シンガポールのチャイナタウンエリアにあるホーカーズ「マックスウェルフードセンター(Maxwell Food Centre)」。
ここでは、マックスウェルフードセンターで食べたストール・料理をまとめます。
マックスウェル フードセンター Mawell Food Centre
シンガポールのチャイナタウンとタンジョンパガーの間にあるホーカーズ、マックスウェルフードセンター(Maxwell Food Centre)。
現地看板の説明文によれば、1929年に農産物の屋台を売るマックスウェルロードマーケットとしてスタートし、第二次世界大戦後は貧しい人々に格安(8セント)で食事を提供していたことが始まり。
現在のホーカーズに生まれ変わったのは1987年のことで、チャイナスクエアのホーカーズから移ってきました。
皆がお腹を空かせたお昼前後になると、30分以上行列ができる人気のストールもあります。
周辺のオフィスワーカーや観光客が訪れるのはもちろん、周辺に住む地元住民の方々も食べに来ているのが特徴です。
一家潮州魚粥・魚湯 Yi Jia Teo Chew Fish Porridge and Soup
マックスウェルフードセンターといえば、「チキンライス」と「お粥」。
しかしここでは、フィッシュスープからいきましょう。
一家潮州魚粥・魚湯(Yi Jia Teo Chew Fish Porridge and Soup)は、マックスウェルフードセンターの端にあるお店です。
お昼前後になると、待ち時間30分超の行列ができます。
しかも、並んでいる人々に観光客はほとんどおらず、地元の人かオフィスワーカーばかり。
海老・魚入りのフィッシュスープ(S$5)と、ライス(S$0.5)。
魚介の出汁がしっかり染み渡った、あっさりとした味わいの優しいスープ。
パクチーや春菊など、香りが強い野菜もたっぷり入ってます。
これは毎日食べても飽きない味です。
興味を引き付けるのは3種類の調味料。
シンガポール名物のホッケンミーのお供でもある甘い醤油系のソース+唐辛子(写真左)に、刻み生姜&刻みニンニク(写真中央)、クセが少ない発酵豆ソース(写真右)。
まずはスープの味を楽しみつつ、途中から調味料を入れて味を変えたり、付属のライスにのせるのも良いですね。
マックスウェルフードセンターで一番長い行列がありながら、観光客が一切並んでいない点も良いのではないでしょうか。
ここのストールの前は、地元民のタンクトップのおじさんが1人でフィッシュスープをたいらげたりしています。
その中にしれっと混ざり込んで食べるのも、ガイドブックに掲載されている旅プランとはひと味違ってて楽しい体験だと思います。
ストール番号:#01-66
営業時間:月〜土/11:00〜15:30
中国街五香贯肠 China Street Fritters
先述のフィッシュスープの向かいにあるお店、中国街五香贯肠(China Street Fritters)。
フィッシュスープを食べている時に相席だった地元の女の人に「これも美味しいから食べてみなさい」と声をかけられ、一口もらって美味しかったのを機に、後日再訪した際に注文。
写真は盛り合わせメニュー、S$4.5。
ソーセージ、エッグスライス、ミートロール。
とりわけ、紫蘇が中に入っていてサクサクした食感のミートロールがおすすめです。
そのままでもいけますし、辛味の効いたソースに漬けて味わうのもよし。
タイガービアのおつまみにも良いと思います。
ストール番号:#01-64
営業時間:火〜日/12:00〜19:30、月/定休日
真真粥品 Zhen Zhen Porridge
お粥の専門店、真真粥品(Zhen Zhen Porridge)。
シンガポールの食事の中でもチリクラブやチキンライス、ラクサ、ホッケンミーは華やかですが、正直お粥と聞いてもあまりピンとこない。
何度も訪れているシンガポールで、ずっと後回しにしてきたメニューのひとつ。
写真はチキン入りのお粥、SサイズでS$3。
これが、実に美味しい。
ただのお粥と思ってハードルを大きく下げていた分を加味したとしても、「このお粥がS$3なら毎朝の朝食はお粥が良いよね」というぐらいには。
箸が止まらないではなく、レンゲが止まらない。
ストール番号:#01-54
営業時間:5:30〜14:30
天天海南雞飯 Tian Tian Hainanese Chicken Rice
掲載していないガイドブックはない。
そう断言ができるほどに有名なチキンライスの名店、天天海南雞飯(Tian Tian Hainanese Chicken Rice)。
「シンガポールで食べたチキンライス」にも書いてますが、個人的にシンガポールで食べたチキンライスの中で一番美味しいチキンライスです。
マンダリンオーチャードに入る「チャターボックスのチキンライス」は美味しいですが、値段とのバランスを考えれば天天海南雞飯に軍配。
お昼時は10人以上の行列。
さらに土日であれば「20〜30分待ち」は覚悟しておいた方が良いでしょう。
ストール番号:#01-10/11
営業時間:火〜日/10:00〜20:00、月:定休日
阿仔海南雞飯 Ah Tai Hainanese Chicken Rice
こちらもチキンライスの名店、阿仔海南雞飯(Ah Tai Hainanese Chicken Rice)。
天天海南雞飯(Tian Tian Hainanese Chicken Rice)で働いていた従業員の阿仔が喧嘩別れして、2軒隣にオープンしたという。
どこの国でも、よくある話ですね。
阿仔海南雞飯は天天海南雞飯よりも行列が短く、値段も若干安い。
正直な話、目隠しして食べたらどっちとも分からないと思います。
天天海南雞飯の行列が長ければ、阿仔海南雞飯のチキンライスを食べてみてはどうでしょう。
ストール番号:#01-07
営業時間:水〜月/11:00〜20:00、火:定休日
マックスウェルフードセンターの場所・行き方・アクセス
現状、マックスウェルフードセンターには、最寄りといえる最寄り駅がありません。
Down Town LineのChinatown(DT19)、Telok Ayer(DT18)、East West LineのTanjong Pagar(EW15)。
いずれも、駅から歩くと10〜15分程度。
2021年には新線Thomson East Coast Lineが開通し、いずれは新駅「Maxwell駅」がオープンします。
それまでは、路線バス、Grab、タクシーで訪れる方法が一番便利かもしれません。
おわりに
色んなホーカーズを訪れましたが、付近にある綺麗なホーカーズ「ラオパサ」よりも、マックスウェルフードセンターの方が全体的に美味しいお店が多いと思います。
チャイナタウンやラッフルズプレイス、クラークキーにお立ち寄りの際は、少し足を伸ばしてマックスウェルフードセンターまで足を運んでみてはいかがでしょう。