シンガポールMRT地下鉄 路線図・ツーリストパス・ez-Linkカードまとめ

シンガポール MRTの乗り方

シンガポールの地下鉄MRT(Mass Rapid Transit)は、シンガポールを観光するのに便利な移動手段です。

このページでは、シンガポールの地下鉄MRTの路線図、切符の種類、乗り方について写真を交えて説明します。

シンガポールMRT(地下鉄)の路線図

シンガポール MRT 路線図

シンガポールMRT路線図(※クリックで拡大します)

2020年2月現在のシンガポールMRT路線図です。

MRT路線は5路線。

  1. North South Line
  2. East West Line
  3. North East Line
  4. Circle Line
  5. Downtown Line
MEMO

イーストコーストパークの北側を沿うように走るThomson East Coast Lineが現在工事中です。

MRT チケットの種類

MRTのチケットの種類は3種類。

  1. Standard Ticket
  2. ez-link Card
  3. Singapore Tourist Pass

今回、シンガポールに2週間長期滞在したので上記全部購入して使ってみました。
以下、各チケットの特徴をまとめます。

スタンダードチケット Standard Ticket

シンガポールMRT 切符

スタンダードチケット(Standard Ticket)は通常の切符(回数券)です。

1枚発行すると6回までチャージ(券売機で行き先を指定して運賃支払い)して利用できます。
スタンダードチケットは各駅に設置されている「券売機」で購入可能。

上記写真の通り「1回目に10セントのデポジットが加算」、「2回目に10セントのデポジットが返却」、「6回目に10セントの割引」を受けられます。

シンガポールではスタンダードチケットの乗車時とez-linkカードの乗車時で運賃が異なり、スタンダードチケットの方が運賃が高くつきます。

そのため、観光ルートによっては後述する「ez-linkカード」または「Singapore Tourist Pass」の方が移動料金を節約できるかもしれません。

MEMO

例:Changi Airport → Bayfront の場合
Standard Ticket Fare:S$2.30
ez-link Card Fare:S$1.69

ez-linkカード

シンガポール ez-Linkカード

ez-linkカード(ez-link Card)はチャージ式のICカード、日本で例えるならばSuicaやPASMOです。
ez-linkカードは駅のTicket Officeのみで購入可能(購入できるチケットオフィスは後述します)。

ez-linkカードの購入時にかかる費用は「デポジットS$5(返却なし)」+「運賃チャージ分S$7」のトータルS$12
チャージは最低金額S$10〜というのがややネックでしょうか。

ez-linkカードのメリットはStandard Ticketよりも運賃が安く、地下鉄MRTだけでなく路線バスでも利用できること。
シンガポールは路線バスも使いこなすと行動範囲が広がります。

シンガポールツーリストパス Singapore Tourist Pass

シンガポールツーリストパス Singapore Tourist Pass

シンガポールツーリストパス(Singapore Tourist Pass)は地下鉄MRTとLRT、公共の路線バスが乗り放題の鉄道パスです。

シンガポールツーリストパスの料金

タイプ 料金 デポジット 総額
1Day S$10 S$10 S$20
2Day S$16 S$26
3Day S$20 S$30

シンガポールツーリストパスのプランは1Day・2Day・3Dayの3種類。

ツーリストパスのデポジットはツーリストパス購入日から5日以内にカードを返却すると払い戻しを受けられます。

シンガポールツーリストパスのメリット

シンガポールツーリストパスのメリットは、

  • 切符の購入・チャージをする手間が省ける
  • コスト節約(乗車回数・ルートによる)
切符の購入・チャージをする手間が省ける

シンガポールMRTの券売機は(機械によりますが)S$5以下しか使えないことが多いため、旅の中で計画的に小額紙幣・小銭を残しておく必要があります。

乗車するたびに券売機で切符を購入する時間や小銭の管理をする手間を考えると、シンガポールツーリストパス(またはez-Linkカード)を購入してしまった方が時短になり、楽です。

コスト節約

今回、3Dayのシンガポールツーリストパスを購入して利用しました。

「ez-linkカードを購入した場合」とトータルコストを計算・比較してみた結果、移動コストはシンガポールツーリストパス利用時の方が田トータルS$1.86節約。
さらにez-linkカードとは違いシンガポールツーリストはデポジットの返却があるため、デポジット返却分も含めると実質S$6.86節約できたことになります。

1Day チャンギエアポート→ブギス(S$1.65)
ブギス→ラッフルズプレイス(S$0.77)
ラッフルズプレイス→シティホール(S$0.77)
ベイフロント→ブギス(S$0.77)
ブギス→ベイフロント(S$0.77)
ベイフロント→ラッフルズプレイス(S$0.77)
ラッフルズプレイス→ブギス(S$0.77)
2Day ブギス→ベイフロント(S$0.77)
ベイフロント→ブギス(S$0.77)
ブギス→オーチャード(S$0.87)
オーチャード→ブギス(S$0.87)
3Day ブギス→ラッフルズプレイス(S$0.77)
ラッフルズプレイス→シティホール(S$0.77)
ブラスバサー→プロムナード(S$0.77)

ez-linkカード&シンガポールツーリストパスの購入・返却場所

シンガポール MRT Ticket Office

ez-linkカードとシンガポールツーリストパスは主要駅16箇所のTicket Officeで販売しています。

すべての地下鉄駅で購入できるわけではないのでご注意ください。

Where to Buy|Singapore Tourist Pass

シンガポールツーリストパスの返却でデポジットを返してもらう際の窓口も、Ticket Officeのみとなります。
駅の改札横にあるPassenger Serviceでは受け付けてくれないので注意です。

スタンダードチケット・ez-linkカード・シンガポールツーリストパスのメリット・デメリットまとめ

タイプ メリット デメリット
スタンダードチケット 特になし 運賃が割高
券売機のチャージに時間を要する
ez-linkカード 運賃が割安
路線バスでも利用可
デポジットS$5の返却なし
最低チャージ金額はS$10〜
シンガポールツーリストパス 運賃が割安
購入後はチャージの手間なし
路線バスでも利用可
旅程によっては割高になる場合もある
デポジットの返却は16箇所のTicket Officeのみ

あくまでも観光スケジュールやルートによりますが、個人的にはez-linkカードまたはシンガポールツーリストパスを推奨します。

シンガポールの駅は券売機(チャージ機)の数が少ないため、スタンダードチケットの場合MRT乗車のたびに時間を削られるのが最大のネックです。

シンガポールMRT(地下鉄)の乗り方

シンガポールMRT チケットオフィス

ez-linkカード・シンガポールツーリストパスはチケットオフィスで購入します。

シンガポール MRT 券売機

スタンダードチケットの購入&チャージ、ez-linkカードのチャージは券売機で行います。
「Tickets」のマークが目印。

チャージの場合は「Place card here」にカードを置きます。

スタンダードチケットを新規購入する場合はは左の「Buy Standard Ticket」をタップ。

「Map」または「駅名(Station Name)」から検索可能。
ただし駅名を間違える可能性もあるのでマップから選択するのが無難です。

降車駅を選び、画面に出た金額を入れればOK。

改札に入る時も出る時もカードをセンサーにタッチ。
ez-linkカードの場合モニターに残高が表示されるのでチェックしておきましょう。

シンガポールの地下鉄は日本の地下鉄とは違い「時刻表」がありません。

駅のホームのモニターには「次の電車が到着するまでの時間」が表示されてます(色んな国の地下鉄に乗りましたが、地下鉄に時刻表があるのは日本しか見たことがありません)。

シンガポール MRTの車内

シンガポールの地下鉄は飲食厳禁です。
違反するとS$500の罰金!
他にもドリアンの持ち込みも禁止されています。

おわりに

シンガポールの地下鉄を乗りこなしてよい旅を!

シンガポールの路線バスの乗り方は「シンガポールの路線バスの乗り方と料金」、Grabについては「シンガポールでGrabを使ってみた感想」をあわせてどうぞ。


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