札幌の中島公園内にある洋館、豊平館(Hoheikan)。
単独でも美しいウルトラマリンブルーの建物は、四季折々の花や自然と相まって、その表情を変化させます。
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豊平館 Hoheikan
「ウルトラマリンブルー」の鮮やかな青が美しい、豊平館(Hoheikan)。
1880年(明治13年)、開拓使により迎賓館・洋館ホテルとして創成川沿い(現在の札幌市民ホール)に築かれた由緒正しい歴史的建造物です。
1958年、中島公園の敷地内に移転。
1964年に国の重要文化財指定。
建物中央上部には、開拓使のシンボルである「赤い星」が輝く。
『皇太子殿下(大正天皇)豊平橋御通過の図』
1911年(明治44年)、皇太子殿下(大正天皇)が札幌へ行幸された際に豊平橋を通過した様子が描かれています。
天井から華やかな光を拡散するシャンデリアには、当時ガス灯の給油に使われていたコックが残っています。
「牡丹唐草」が用いられたカーテン(再現)は、京都西陣にて織られたもの。
漆喰を用いてデザインされたシャンデリアの吊り元。
洋館ホテル当時の客室、および明治天皇が宿泊した客室を再現しており、往年の旅行者の気分を楽しめます。
明治天皇が宿泊した客室。
移転前の豊平館の場所が記された地図(札幌グランドホテル資料館の模型)。
大通公園東端の北側にあります。
春の豊平館
春は、北海道のエゾヤマザクラとともに。
八重桜越しの豊平館。
桜のシーズンが終わり初夏の気配を感じる頃、豊平館前のヤマツツジが満開になります。
春の訪れ、札幌中島公園の桜とライラック Cherry Blossoms in Sapporo Nakajima Park
豊平館の場所・行き方・アクセス
地下鉄南北線「中島公園駅」1・3番出口 徒歩約4分
市電「中島公園通」徒歩約3分
札幌パークホテル敷地内にポロクルポートあり