富良野の森の、奥の奥。
脚本家の倉本聰氏がプロデュースした森の中のバー、Soh’s Barへ。
Soh’s Bar
新富良野プリンスホテルの東側、白樺とカラマツの木陰に並ぶ15棟のログハウス「ニングルテラス」を抜け、ウッドチップが敷き詰められた坂道を下ります。
時間にして2分程度進み右手を見やると、TVドラマ『優しい時間』の舞台となった喫茶店「珈琲 森の時計」が目の前に。
目的地は、ここではありません。
さらに奥へ進むのです。
この先に、本当にバーなんてあるのか。
そう思い至り引き返しかけた頃に、現れます。
『前略おふくろ様』をはじめ、富良野三部作のドラマ『北の国から』『優しい時間』『風のガーデン』の脚本を手がけた倉本聰氏がプロデュースしたバー、Soh’s Bar。
五郎さんの家を思わせる石積みの外壁。
生い茂る蔓植物は、もはや建物と木々の境すら見失っていそうです。
新富良野プリンスホテルの案内に明記されており、バーの予約時にも念押しされました。
ここは、「喫煙目的店」。
愛煙家の倉本聰氏のプロデュースということもあり、森の中に佇む喫煙者のユートピアなのです。
www.princehotels.co.jp/shinfurano/restaurant/shos_bar/
新富良野プリンスホテルの宿泊者の場合、予約の際に「ホテルからバーへの無料送迎」についての案内があります。
もし健脚の方であれば、ぜひ徒歩で訪れていただきたい。
バーの中だけでなく、森の中を歩く時間から「体験」は始まっているからです。
『風のガーデン』
建物に入ると、右手の小上がりにバーカウンター、左手の半地下の場所にテーブル席が並びます。
バーカウンターは、ドラマ『風のガーデン』を観ていれば見覚えのある場所。
養蜂家の息子である石山修が、ガーデンの手入れを手伝う白鳥ルイを頻繁にデートへ誘っていた場所です。
半地下のテーブル席。
『風のガーデン』で、主人公の白鳥貞美と理容室こだまの小玉エリカが話していたシーンが蘇ります。
オリジナルカクテルを愉しむ
Soh’s Barのオリジナルカクテルと、チーズフォンデュを注文。
「優しい時間」。
グリーンティーのリキュールに、富良野産白ワインとミルクを合わせたオリジナルカクテルです。
倉本聰先生オリジナルカクテル「ラスティーペン 〜錆びれたペン〜」。
ジャック ダニエル ブラック(Old No.7)とドランブイ。
フードメニューはチーズフォンデュを注文。
チーズが余ったので、後で野菜を追加。
倉本聰氏のデスクを再現
倉本聰氏のデスクを再現したスペース。
店員さんにお話を訊いたところ、パイプやメガネは倉本聰氏が実際に使っていた愛用品だそうです。
ニッチには、『北の国から』をはじめとするシナリオ集が収められていました。
Soh’s Barの場所・行き方・アクセス
マップコード:919 553 364*72
新富良野プリンスホテルの駐車場から、ニングルテラスを抜けて徒歩約7分。
JR富良野駅から新富良野プリンスホテルまで車で6.4km、約12分。