リトアニア ヴィリニュス旧市街の目抜き通りにある5つ星ホテル、ホテル パカイ(Hotel Pacai)の宿泊記です。
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ホテル パカイ Hotel Pacai
かつては城壁に囲まれていたヴィリニュスの旧市街。
夜明けの門からヴィリニュス大公宮へと伸びるヴィリニュス旧市街の目抜き通り沿いにあるホテル、ホテル パカイ(Hotel Pacai)。
建物はポーランド・リトアニア共和国(1569〜1795)時代に影響力を持っていた貴族パカイ家の旧宅を改修したもの。
最も古い部分は1677年と、古い歴史を持ちます。
東側のDidžioji Street側から見たファサード上部には「Gozdava」というパカイ家の真っ赤な家紋が見えます。
宮殿時代の訪問者の顔触れは錚々たるもので、ロシア皇帝ピョートル1世、フランス皇帝ナポレオン、ロシア皇帝アレクサンドル1世、ポーランド王ヤン3世ソビェスキ。
(リトアニアが翻弄されてきた過去の歴史を考えれば、単に訪問したというだけであって、全員が歓迎されていたものとは思えませんが)
ホテル パカイは2018年春にオープンし、マリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)系列のDesign Hotelsに加盟しています。
全104室。
ホテルはヴィリニュス旧市街の中央付近に位置しているため、ヴィリニュス大聖堂・ウジュピス共和国・夜明けの門など、どこへ行くにも便利な立地です。
チェックイン時にリトアニア語で「Laba diena(こんにちは)」と伝えると、大変喜んでくれました。
その場でウェルカムドリンクの用意。
客室まではスタッフさんに荷物を運んでいただき、自分の片手にはシャンパンという、あまりない展開に。
途中に建物の説明をしてくれたりと、親切でフレンドリーです。
東側の通りDidžioji Streetに面している建物が、17世紀に建築された建物の部分。
ホテル パカイの公式サイトによると、建築主はリトアニアの軍司令官であるパカイ家のMykolas Kazimieras Pacas。
設計士、画家、彫刻家は、はるばるイタリアから呼びよせたそう。
パカイの邸宅だけでなく、リトアニアのバロック建築の傑作であるヴィリニュスの聖ペテロパウロ教会、カウナスのパジャイスリス修道院でも働いていたようです。
アーティストスタジオダブル Artist’s Studio Double
アーティストスタジオダブル(Artist’s Studio Double)。
客室の広さは22㎡。
ベッドルーム
シンプルな内装の客室。
高さのある幅木・天井部のスタイリッシュな間接照明・斜めのデザインのフローリングなど、要所要所にこだわりを感じられます。
ミニバー。
チェックイン時のウェルカムサービス。
バスルーム
アメニティ
レストラン 14 Horses brasserie
ヴィリニュスに到着した日の夜。
ホテルの到着時間が遅かったので、1Fのレストラン「14 Horses」で食事をすることに。
そうしたら、このレストランの食事が美味しいこと!
特に、キノコの盛り合わせ(ポートベロマッシュルーム、アンズダケ、ヒラタケ)トリュフオイルがけは絶品。
今回の北欧滞在では北欧のキノコと野菜の美味しさを知ることになりましたが、このレストランのキノコは決定打となりました。
朝食ビュッフェも美味しいです。
ホテル パカイの場所・行き方・アクセス
ヴィリニュス鉄道駅から徒歩15分。
ヴィリニュス長距離バスステーションから徒歩14分。
夜明けの門近くのバス停「Aušros vartai(ヴィリニュス空港行きのバスあり)」から徒歩9分。
感想・総評
ビリニュスのホテルの宿泊料金は、ヘルシンキやタリンと比較すると安いです。
今回の宿泊価格は2泊で€370でした。
ビリニュス旧市街中心部に位置しており、ビリニュス観光の拠点として申し分ありません。
スーパーマーケットのRimiも徒歩2分です。
また、冒頭にも書きましたが、このホテルのスタッフさんは皆が親切でフレンドリーです。
(レセプションの前にDesign Hotelsのカタログがあったので見ていたら、「これ、どうぞ」と一冊プレゼントしてくれました)
立地、サービス、レストラン、そしてビリニュスの古い歴史を知る建物。
どれをとっても素晴らしいホテルです。
住所:Didžioji g. 7, Vilnius 01128, Lithuania
電話番号:+370 5 277 0000
チェックイン:15:00〜
チェックアウト:〜12:00
