樹齢200年超、北海道最古の藤と言われる天神藤(Tenjin Fuji)を鑑賞。
札幌市豊平区平岸の天神山緑地へ。
天神藤 Tenjin Fuji
札幌の中心部を流れる豊平川の東側。
札幌市豊平区平岸にある小高い山「天神山緑地」に隣接する、天神藤(Tenjin Fuji)です。
こちらの藤は、北海道開拓期に入植した先人が内地より持ってきたもの。
私有地の敷地内にあり、「NPO法人”天神藤”を守る会」が管理を行なっています。
風に揺れる藤棚を見上げながら歩いてみれば、すぐにも華やかな香りに包まれるでしょう。
可憐な藤の花もさることながら、生命力を示さんばかりの太い根も、非常に見ごたえがあります。
藤の花の開花時期は、5月下旬から6月上旬。
天神藤のリアルタイムの開花状況や最新情報については、「NPO法人”天神藤”を守る会」の公式ウェブサイト・SNSをご確認ください。
天神山緑地 Tenjinyama Park
天神山がある平岸は、開拓時代に岩手県奥州市水沢より入植があったエリアとして知られています。
天神藤に隣接する天神山緑地(Tenjinyama Park)は、開拓当時からの面影を残しており、視界が開けた場所からは札幌の近郊の山々を望めます。
天神藤鑑賞と合わせての散策におすすめです。
梢の向こうに、アイヌの人々がインカルシペと呼んだ、藻岩山。
円山と三角山。
札幌駅方面。
JRタワー、中島公園前のプレミアホテル中島公園札幌が見えます。
支笏湖方面、恵庭岳。
札幌岳方面。
相馬神社を抜けて。
御神木のシバクリは樹齢300年超。
坂道を下り、鳥居をくぐる。
左手に老舗の人気ラーメン店「さっぽろ純蓮 札幌本店」があります。
右手へ進むと、澄川駅へ。
澄川駅へ向かう途中、ひっそりと佇む「本願寺道路終点の碑」。
京都の本願寺の名がついた道路の終点が、なぜ札幌に?
ご興味がある方は「東本願寺北海道開拓錦絵ゆかりの地」をご覧ください。
北海道開拓初期の道路は、僧侶、旧士族と移民、アイヌの人々、そして囚人(網走監獄)によって築かれたのです。
天神藤の場所・行き方・アクセス
地下鉄南北線「南平岸駅」徒歩約12分
地下鉄南北線「澄川駅」徒歩約14分