シンガポールの街中で見かける路線バス。
実際に路線バスに乗ってみたら、あら簡単!
シンガポール観光の移動手段として大変便利ですので、ここでは路線バスの乗り方や料金を写真を交えてご紹介します。
シンガポールの路線バス
シンガポール観光で街中を歩いていると至る場所に見かける路線バス。
路線バスは地下鉄と比較するとやや敷居が高そうに見えます。
しかし、実際に乗ってみると「簡単」なうえに「便利」です。
地下鉄MRTだけでなく、路線バスも上手く使いこなすことで、旅の幅が広がります。
シンガポールの路線バスは「SBS Transit」と「SMRT社」が運営しています。
いずれの路線バス会社も、仕組みは同じです。
路線バスのメリット
シンガポールにおける路線バスの利用メリットは、地下鉄MRTだけでは行きづらい場所や乗り換えが必要なルートにおいて「目的地へ直通でアクセス」できる点です。
シンガポール旅行で路線バスが役立つ場面をピックアップしてみると、
- マリーナベイサンズ⇆Vivo Cityの移動
- 市内⇆カトン地区の移動
- Khatib駅⇆シンガポール動物園(ナイトサファリ、リバーサファリ)の移動
- Ang Mo Kio駅⇄シンガポール動物園(ナイトサファリ、リバーサファリ)の移動
- Boon Lay駅⇄ジュロンバードパークの移動
- Tanah Melah駅⇄タナメラフェリーターミナルの移動(ビンタン島行きフェリー)
- Joo Koon駅⇆タイガービール工場見学の移動
例えば、プラナカン文化やラクサで有名なカトン地区は、最寄りのMRT駅から歩くと徒歩30分を要します。
そのためカトン地区への主な移動手段はタクシー or 路線バスとなりますが、路線バスを使えばサンテックシティからバスで19分、料金S$1.20弱でアクセス可能です。
また、マリーナベイサンズからセントーサ島へ移動する場合、MRTで移動する場合はチャイナタウンで乗り換えが必要となりますが、路線バスを使えばVivo City前のバス停まで直通わずか8分で結びます。
路線バスの時刻検索・乗車に必要なもの
路線バスを乗る際には下記2つを用意しておくとスムーズに乗りこなせます。
- シンガポールツーリストパス または Ez-Linkカード
- (ネット環境のある)スマホ・Google Maps
シンガポールツーリストパス または Ez-Linkカード
路線バスの運賃は乗車時に「ICカードまたは現金」で支払い可能です。
ただし現金の場合はICカードよりも運賃が高く、お釣りが出ないため乗車時に細かな小銭を用意しておく必要があります。
路線バス乗車のたびに小銭を用意しておくのは大変です。
そのため、MRT・路線バス乗り放題のシンガポールツーリストパス、またはICカードのEz-Linkカードを用意しておくのが無難です。Ez-Linkカード利用の場合はチャージ残高に余裕を!
(ネット環境のある)スマホ・Google Maps
シンガポールの路線バスは、バス時刻表がGoogle Mapsと連携しているため、Google Mapsで路線バスの運行ルートを検索できます。
「現在地」と「行き先」を入力するだけで、
- ルート
- 最寄りのバス停
- 路線番号
- バス停に次のバスが到着するまでの時間
- 乗車時間
- 下車するバス停
ほしい情報に瞬時にアクセス可能。
最短ルートを含む複数コースを表示してくれます。
シンガポールの路線バスは「車内アナウンス」および「次のバス停のモニター表示」が一切ありません。運行ルートとGPSで現在地を確認できるGoogle Mapsは必須といえるでしょう。
ネットの接続はSIMカードがコスパに優れて便利です。
チャンギ空港でのSIMカード購入は「シンガポール(チャンギ空港)でSIMカードを購入」をどうぞ。
- 現在地から徒歩1分のバス停「One Raffles Quay」から10、57、100、131番線のいずれかに乗車
- バスは5分後に乗車バス停「One Raffles Quay」に到着
- 乗車時間8分で「VivoCity」バス停に到着して下車
- 「VivoCity」バス停から徒歩3分でMount Faber Park入り口に到着。
乗車ルートと現在地をリアルタイムで把握できるので安心。
もちろんマップの拡大・縮小も可能です。
路線バスの乗り方
- バスが来たら手を挙げて「前方乗車口」から乗車
- シンガポールツーリストパスまたはEz-LinkカードでICカード読み取り機にタッチ
- 次の停車駅で降りる場合は「STOP」ボタンを押す
- シンガポールツーリストパスまたはEz-LinkカードでICカード読み取り機にタッチ
- 「後方降車口」から下車
Google Mapsで検索後、最寄りのバス停へ。
上記写真の場合、バス停名はopp Suntec City。
パネルの数字はすべて路線番号です。
路線ごとにルート・停留所が掲載されているので、時間に余裕があればチェックしてみましょう。
路線バスの上部に大きく路線番号が表示されています。
上記写真であれば16番線です。バスが近づいてきたら手を挙げます。
手を挙げないとそのまま行ってしまいます…。
シンガポールのバスは乗車口と降車口が決まっており、前方が乗車口、後方が降車口です。
シンガポールツーリストパスまたはEz-Linkカードを読み取り機にタッチ!
(現金支払いの場合は、小銭をオレンジ色のボックスに投入。
別の位置にあるオレンジ色のボックスから乗車券がプリントされるので受け取ります)
繰り返しになりますが、次の停車駅のアナウンスおよびモニター表示がないため、GPSによる現在地リアルタイム確認は必須です。
次の停車駅が降車するバス停の場合「STOP」のブザーを押します。
押さないと停まりません。
バスの前方のモニターに「STOPPING」が表示されれば次のバス停に停車するサイン。
バス停に停車後、「後方降車口前」にICカード読み取り機があるのでICカードをタッチ。
Ez-Linkカードの場合はタッチするとモニターに「運賃およびカード残高」が表示されます。
バスの「後方降車口」から下車します。
路線バスの料金
路線バスの運賃は乗車距離に応じて変わります。
SBS Transitの公式サイトに料金表があります。
今回の旅で路線バスに乗った時の運賃(一部)をメモしていたので、参考までに。
旅のルート | バス停 | 運賃(Ez-Linkカード) |
サンテックシティ→カトン地区 | opp Suntec City→opp 112 Katong | S$1.16 |
カトン地区→マーライオン公園 | Parkway Parade→One Bayfront | S$1.26 |
Boon Lay駅→ジュロンバードパーク | Boon Lay→Jurong Bird Park | S$1.92 |
Tanah Melah駅→タナメラフェリーターミナル | Tanah Melah→Tanah Melah Ferry Terminal | S$1.72 |
路線バスの時刻表(始発・終バス)
路線バスの時刻表および始発・終バス時刻はバス路線番号により異なります。
SBS Transitの公式サイトで路線ごとの始発・終バス時刻を検索可能。
ただし、Google Mapsで「現在地」「行き先」「出発時刻」を入力して検索した方が分かりやすく早いのでおすすめです。
2階建バス(ダブルデッカー)
路線バスはイギリス文化に倣ってか、1階建だけでなく2階建バス(ダブルデッカー)もあります。
2階建バス前方座席からの眺めは迫力満点!オープントップバス感覚でちょっとしたアトラクション気分を楽しめます。
2階の前方座席に空席があればぜひ座ってみてください。
2階に上がる階段の前には2階の空席数表示も。
ユーザーに優しい設計です。
おわりに
MRTだけでなく路線バスも使いこなすことで現地での観光プランに幅が出ます。
よい旅を!
おわりに…。
バス内もドリアンの持ち込み厳禁です!