

専用部屋に分かれているスイートの廊下。
監視カメラも付いているので防犯面も信用できそう。

ザポッドシンガポール シングルスイート

カードキーで鍵をタッチして開けてシングルポッドスイートのお部屋へ入室。

中に入ると簡易的なデスクと椅子、ベッドがあります。
ベッドは横の部屋と1階2階抱き合わせのような形になっており、1階か2階は運次第。個室だと断然1階の方が便利ですね。

個室なのでラゲッジを収納する個別のロッカーはありません。

枕元には小物置き場があります。
スマートフォンを置く程度であれば問題ありませんが、やや心許ない。

コンセントは枕元に1箇所と、デスクに1箇所の計2個。
スマホやPC、カメラも順次充電する場合、2個あるとやはり便利ですね。

スイートは専用部屋ですが「空調の為にお部屋の上部が抜けている(金網あり)」ため、完全個室ではありません。
目覚ましはかけにくいですし、音を出したりもできないのでご留意ください。

The Pod @ Beach Road Boutique Capsule Hotel Single Pod Suite

クイーンポッドスイート Queen Pod Suite(専用部屋)

The Pod @ Beach Road Boutique Capsule Hotel Queen Pod Suite

2人部屋のクイーンポッドスイート(Queen Pod Suite)

シャワー・トイレ・洗面室

ドミトリーで宿泊したフロア(5階)にはシャワー兼トイレが6室、トイレが2室でした。
シャワー室は朝・夜は混み合いますが、10分弱待てば空きが出るのでストレスはありません。

右手に見える洗面台の水の出(人感センサーの反応)があまりにも悪く不便でした。

シャワールーム、トイレ、洗面室は共用スペースとなります。

シャンプー・ボディーソープは備え付け、洗顔料とコンディショナー、歯ブラシセット、化粧水・乳液はなし。
シャワーヘッドは口コミ通り所々壊れていますが、シャワーを浴びる分には問題ないと思います。

ラウンジ・朝食

チェックインフロアの3階にはラウンジと朝食会場があります。
朝食の時間は7:30〜9:30。
すべての宿泊プランに朝食サービスが付いてきます。

朝食はオレンジジュース、牛乳、コーヒー、パンなど。
軽くお腹を満たす程度です。

ザ ポッド カプセルホテルの場所・行き方・アクセス

ザポッドカプセルホテルのMRT最寄り駅は「East West Line」「Downtown Line」の2路線が通るブギス駅(Bugis)B出口から徒歩約8分です。

MEMO

ブギス駅はEast West Line・Downtown Lineの乗り場が若干離れており(駅間は徒歩約5分)、最寄りはEast West Lineとなります。

ザポッドシンガポール最寄りのバス停

ホテル目の前のビーチロード沿いにはバス乗り場「opp Plaza Parkroyal」がありますがバス路線数は多くありません。
行き先によっては北側のビクトリアストリート、南側のニコルハイウェイのバス停まで歩く必要があります。

ブギス周辺はマリーナベイのような煌びやかさはありませんが、サルタンモスクやハジレーンのような独特な景観・雰囲気の通りがあります。
ブギス駅まで歩いて行くのにも「毎回ルートを変える」ことで新たな発見があると思います。

感想・総評

共用部屋がよいか専用部屋がよいかは極論「予算次第」だと思いますが、共用部屋はトイレや洗面所に行くたびにその都度貴重品(PCやカメラを含む)をロッカーに収納しなくてよいのが割と便利でした(もちろん外出時はスーツケースに収納し施錠しておく方が間違いないとは思いますが…)。

机があるのでPC作業がしやすいのがよかったです。

いずれにせよ、ザポッド@ビーチロードブティックカプセルホテルはホテルの宿泊料金が高いシンガポールにおいて「宿泊コストを抑えられる」貴重なホステルだと思います。

住所:289 Beach Rd, Singapore 199552
電話番号:+65 6298 8505
チェックイン:15:00〜
チェックアウト:〜11:00

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