シンガポールだけでなく東南アジアを代表するビールでもある、タイガービール(Tiger Beer)。
タイガービールを製造する「アジアパシフィックブリュワリー」の工場がシンガポールの西部にあり、「工場見学&ビール飲み放題のツアー」を開催しています。
タイガーブリュワリーツアー Tiger Brewery Tour
シンガポールに限らず、マレーシア、ベトナム、タイなどの東南アジアで広く普及しているタイガービール。
個人的には日本のビールの味が最も好みではありますが、タイガービールはシンガポール含む東南アジア諸国の旅行中に愛飲するビールです。
タイガービールを中心に、アンカー、ABC Stout、バロンズなどの銘柄を醸造するアジアパシフィックブリュワリー。
シンガポール西部のトゥアスに工場があり、タイガーブリュワリーツアー(Tiger Brewery Tour)を開催しています。
ツアーは「工場見学(45分)」と「飲み放題(45分))」の計1時間30分。以前は平日のみでしたが現在は土曜日も開催しています。
訪れたのは平日の14時ということもあり、予約者はわたしを含めて5人しかいません。
天気はあいにくの雨、外気はじめじめ。
他の場所に行く気も起きず、当日になり急遽オンラインで予約を入れました。
タイガービール工場見学ツアーのチケット料金・入場料
Adult Weekday |
S$18 |
Adlut Weekend |
S$20 |
Children | S$12 |
タイガービール工場見学ツアーの料金は、大人(平日)S$18、大人(週末)S$20、子供S$12。
工場見学
まずは、タイガービールの歩んだ歴史、タイガービール工場にて醸造されるビールの数々、獲得した受賞歴を、モニターやショーケースを見ながら説明を受けます。
タイガービールは1932年に誕生、現在はアジアを始めとしてヨーロッパやアメリカ、中東など75カ国以上で飲まれています。
続いて、ビールの原料となるモルト、ホップ、イースト、水について、実物を見て触って香りながらの説明。
工場内に足を踏み入れるも、工場内は撮影は不可です。
タイガービール工場見学の象徴でもある横倒しになったタイガービール瓶。
この中に入ると、タイガービールのパッキングについてのビデオ鑑賞。
映像に出てくる社長と、ガイドさんとのやり取りがありますが、何度もこなして熟練度が高いからかタイミングが完璧。
The Perfect Serve!
ツアーガイドの方が、生タイガービールをグラスに注ぐ実演を行います。
グラスを手渡されるので、見よう見まねで、生タイガービールを注ぎましょう。
ビールサーバーから注いだ、生タイガービール。
最後はレバーをぐっと押し込んで、頂点にクリーミーな泡をのせれば完成。
工場の敷地内なので原料が新鮮だからなのか、あるいは自分で注いだからなのか。
この生タイガービールが、実に、異常なほど美味しい!
この1杯もしっかりツアー料金に含まれているので、遠慮なくグラスを傾け、喉の渇きを癒しましょう。
ビール飲み放題 The Tiger Tavern
そして待ちに待った、45分のビール飲み放題。
場所はTiger Tavern。
空間、家具調度品、しつらえが素晴らしい。
最初の一杯のみ生タイガービール。
二杯目からは、缶ビールをグラスに注いでもらう形となります。
飲み放題で飲める銘柄はタイガービール、ABCスタウト、アンカー、アーキペラゴ、バロンズストングブリュー、ギネス、ハイネケン。
注文する際は使用したグラスを飲み干し(空に)して引き換えに注文。
別料金(1杯S$6.00、2杯S$10.00)を支払えば、デスペラードス、エルディンガー、キルケニー、キリン、ソル、ストロングボウなどの輸入ビールを楽しむことも可能。
おつまみなどのスナックも別途販売しています。
途中から、工場見学ツアーに参加していないインド系の人たちも団体で店内に入り、ビールを楽しんでました。
もしかすると、ツアー料金を支払って飲み放題だけ体験しているのかも。
2回目以降は、それはそれで良いですね!
酒税が高いシンガポールは、おのずとお酒の金額が高い。
セブンイレブンでも、タイガービール350ml缶で「S$5」のお値段。
45分飲み放題でS$18.00なら、浴びるように飲めば、元が取れます。
そう、浴びるように飲めば。
ショップでは、タイガービールのオリジナルグッズの販売があります。
栓抜きとタイガービア缶の形をしたペンを買いました。
お土産にどうぞ。
タイガービール工場の場所・行き方・アクセス
タイガービール工場はシンガポールの西の西、トゥアスにあります。
トゥアスのイミグレーションまでわずか1km、マレーシア側まで3.7kmという西の果て。
EastWest LineのJoo Koon駅(ジュークーン)から路線バス「182線」または「182M線」で約10分、「Asia Pacific Brewery」で下車します。
複数人の場合はタクシーを利用するのもいいでしょう。
「Boon Lay駅(ブーンレイ)から路線バス182番線が出ている」という情報を見たので、一度Boon Layで降りてバス乗り場で路線番号を探したのですが、ありませんでした。
ご注意ください。
おわりに
シンガポールの中心地からは離れていますが、タイガービールファン・ビール好きの方はきっと楽しめると思います。
ここを訪れた時だけは、ビールを浴びるように飲みましょう。