15,000人を収容できるクアラルンプールの国立モスク「マスジッドネガラ(Masjid Negara)」へ。
マレーシア国立モスク Masjid Negara
クアラルンプールにあるマレーシア国立モスク(Masjid Negara、Nasional Mosque of Malaysia)。
最大収容人数は15,000人、敷地面積は13エーカー(53,000㎡)と広大な敷地を誇るモスクです。
1965年に完成。
Lonely Planetによれば、サウジアラビアのメッカにあるマスジッド・アル・ハラーム(Masjid al-Haram)からインスピレーションを得ているのだとか。
モスクの建物の壁面やミナレットに入った幾何学模様のデザイン。
高さ73mの尖塔、ミナレット。
お祈りの時間帯には上部に設置されたスピーカーから音が流れ、その音はチャイナタウンでも聴こえるようです。
礼拝堂上部には鮮やかな青色が特徴的な「十六角形」の屋根。
Lonely Planetを含むガイドブックを見ると「十八角形(マレーシアの13州とイスラム教の五行を足した数)の屋根」との記載。
JTBのウェブサイトに至っては、「十四角形(マレーシアの13州と連邦直轄領クアラルンプールを足した数)」、と。
さて、何が真実か。
ぜひ、ご自身の目でご確認ください!
ミナレットと礼拝堂の屋根のデザインについては「閉じた傘」と「開いた傘」からインスピレーションを得ているもの。
礼拝堂
礼拝堂の内部(内部への入場は不可)。
霊廟
モスクの敷地西側に設けられた、National Heroesの霊廟。
マレーシアの発展に貢献した首相、副首相が眠っています。
マレーシア国立モスクの入場時間
月〜木、土日 | 9:00〜12:00、15:00〜16:00、17:30〜18:30 |
金 | 15:00〜16:00、17:30〜18:30 |
マレーシア国立モスク入場時の服装について
イスラム教には厳しい戒律があるため、モスクの入場の際には観光客もドレスコードを守る必要があります。
肌の露出を避けるためのローブは、入り口で無料でレンタルできます。
女性の場合はローブのレンタルが必須になります。
男性の場合は半袖シャツは問題ないですが、ハーフパンツはNGのためローブをレンタルしましょう。
スーツケースなどの手荷物は、入り口で預けることができます。
マレーシア国立モスクの場所・行き方・アクセス
マレーシア国立モスクはKTMクアラルンプール駅から徒歩4分。
駅からは地下通路で大通りを渡ります。
国立モスクからはムルデカスクエアも徒歩圏のため、合わせて観光するのもよいと思います。
おわりに
モダンな要素をふんだんに取り入れたデザインは、一般的にイメージするモスクのそれとはまた異なり、見応えがあります。
風が抜けるよう通気性が考慮されており、つるつるに磨かれひんやりとした床もあいまって、外の気温が30℃超えでも涼しく感じる不思議。
クアラルンプール市街にほど近いため、「プトラジャヤのピンクモスク」や「シャーアラムのブルーモスク」よりも気軽を訪れやすいです。