さっぽ長い冬を越え、待ち焦がれた北海道の春。
札幌中島公園の敷地内にある桜、ライラックの写真を掲載しています。
札幌中島公園の桜 Cherry Blossoms in Sapporo Nakajima Park
本州から遅れること約1ヶ月、北の大地を訪れた春の陽気。
桜を観賞するため、札幌の大通・すすきのから徒歩でアクセスできる中島公園(Nakajima Park)を訪れました。
中島公園は札幌市民の憩いの場。
札幌を代表する桜の名所ではないものの、観光客も気軽に訪問できる立地です。
札幌の憩いの場 中島公園 Nakajima Park, Sapporo
中島公園には、5種類の桜があります。
- エゾヤマザクラ
- シダレザクラ
- チシマザクラ
- ソメイヨシノ
- ヤエザクラ
最も開花が早いのは、北海道内にもともと生えているエゾヤマザクラ。
花と葉が同時に出てくるのが特徴です。
中島公園内の桜の中では最も本数が多く、豊平館の前、日本庭園、札幌パークホテル前、北海道文学館前、中島体育センター前で見られます。
シダレザクラは日本庭園内、日本庭園隣にある藤棚の付近に。
チシマザクラも藤棚の近くに付近にあります。
ソメイヨシノは、札幌パークホテルの南側。
道の両脇に並びます。
ヤエザクラは豊平館南側の天文台近く。
中島公園内の桜の中では、開花のタイミングが最も遅い樹種です。
豊平館前のエゾヤマザクラ
こちらは豊平館前のエゾヤマザクラ。
開拓使により迎賓館・洋館ホテルとして築かれた歴史的建造物です。
パステルピンクの花びらとウルトラマリンブルーの組み合わせがよく映えます。
菖蒲池の南側から、エゾヤマザクラ越しの豊平館。
日本庭園のエゾヤマザクラ、シダレザクラ、ウメ
日本庭園内には、エゾヤマザクラとシダレザクラ。
満開のタイミングが重なり合うことはなさそうですが、シルエットの異なる桜の共演を楽しめます。
八窓庵の脇には、咲き始めの、紅梅。
窓に反射するウメ。
ウメ越しの、シダレザクラ。
藤棚付近のチシマザクラ
北海道の桜、チシマザクラ。
藤棚の近くにあります。
札幌パークホテル西側のエゾヤマザクラ
札幌パークホテル西側、エゾヤマザクラの並木。
シダレヤナギとの共演。
背景には有田焼の青磁タイルと、並びに動きを加えた特徴的なファサード。
中島体育センター近くのエゾヤマザクラ並木
中島体育センター近くのエゾヤマザクラ並木。
札幌パークホテル南側のソメイヨシノ並木
札幌パークホテルの南側に伸びるソメイヨシノの並木。
エゾヤマザクラが満開の頃に、ソメイヨシノは五分咲き程度。
エゾヤマザクラが散り始めた頃に、満開を迎えます。
エゾヤマザクラ越しのプレミアホテル札幌中島公園
菖蒲池南側の広場より。
エゾヤマザクラの向こうに、プレミアホテル中島公園札幌。
豊平館南側のヤエザクラ
中島公園内で最も遅咲きの、ヤエザクラ。
豊平館の南側に位置するなだらかな傾斜にあります。
ライラック Lilac
八重桜の花びらが風に吹かれて芝生の上で遊ぶ頃、札幌に初夏の訪れを告げるライラックの花が咲きます。
中島公園のライラックは全117株。
ライラックの向こうに、新緑をまとう藻岩山が見えます。
藻岩山は季節を写す鏡。
散りゆく八重桜越しに、牡丹の花、山内壮夫彫刻群の『笛を吹く少女』、華やかな香りを漂わせるライラック。
牡丹の花、ヤマツツジ
ライラックが花を咲かせるのと同時期に、日本庭園では牡丹の花とヤマツツジが見頃を迎えます。
藤棚
春の終わりに彩るのは、藤棚。
菖蒲池沿いに豊平館方面へ向かうと、ライラック越しに揺れる藤の花を見つけることができます。